プログラミング基礎Ⅱ

科目基礎情報

学校 大分工業高等専門学校 開講年度 平成29年度 (2017年度)
授業科目 プログラミング基礎Ⅱ
科目番号 10017 科目区分 専門 / 必修
授業形態 演習 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 情報工学科 対象学年 2
開設期 前期 週時間数 4
教科書/教材 荒木,久保,小矢,「基礎から学ぶCプログラミング」,共立出版
担当教員 靏 浩二

到達目標

(1) C言語における文法とプログラミングの流れを説明できる (定期試験と自宅課題・小テスト)
(2) C言語の命令を組み合わせて,複雑なプログラムを作成できる (定期試験と自宅課題・小テスト)
(3) 他の人の書いたプログラムの処理の内容を理解し,可読性の高いプログラムを作成ができる(定期試験と自宅課題・小テスト)
(4) プログラムを計画し,自主的かつ継続的に作成できる(総合演習・レポート)

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1C言語における文法とプログラミングの流れを詳しく説明できるC言語における文法とプログラミングの流れを説明できるC言語における文法とプログラミングの流れを説明できない
評価項目2C言語の命令を組み合わせて,複雑なプログラムを作成できるC言語の命令を組み合わせて,プログラムを作成できるC言語の命令を組み合わせて,複雑なプログラムを作成できない
評価項目3他の人の書いたプログラムの処理の内容を理解し,可読性の高いプログラムを作成ができる他の人の書いたプログラムの処理の内容を理解し,可読性のあるプログラムを作成ができる他の人の書いたプログラムの処理の内容を理解することができず,可読性の高いプログラムを作成ができない
評価項目4ログラムを計画し,自主的かつ継続的に作成できるログラムを計画し,継続的に作成できるログラムを計画し,自主的かつ継続的に作成できない

学科の到達目標項目との関係

情報技術、専門工学の基礎を身につける 大分高専学習教育目標(B2) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
本授業では,C言語のプログラミング技術について学ぶ.大きなプログラムの作成をC言語で行える方法を習得し,各自がプログラムを作成することにより,ソフトウェア開発力を養う.授業は,講義と演習をセットで実施し,講義で習った内容についての演習・自宅課題を行うことにより実践的に理解する
授業の進め方・方法:
前半は、演習と小テスト、自宅課題によってC言語のプログラミングを理解する.後半は総合演習で200-300行程度の長いプログラムを作成する.
注意点:
(1) 積極的に取り組む 質問はいつでも受け付ける
(2) 作業着(上着)を着用する
(3) 自宅課題を教員に指定された期日までに提出する
(4) 小テストは必ず提出し,指示された要件を満たす
(5) 配布された小テスト・プリントを綴じるファイルを準備する
(6) 流れ図作成用のテンプレートを持参する

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 1年次の復習 入出力,分岐,反復,配列などC言語の基本プログラムを作成できる
2週 ポインタ アドレスとポインタの関係,配列とポインタの違いを理解する
3週 ポインタ 関数におけるポインタの利用方法を理解する
4週 文字列 文字列とポインタの関係,文字列の使い方を理解する
5週 文字列 文字列を扱うコマンドを使えるようになる
6週 文字列復習 孤児列を使ったプログラミングができるようになる.
7週 造体と共用体,ファイル処理 構造体,共用体の宣言,メンバの参照および構造体配列を理解する
8週 総合演習(C言語の総まとめ) 1年間学んできたC言語のコマンドを用いて,少し大きなプログラムを計画し,作成する
2ndQ
9週 前期中間試験
10週 前期中間試験の解答と解説
総合演習 プログラムの構想
比較的長いプログラム作成の練習のため、テトリスを理解する.
11週 総合演習 プログラムの実装 関数に分けて理解しやすいプログラムを作成できる
12週 総合演習 プログラムの実装 自分で計画してプログラムを作成できる
13週 総合演習 プログラムの実装
プレゼンテーションの基礎を学ぶ
プレゼンテーション技術、質問技術について学ぶ
14週 発表・審査会 作成したプログラムの概略をわかりやすく発表できる.
15週
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度総合演習その他合計
総合評価割合3010003030100
基礎的能力201000301070
専門的能力1000002030
分野横断的能力0000000