日本史

科目基礎情報

学校 大分工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 日本史
科目番号 R03C104 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 都市・環境工学科 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 小風秀雅ほか著,『新選日本史B』,東京書籍.
担当教員 田中 美穂

到達目標

(1)日本史の流れや基本的な用語を覚え,日本史に関する基礎学力を身につける.(定期試験)
(2)過去とのつながりを尊重しつつ,現代を考える力を身につけ,論述する力を養う.(定期試験)
(3)日中戦争や太平洋戦争をはじめとする近現代史の動向や,隣人アジア諸国との関係について理解する.(定期試験)
(4)歴史を学ぶことで,日本各地の地域性や日本社会の多様性について理解し,平和の意義について考える.(定期試験)

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1日本史に関する基礎学力が高い.日本史に関する基礎学力がある.日本史に関する基礎学力がない.
評価項目2日本史に関する論述力が高い.日本史に関する論述力がある.日本史に関する論述力がない.
評価項目3アジア諸国との関係について理解力が高い.アジア諸国との関係について理解力がある.アジア諸国との関係について理解力がない.
評価項目4日本の多様性について理解力が高い.日本の多様性について理解力がある.日本の多様性について理解力がない.

学科の到達目標項目との関係

学習・教育目標 (A1) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
古代から現在まで日本の歴史の流れをつかみ,それぞれの時代について理解を深める.近現代史を重視し,日本の事柄だけに目を向けるのではなくて,世界における日本の位置づけ,および中国・韓国を中心とする近隣アジア諸国と日本との関係についても考える.また九州・沖縄地方が舞台となる歴史的事柄も重視する.
 
授業の進め方・方法:
授業計画に従って,基本的に講義によって進めていく.参考図書や文献は随時,授業中に紹介する.
(事前学習)
次回の授業範囲を教科書でよく読んでおくこと.
注意点:
(履修上の注意)
授業中にノートをきちんと取り,予習と復習をしっかりすること.
(自学上の注意)
授業で次回の範囲(頁数)を伝えるので,教科書を読んで予習しておく.

評価

(総合評価)
到達目標の(1)~(4)について,計4回の定期試験の平均点によって評価する.出席状況・授業中の態度により10%を上限として減点する.総合評価が60点以上を合格とする.
(再試験について)
4回の定期試験の平均点が60点未満の者には再試験を行うことがある.この場合の実施方法,条件などは授業において明示する.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 縄文・弥生文化 縄文・弥生時代について理解できる.
2週 古墳文化と飛鳥の朝廷 律令国家の成立
3週 律令国家の成立 律令国家体制の成立について理解できる.
4週 奈良時代 奈良時代の歴史と文化について理解できる.
5週 平安時代初期 平安時代初期について理解できる.
6週 国風文化と院政 国風文化と院政について理解できる.
7週 平氏政権 平氏の盛衰について理解できる.
8週 元寇 鎌倉幕府の成立と元寇について理解できる.
2ndQ
9週 前期中間試験
10週 前期中間試験の解答と解説
鎌倉仏教  
試験の見直しと確認ができる.
鎌倉時代の仏教と文化について理解できる.
11週 室町幕府の確立 室町幕府の成立と応仁の乱について理解できる.
12週 戦国大名 戦国大名と室町文化について理解できる.
13週 ヨーロッパ文化と織豊政権 キリスト教の到来,織田信長と豊臣秀吉の時代について理解できる.
14週 江戸幕府の成立 幕藩体制の確立,「鎖国」について理解できる.
15週 前期期末試験
16週 前期期末試験の解答と解説 試験の見直しと確認ができる.
後期
3rdQ
1週 経済と産業の発達 「鎖国」下の外交と貿易,経済と産業の発達について理解できる.
2週 幕藩体制の動揺 江戸時代の諸改革や外国船の来航について理解できる.
3週 開国 江戸時代の学問と文化,開国について理解できる.
4週 幕末から明治維新へ 幕府の滅亡と明治維新について理解できる.
5週 政府専制への批判 明治政府の対外関係,自由民権運動について理解できる.
6週 日清戦争と日露戦争 大日本帝国憲法,日清戦争,日露戦争について理解できる.
7週 大正デモクラシー 産業革命,明治時代の文化,大正デモクラシーについて理解できる.
8週 社会運動の展開 社会運動,満州事変,国家主義思想の高まりについて理解できる.
4thQ
9週 後期中間試験  
10週 後期中間試験の解答と解説
日中戦争
試験の見直しと確認ができる.
日中戦争について理解できる.
11週 太平洋戦争 太平洋戦争と敗戦にいたる過程について理解できる.
12週 占領と国内改革 戦後の占領,民主化,独立,再軍備について理解できる.
13週 高度経済成長 高度経済成長と戦後の文化について理解できる.
14週 日本の課題 日本が抱えるさまざまな課題について理解できる.
15週 後期期末試験
16週 後期期末試験の解答と解説 試験の見直しと確認ができる.

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学社会地理歴史的分野民族、宗教、生活文化の多様性を理解し、異なる文化・社会が共存することの重要性について考察できる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前10,前11,前12,前13,前14,後1,後2,後3,後4,後13,後14
帝国主義諸国の抗争を経て二つの世界大戦に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、平和の意義について考察できる。3後5,後6,後7,後8,後10,後11
第二次世界大戦後の冷戦の展開からその終結に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、そこで生じた諸問題を歴史的に考察できる。3後12,後13,後14
19世紀後期以降の日本とアジア近隣諸国との関係について、その概要を説明できる。3後5,後6,後7,後8,後10,後11,後12,後13,後14

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力10000000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000