英語ⅡA

科目基礎情報

学校 大分工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 英語ⅡA
科目番号 R03C209 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 都市・環境工学科 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 新装版 総合英語 EMPOWER Essential COURSE, 桐原書店/「COCET2600 理工系学生のための必修英単語2600」成美堂, 各種関連プリント
担当教員 穴井 孝義

到達目標

(1) 英文法の基礎を習得し,英語の基礎構文を理解できるようになる.(定期試験)
(2) 英語の基本的な構文やその意味・用法を習得し,基礎的な英語を表現できるようになる.(定期試験)
(3) 理工系学生のための基本的な英単語を習得する.(単語小テスト・定期試験)
(4) 1年時に習得した推測力の予備知識を十分に活用して長文中の未知語の推測が容易にできるようになる.(定期試験)
(5) 学年末における英語の総合力を向上させることができるようになる.(TOEIC Bridge テスト)

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1英文法の基礎を全て習得し,英語の基礎構文を完全に理解できるようになる.英文法の基礎をほぼ習得し,英語の基礎構文を理解できるようになる.英文法の基礎を習得しておらず,英語の基礎構文が理解できない.
評価項目2英語の基本的な構文やその意味・用法を充分習得し,基礎的な英語が自在に表現できるようになる.英語の基本的な構文やその意味・用法をほぼ習得し,基礎的な英語が表現できるようになる.英語の基本的な構文やその意味・用法を習得しておらず,基礎的な英語を表現できない.
評価項目3決められた範囲の理工系学生のための基本的な英単語を完全に習得できている.決められた範囲の理工系学生のための基本的な英単語をほぼ習得できている.決められた範囲の理工系学生のための基本的な英単語を習得できていない.
評価項目4推測力に必要な英語の予備知識を十分に活用して長文中の未知語の推測が容易にできるようになる.推測力に必要な英語の予備知識を十分に活用して長文中の未知語の推測がほぼ容易にできるようになる.推測力に必要な英語の予備知識を十分に活用できておらず,長文中の未知語の推測が容易にできない.
評価項目5学年末における英語の総合力を十分に向上させることができる.学年末における英語の総合力をある程度向上させることができる.学年末における英語の総合力を向上させることができない.

学科の到達目標項目との関係

学習・教育目標 (C2) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
(授業の概要)
1年次からの継続で,英文法の基礎演習を2年間にわたって展開する.2年目となる本授業では,英語参考書(教科書)を継続使用して主に未習の文法事項の学習と演習に力を入れる.授業内容を効率よく進めるために「学習ノート」を適宜「提出課題」として扱う.同時に,ペアでの会話練習や活動を通して習得した基礎英語表現力の定着を目指す.また,1年次に習得した「推測力向上に必要な予備知識」を十分に活用することで,TOEIC Bridgeテストへの実践力を養う.さらに,理工系の基本語彙力を増進させるために,定期的に単語小テストを継続して実施する.
授業の進め方・方法:
毎回の授業は予習を前提に進める.学生が予習段階で理解できなかった箇所を中心に説明を施すことで疑問点の解明を目指す.また,ペアでの英会話練習や活動を通して英語表現力の向上を図る.さらに,推測力の予備知識が定着しているかを授業で確認すると共に,その定着力を定期試験で確認する.また,定期的に単語の小テストを実施して語彙力の増強を図る.

(事前学習)
必ず教科書本文の説明文を熟読した上で問題を解き,自己添削を済ませておく.理解できなかった箇所にはチェックを入れた上で授業に臨むこと.
注意点:
(履修上の注意)
(1)単語の小テスト結果を評価に加えるので,欠席しなくて済むよう健康管理に注意しながら真剣に取り組むこと.正当な理由で小テストを受験できなかった場合には後日再試験を実施するが,登校後3日以内に自己申告をしなければその資格を無くすので注意すること.
(2)授業には電子辞書又は紙の英和(和英)辞書を必ず持参すること.
(自学上の注意)
(1)日頃から積極的に英語に接し,各種の英語資格試験にも積極的に挑戦すること.
(2)復習をして内容を理解した後は,必ず音読を繰り返して英語の音声に慣れること.
(3)英単語や英語表現の習得では,最初に英語の発音や日本語の意味が完璧に言えるようになることを目指す.その次に,英語の綴りが正確に書けるようになることを目指す.

