到達目標
(1) 太平洋諸国の地理と歴史が説明できる.(前期中間試験)
(2) 天気図が解読できる. (前期中間試験)
(3) 波の性質、津波と高潮の特徴を説明できる. (前期中間試験)
(4) 海水中の無機化学組成を説明できる.(前期中間試験)
(5) 海洋中での炭素循環が説明できる. (前期期末試験)
(6) 海洋生態系の現状と危機が説明できる.(前期期末試験)
(7) 大気汚染等の現状と発生源が説明できる.(前期期末試験)
(8) 我が国の海洋政策の現状と課題が説明できる.(前期期末試験)
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 太平洋諸国について説明できる. | 海に関する地理と歴史が理解できる. | 海に関する地理と歴史が説明できない. |
評価項目2 | 天気図が解読できる. | 気圧と風の関係が理解できる. | 風の吹き方が理解できない. |
評価項目3 | 津波などの特徴が説明できる. | 波の性質が理解できる. | 波の性質が理解できない. |
評価項目4 | 海水の化学組成が説明できる. | 海水の化学組成が理解できる. | 海水の溶存成分が理解できない. |
評価項目5 | 海洋の炭素循環が説明できる. | 海洋の炭素循環が理解できる. | 生物と炭素の関係が理解できない. |
評価項目6 | 海洋生態系が説明できる. | 海洋生態系が理解できる. | 海洋生態系が理解できない. |
評価項目7 | 地球環境問題が説明できる. | 地球環境問題が理解できる. | 地球環境問題が理解できない. |
評価項目8 | 海洋政策が説明できる. | 海洋政策が理解できる. | 説海洋政策か明できない. |
学科の到達目標項目との関係
学習・教育到達度目標 (B2)
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JABEE 2.1(1)③
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教育方法等
概要:
海は,時に近寄り難い状態になり,人類に災害を与える.しかし海は.人類に恩恵を与えてくれる有難い存在でもある.海に囲まれた我が国において,我々は海と向き合わざるを得ない.昭和50(1975)年に開催された沖縄国際海洋博覧会を契機として,「地球に残された資源の宝庫“海”の活用が,今後の人類の生存に係わる重要な問題となるであろう」という認識が,我が国にも広まることとなった.生活を支える水産食糧資源,エネルギー・鉱物・貴金属などの物質的資源,スポーツ・レジャー・憩いの場の提供といった観光資源など,それらの海洋資源の開発は今日どこまで進展したのであろうか.
分野によっては,約40年前の海洋博当時は夢に過ぎなかったことが実現している.一方40年前にはほとんど議論されていなかった課題(例えば地球環境問題)への対応が新たに追加された.
今後の海洋資源開発の動向を議論する際に必要となる,海洋科学関連の様々な分野について学習する.
授業の進め方・方法:
教科書は全ての授業項目と内容を含む訳ではないので,板書した内容は必ずノートに記録すること.
注意点:
色鉛筆(12色以上)を持参すること.
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
総論:海洋知識の受け皿つくり |
海の広さ、関連の多様さをイメージする
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2週 |
総論:海難事故概論 |
海で遭遇する災害の種類を理解する
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3週 |
気象学:気圧と風の関係 |
海で遭遇する災害の種類を理解する
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4週 |
気象学:天気図 |
天気図中への等圧線の描き方を体得する
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5週 |
気象学:天気図その2 |
天気図から、風の吹き方が予測できるようになる
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6週 |
海岸防災:波、津波、高潮 |
波の基本性質を理解する
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7週 |
海洋化学:海水中の塩分とは? |
溶存無機化学成分を理解する
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8週 |
海洋生化学:海洋での炭素循環とは? |
炭素が、水圏や生物圏を循環する姿をイメージする
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2ndQ |
9週 |
前期中間試験 |
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10週 |
前期中間試験の解答と解説 海洋生物学:バイオマスとは? |
分からなかった部分を把握し理解する. 植物プランクトンの光合成と食物連鎖を理解する
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11週 |
海洋生物学:海洋生態系の危機とは? |
海洋での生物多様性と生態系危機を理解する
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12週 |
地球環境問題:地球規模の環境問題 |
大気圏を含む物質循環と生態系危機の関係を理解する
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13週 |
海洋政策:海洋基本法と海洋基本計画 |
我が国の海洋政策全体の枠組みとその中身を理解する
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14週 |
海洋政策:海洋資源開発の現状 |
我が国の海洋資源開発の現状と課題を知る
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15週 |
前期期末試験 |
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16週 |
前期期末試験の解答と解説 |
分からなかった部分を把握し理解する.
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 建設系分野 | 水理 | 津波と高潮の特徴を説明できる。 | 4 | 前6 |
波の基本的性質を説明できる。 | 4 | 前6 |
環境 | 地球規模の環境問題を説明できる。 | 4 | 前12 |
大気汚染の現状と発生源について、説明できる。 | 4 | 前12 |
生物多様性の現状と危機について、説明できる。 | 4 | 前11 |
生態系の保全手法を説明できる。 | 4 | 前12 |
生態系や生物多様性を守るための施策を説明できる。 | 4 | 前11 |
物質循環と微生物の関係を説明できる。 | 4 | 前12 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 100 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 100 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |