到達目標
(1) データベースの考え方を理解する(定期試験)
(2) データベースの構築の仕方を理解する(定期試験)
(3) データベースにおける情報検索の技術を理解する(定期試験)
(4) 例題を通して,現実の問題に対するデータベースの適用の仕方を理解する(課題)
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | データベースの考え方を理解し説明できる | データベースの考え方を理解する | データベースの考え方を理解できない |
評価項目2 | データベースの構築の仕方を理解し説明できる | データベースの構築の仕方を理解する | データベースの構築の仕方を理解できない |
評価項目3 | データベースにおける情報検索の技術を理解し、コーディングできる | データベースにおける情報検索の技術を理解する | データベースにおける情報検索の技術を理解できない |
評価項目4 | 例題を通して,現実の問題に対するデータベースの適用の仕方を理解し、コーディングできる | 例題を通して,現実の問題に対するデータベースの適用の仕方を理解する | 例題において,現実の問題に対するデータベースの適用の仕方を理解できない |
学科の到達目標項目との関係
自主的,継続的に学習する能力 JABEE基準1(2)(g)
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(分野別要件(工学(融合複合・新領域))基礎工学の知識・能力 JABEE基準2.1(1)
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情報技術、専門工学の基礎を身につける 大分高専学習教育目標(B2)
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教育方法等
概要:
データベースは,マーケティングや知識発見に利用される統計解析やデータマイニング手法の根底を支える技術である.近年,データベースの理解と操作技能は,工学・ビジネスの様々な分野において特に重要なものとして位置付けられている.また,高度情報社会においては,膨大な情報の中から適切な情報を的確に収集する技能も要求される.特に,データベースを扱うためには,データの本質を理解する習慣が重要である.本講義では,多数の業務で使われているリレーショナルデータベースを対象として,“不可視”なデータを取り扱う技能を習得し,利用者の立場から情報システムを設計できる技術の習得を目標とする.SQL操作に関しては,実習のためのより多くの時間を提供することにより,“知識”を超越した“実践力”を身に付ける.SQLについては,基本情報処理技術者試験を越えた知識の習得を目指す.
授業の進め方・方法:
達成目標の(1)~(4)について,2回の定期試験と課題で評価する.
課題提出60% 以上かつ総合評価60点以上を合格とする.
総合評価 = (定期試験の平均)×0.7 + (課題の平均)×0.3
再試験は前期末終了後の適切な時期に実施する.
注意点:
1つ1つの概念をしっかり理解すること.
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
データベースの基本概念 |
情報システムによる問題解決の手段としてのデータベースの位置づけ,単なるデータの集まりとデータベースとの差異を述べ,次にデータ論理表現と物理表現の違い,データとプログラムとの相互独立の概念について理解する
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2週 |
データベースのモデル |
階層モデル,ネットワークモデル,関係モデルについて理解する
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3週 |
関係データベースの基礎 |
関係データモデルについて理解する
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4週 |
リレーショナルデータベース(1) |
リレーショナルデータベースについて概念を理解する
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5週 |
リレーショナルデータベース(2) |
リレーショナルデータベースについて利用法を理解する
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6週 |
リレーショナルデータベース(3) |
リレーショナルデータベースについて応用を理解する
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7週 |
言語SQL(1) |
言語SQLを理解する
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8週 |
言語SQL(2) |
言語SQLを実際に使えるようになる
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2ndQ |
9週 |
前期中間試験 |
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10週 |
前期中間試験の解答と解説 データベースの設計(1) |
データベースの設計方法について理解する
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11週 |
データベースの設計(2) |
データベースの設計方法について理解する
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12週 |
トランザクション管理 |
データベースを正常な状態に維持するための同時実行制御と障害回復について理解する
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13週 |
データベース管理システム |
データベース管理システムの概要とデータベースの格納方法,問合せ処理方法について理解する
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14週 |
データベースシステムの発展 |
データベースにおける新しい話題を学ぶ
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15週 |
前期期末試験 |
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16週 |
期期末試験の解答と解説 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 70 | 0 | 0 | 0 | 30 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 20 | 0 | 0 | 0 | 10 | 0 | 30 |
専門的能力 | 50 | 0 | 0 | 0 | 20 | 0 | 70 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |