工学実験Ⅱ

科目基礎情報

学校 大分工業高等専門学校 開講年度 2018
授業科目 工学実験Ⅱ
科目番号 30S214 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 情報工学科 対象学年 2
開設期 後期 週時間数 4
教科書/教材 「実験・演習マニュアル」情報工学科で作成.実験実施時に配布.エビスコム,HTML5&CSS3レッスンブック,ソシム.
担当教員 徳尾 健司,渡辺 正浩

到達目標

(1) HTMLとCSSを用いて,構造と視覚的デザインを持つ文書を作成できる.(レポートと作品,取り組み状況)
(2) 個人のWebサイトを制作し,情報を発信する技術を身につける.(レポートと作品,取り組み状況)
(3) コンピュータネットワークの基本的な構築ができる.(レポート,取り組み状況)
(4) インターネットアプリケーションに関して,基本的な設定と動作を説明できる.(レポート,取り組み状況)

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1HTMLとCSSについて,他者に説明できるレベルで理解している.HTMLとCSSを用いたレポート課題を全て提出している.HTMLとCSSを用いたレポート課題の提出率が6割未満である.
評価項目2制作するWebサイトにおいて,企画,技術またはデザインの面で創意工夫がみられる.授業で学んだ知識を用いてWebサイトを制作することができる.Webサイト制作の課題が未提出である.
評価項目3ネットワークの基本的な構築ができ,課題レポートの80%以上を提出している.ネットワークの基本的な構築ができ,課題レポートの60%以上を提出している.ネットワークの基本的な構築ができず,課題レポートの60%未満しか提出していない.
評価項目4各種サーバの基本的な構築ができ,実験レポートの80%以上を提出している.各種サーバの基本的な構築ができ,実験レポートの60%以上を提出している.各種サーバの基本的な構築ができず,実験レポートの60%未満しか提出していない.

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 (D1) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
本実験は,次の二部分から構成される:①Webページの構造を記述するHTMLとデザインを記述するCSSの書き方を学び,個人のWebサイトを制作する.②OSのインストールやネットワークの設定方法を学び,通信できることを確かめる.また,各種サーバを構築する.

(科目情報)
授業時間 39時間
関連科目 工学実験Ⅰ,工学実験Ⅲ,工学実験Ⅴ,Ⅵ
 
授業の進め方・方法:
第1~6週:Webサイト制作(徳尾)/第7週:関連企業見学(徳尾・渡辺)/第8~13週:ネットワーク(渡辺)

(再試験について)
原則として行わない.
 
注意点:
(履修上の注意)
(1) 実験室への移動および実験中は作業着 (上着) を着用し,実験開始時刻までに到着しておくこと.
(2) 作品およびレポートは指示された期限までに提出すること.止むを得ない事情がある場合は,指導者へその旨を事前に申し出ること.これらは評価の対象になる.

(自学上の注意)
授業中に終わらなかった作業は次回までに各自で完了しておくこと.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 [Webサイト制作]
Part 1  HTML (1)
HTMLの基本を理解し,簡単なWebページを作成する.
2週 Part 2  CSS (1) CSSの基本を理解し,Webページの視覚的デザインを考える.
3週 Part 3  HTML (2) リンク,画像,リストを用いてWebページを作成する.
4週 Part 4  CSS (2) CSSを用いたレイアウトデザインを理解する.
5週 Part 5  JavaScript (1) JavaScriptを用いた動的なWeb ページを作成する.
6週 Part 6  JavaScript (2)
個人Webサイトの制作
JavaScriptを用いた動的なWeb ページを作成する.
本実験の始めから演習してきた内容を作品にまとめ,与えられた課題の作品を完成する.
7週 関連企業見学
8週 [ネットワーク]
(1) コンピュータネットワークの基礎
WIndows10のインストール・設定を行い,コンピュータネットワークの基礎的な知識や技術を習得する.
4thQ
9週 (2) Linuxの基本操作 WindowsパソコンのターミナルエミュレータからLinuxサーバにログインし,Linuxの基本操作について学ぶ.
10週 (2) Linuxの基本操作 Linuxのファイル操作について学ぶ.
11週 (2) Linuxの基本操作 Linuxのviエディタの使用法とファイル転送について学ぶ.
12週 (3) Linuxサーバの構築 Linuxサーバのインストールと設定を行い,Linuxで提供される機能とその用途について学習する.
13週 (4) LinuxとWindowsのネットワーク DHCPサーバ,ファイルサーバ,Webサーバを構築し,ネットワークを通して,他の情報源にアクセスする機能について学ぶ.
14週
15週
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法)工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法)物理、化学、情報、工学における基礎的な原理や現象を明らかにするための実験手法、実験手順について説明できる。2後1,後2,後3,後4,後5,後6,後8,後9,後10,後11,後12,後13
実験装置や測定器の操作、及び実験器具・試薬・材料の正しい取扱を身に付け、安全に実験できる。2後1,後2,後3,後4,後5,後6,後8,後9,後10,後11,後12,後13
実験データの分析、誤差解析、有効桁数の評価、整理の仕方、考察の論理性に配慮して実践できる。2後1,後2,後3,後4,後5,後6,後8,後9,後10,後11,後12,後13
実験テーマの目的に沿って実験・測定結果の妥当性など実験データについて論理的な考察ができる。2後1,後2,後3,後4,後5,後6,後8,後9,後10,後11,後12,後13
実験ノートや実験レポートの記載方法に沿ってレポート作成を実践できる。2後1,後2,後3,後4,後5,後6,後8,後9,後10,後11,後12,後13
実験データを適切なグラフや図、表など用いて表現できる。2後1,後2,後3,後4,後5,後6,後8,後9,後10,後11,後12,後13
実験の考察などに必要な文献、参考資料などを収集できる。2後1,後2,後3,後4,後5,後6,後8,後9,後10,後11,後12,後13
実験・実習を安全性や禁止事項など配慮して実践できる。2後1,後2,後3,後4,後5,後6,後8,後9,後10,後11,後12,後13
個人・複数名での実験・実習であっても役割を意識して主体的に取り組むことができる。2後1,後2,後3,後4,後5,後6,後8,後9,後10,後11,後12,後13
共同実験における基本的ルールを把握し、実践できる。2後1,後2,後3,後4,後5,後6,後8,後9,後10,後11,後12,後13
レポートを期限内に提出できるように計画を立て、それを実践できる。2後1,後2,後3,後4,後5,後6,後8,後9,後10,後11,後12,後13
専門的能力分野別の専門工学情報系分野情報通信ネットワーク主要なサーバの構築方法を説明できる。4後12,後13
ネットワークを構成するコンポーネントの基本的な設定内容について説明できる。4後8,後12,後13
SSH等のリモートアクセスの接続形態と仕組みについて説明できる。4後9,後11,後12,後13

評価割合

作品取り組み状況合計
総合評価割合8020100
基礎的能力8020100