コンクリート構造学Ⅱ

科目基礎情報

学校 大分工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 コンクリート構造学Ⅱ
科目番号 30C518 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 都市・環境工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 戸川一夫,他,「コンクリート構造工学(第4版)」,森北出版
担当教員 一宮 一夫

到達目標

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1曲げモーメントと軸力を受ける部材の計算をほぼ完全にできる曲げモーメントと軸力を受ける部材の計算ができる曲げモーメントと軸力を受ける部材の計算ができない
評価項目2耐久設計の説明と計算をほぼ完全にできる耐久設計の説明と計算ができる耐久設計の説明と計算ができない
評価項目3疲労の説明と計算をほぼ完全にできる疲労の説明と計算ができる疲労の説明と計算ができない
評価項目4耐震設計の説明をほぼ完全にできる耐震設計の説明ができる耐震設計の説明ができない
評価項目5一般構造細目の説明をほぼ完全にできる一般構造細目の説明ができる一般構造細目の説明ができない
評価項目6スラブ等の設計をほぼ完全にできるスラブ等の設計ができるスラブ等の設計ができない
評価項目7Ⅰ,Ⅱで学んだことの要点をほぼ完全に説明できるコンクリート構造学Ⅰ,Ⅱで学んだことの要点を説明できるコンクリート構造学Ⅰ,Ⅱで学んだことの要点を説明できない

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 (B2) 説明 閉じる
JABEE 1(2)(g) 説明 閉じる
JABEE 2.1(1)① 説明 閉じる

教育方法等

概要:
コンクリート構造学Ⅰで学んだ鉄筋コンクリートならびにプレストレストコンクリートに関する知識を基本として,曲げモーメントと軸力を受ける部材の設計,耐久設計,疲労,耐震設計などについて学ぶ.さらに,スラブ,はり,フーチング等の部材の設計方法についても学習する.

(関連情報)
教育プログラム第2学年 ◎科目
授業時間 31時間
関連科目 建設材料学,コンクリート構造学Ⅰ,コンクリート診断学(専攻科)
授業の進め方・方法:
授業の前半では解説,後半では計算演習を行う.
1,2週は曲げモーメントと軸力を受ける部材,3,4回は耐久設計,5,6回は疲労,7回は耐震設計,9~11回はスラブ等の設計,12~14回でコンクリートⅠ,Ⅱで学んだことを総復習する.

(課題提出について)
全課題の60%以上の提出を単位修得の条件とする

(再試験について)
再試験は総合評価が60点に満たなかった者に対して実施する.なお,全ての課題を提出し,定期試験のやり直しを十分
な内容で期限内に提出し,各評価項目について標準的な到達レベルに達したと思われる者に対して受験資格を与える.
注意点:
(履修上の注意)
毎時間資料を配布するので2穴のA4ファイルを準備すること.
ノートは不要である.

(自学上の注意)
JSTのWebラーニングを活用すること.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 コンクリート構造学Ⅰの復習 曲げモーメントを受ける部材の破壊形式を説明でき,断面破壊に対する安全性を検討できる

2週 コンクリート構造学Ⅰの復習 曲げモーメントを受ける部材の断面応力度の算定,使用性(ひび割れ幅)を検討できる
3週 コンクリート構造学Ⅰの復習 せん断力を受ける部材の破壊形式を説明でき,せん断力に対する安全性を検討できる
4週 コンクリート構造学Ⅰの復習 プレストレス力の算定及び断面内の応力度の計算ができ,使用性を説明できる
5週 疲労 疲労に対する安全性を検討できる
6週 疲労 疲労に対する安全性を検討できる
7週 耐震設計 設計地震と耐震性能を説明できる
構造モデルを説明できる
鉄筋コンクリート構造の耐震挙動を説明できる
応答解析とスペクトル法を説明できる
地震時保有水平耐力法を説明できる
8週 耐震設計   設計地震と耐震性能を説明できる
構造モデルを説明できる
鉄筋コンクリート構造の耐震挙動を説明できる
応答解析とスペクトル法を説明できる
地震時保有水平耐力法を説明できる
2ndQ
9週 前期中間試験

10週 前期中間試験の解答と解説
耐久設計
わからなかった箇所を理解する.
鋼材腐食に対する照査を説明できる
11週 耐久設計 鋼材腐食に対する照査を説明できる
コンクリートの中性化に対する照査を説明できる
12週 耐久設計 コンクリートの中性化に対する照査を説明できる
13週 各種部材の設計:スラブ スラブの設計方法を説明でき,計算できる
14週 各種部材の設計:はり,フーチング はりの設計方法を説明でき,計算できる
フーチングの設計方法を説明でき,計算できる
15週 前期期末試験
16週 前期期末試験の解答と解説 わからなかった箇所を理解する

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建設系分野材料プレストレストコンクリートの特徴、分類について、説明できる。4
プレストレス力の算定及び断面内の応力度の計算ができ、使用性を検討できる。4

評価割合

試験課題・演習相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80200000100
基礎的能力2010000030
専門的能力6010000070
分野横断的能力0000000