多変量解析

科目基礎情報

学校 大分工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 多変量解析
科目番号 1483 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 情報工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 永田 靖,棟近雅彦,「多変量解析法入門」 (サイエンス社)
担当教員 靏 浩二

到達目標

(1) データ処理技術における,多変量解析技術の重要性を説明できる (定期試験と課題)
(2) 多変量解析に関する理論と実際の応用例について説明でき,自主的・継続的に学習できる(定期試験と課題)
(3) 各種解析法を用いて分析した結果について,特徴や適用分野を説明できる (定期試験と課題)
(4) 統計的方法を用いて比較的少ないデータを解析し,特徴や傾向を導出して説明できる (定期試験と課題)

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1データ処理技術における,多変量解析技術の重要性を詳細に説明できるデータ処理技術における,多変量解析技術の重要性を説明できるデータ処理技術における,多変量解析技術の重要性を説明できない
評価項目2多変量解析に関する理論と実際の応用例について説明でき,自主的・継続的に学習できる多変量解析に関する理論と実際の応用例について説明でき,継続的に学習できる多変量解析に関する理論と実際の応用例について説明できっず,自主的・継続的に学習できない
評価項目3種解析法を用いて分析した結果について,特徴や適用分野を詳細に説明できる種解析法を用いて分析した結果について,特徴や適用分野を説明できる種解析法を用いて分析した結果について,特徴や適用分野を説明できない
評価項目4統計的方法を用いて比較的少ないデータを解析し,特徴や傾向を導出して詳細に説明できる統計的方法を用いて比較的少ないデータを解析し,特徴や傾向を導出して説明できる統計的方法を用いて比較的少ないデータを解析できず,特徴や傾向を導出して説明できない

学科の到達目標項目との関係

自主的,継続的に学習する能力 JABEE基準1(2)(g) 説明 閉じる
(分野別要件(工学(融合複合・新領域))基礎工学の知識・能力 JABEE基準2.1(1) 説明 閉じる
情報技術、専門工学の基礎を身につける 大分高専学習教育目標(B2) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
多変量解析は、多くのデータから統計的手法を用いて,データ間の相関や特徴などを抽出して分析する手法です.情報化社会の進展に伴い,日々生み出される膨大なデータを,多変量解析の手法を用いて分析し,その結果が経営や医学,生命工学など多くの分野で活用されています.本講義においては、各種の多変量解析の手法を比較的小規模のデータを用いて説明し,多変量解析の概念と基本的な使い方を習得することを目的とします.
授業の進め方・方法:
多変量解析の理解に必要な確率と統計,線形代数について各自で復習しておくこと
注意点:
・講義の途中で,何時でも質問してよいことにする
・関数電卓を使うことがあるので,授業と試験の時は用意しておくこと
・教室で授業を行うが、情報システム実験室を使うことがある

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 多変量解析に関する導入 多変量解析を理解するのに必要となる統計的知識を確認する
2週 単回帰分析 単回帰分析の方法を理解する
3週 重回帰分析 重回帰分析方法を理解する
4週 重回帰分析 変数がp個の場合の重回帰分析方法を理解する
5週 数量化1類 数量化1類の方法を理解する
6週 判別分析 判別分析の方法を理解する
7週 数量化2類 判別に用いるデータが,質的変数の場合について理解する
8週 前半の復習とコンピュータ利用による演習 コンピュータを用いて解析できる
2ndQ
9週 前期中間試験
10週 前期中間試験の解答と解説
主成分分析
主成分分析の方法を理解する
11週 数量化3類 数量化3類の方法を理解する
12週 多次元尺度構成法 多次元尺度構成法の方法を理解する
13週 クラスター分析 クラスター分析の方法を理解する
14週 後半の復習とコンピュータ利用による演習 コンピュータを用いて解析できる
15週 前期期末試験
16週 前期期末試験の解答と解説

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオ課題合計
総合評価割合80000020100
基礎的能力2000001030
専門的能力6000001070
分野横断的能力0000000