評価

(総合評価)
総合評価=(4回の定期試験の平均点)+(単語小テストの平均点)×2+(TOEIC Bridgeテストの換算点)+課題テスト
      授業に真面目に参加しない学生や課題未提出の学生には,定期試験の評価から10%を上限に減点する.また,課題テストで獲得した点数は,10%を上限に評価点に加える.
(再試験について)
再試験は総合評価が60点に満たない者に対して年度末に2回実施する.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 授業オリエンテーション 授業方法,評価方法,教科書等の説明を聞いて今後の学習形態が理解できるようになる.
2週 Grammar 18 分詞① 名詞を修飾する分詞,S+V+C(分詞)の特徴が理解できて使えるようになる.
3週 Grammar 19 分詞②小テスト① S+V+O+C(分詞)の特徴が理解できて使えるようになる.
4週 Grammar 20 分詞③ 様々な分詞構文が理解できて使えるようになる.
5週 Grammar 21 比較①+小テスト② 原級と比較級を用いた比較構文が理解できて使えるようになる.
6週 Grammar 22 比較② 最上級の意味を持つ様々な比較表現が理解できて使えるようになる.
7週 Grammar 22 比較②発展+小テスト③ 様々な比較構文が理解できて使えるようになる.
8週 Grammar 23 関係詞①&試験範囲の質問受付 who,which(主格,目的格),whoseの働きが理解できて使えるようになる.
2ndQ
9週 前期中間試験 推測力向上のための応用問題も含む.
10週 前期中間試験の解答と解説+小テスト④
Grammar 24 関係詞②
関係副詞の働きが理解できて使えるようになる.
11週 Grammar 25 関係詞③  whatや複合関係詞の働きが理解できて使えるようになる.
12週 Grammar 25 関係詞③発展+小テスト⑤ 関係詞を用いた様々な表現が理解できて使えるようになる.
13週 Grammar 26 仮定法① 仮定法過去と仮定法過去完了の働きが理解できて使えるようになる.
14週 Grammar 26 仮定法②+小テスト⑥+これまでの復習&試験範囲の質問受付 仮定法を用いた様々な表現が理解できて使えるようになる.
15週 前期期末試験 推測力向上のための応用問題も含む.
16週 前期期末試験の解答と解説 試験問題の解説を聞いてなぜ自分の解答が不正解だったのかを理解することができる.
後期
3rdQ
1週 Grammar 28 否定 様々な否定表現が理解できて使えるようになる.
2週 Grammar 29 いろいろな構文+小テスト⑦ 名詞構文,無生物主語の文,強調構文などが理解できて使えるようになる.
3週 Grammar 30 疑問詞・疑問文 様々な疑問文の特徴や働きが理解できて使えるようになる.
4週 Grammar 31 時制の一致と話法+小テスト⑧ 時制の一致,直接話法と間接話法の基礎的な働きが理解できて使えるようになる.
5週 Grammar 31 時制の一致と話法+発展 様々な話法の働きが理解できて使えるようになる.
6週 Grammar 32 接続詞+小テスト⑨ 名詞節や副詞節を導く接続詞の働きが理解できて使えるようになる.
7週 Grammar 33 名詞・冠詞 (不)可算名詞,集合名詞の用法や冠詞の働きが理解できて使えるようになる.
8週 Grammar 34 代名詞①&試験範囲の質問受付 人称代名詞や指示代名詞の働きが理解できて使えるようになる.
4thQ
9週 後期中間試験
推測力向上のための応用問題も含む.
10週 後期中間試験の解答と解説+小テスト⑩
Grammar 35 代名詞②
不定代名詞の働きが理解できて使えるようになる.
11週 Grammar 35 代名詞②発展 代名詞を用いた様々な表現が理解できて使えるようになる.
12週 Grammar 36 形容詞・副詞+小テスト⑪ 形容詞と副詞の用法が理解できて使えるようになる.
13週 Grammar 37 前置詞 それぞれの前置詞の基本的な意味概念や働きが理解できて使えるようになる.
14週 Grammar 37 前置詞発展+小テスト⑫+試験範囲の質問受付 注意すべき前置詞の用法が理解できて使えるようになる.
15週 後期期末試験 推測力向上のための応用問題も含む.
16週 後期期末試験の解答と解説 試験問題の解説を聞いてなぜ自分の解答が不正解だったのかを理解することができる.

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学英語英語運用の基礎となる知識中学で既習の語彙の定着を図り、高等学校学習指導要領に準じた新出語彙、及び専門教育に必要となる英語専門用語を習得して適切な運用ができる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前10,前11,前12,前13,前14,前16,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後10,後11,後12,後13,後14,後16
中学で既習の文法や文構造に加え、高等学校学習指導要領に準じた文法や文構造を習得して適切に運用できる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前10,前11,前12,前13,前14,前16,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後10,後11,後12,後13,後14,後16
英語運用能力の基礎固め平易な英語で書かれた文章を読み、その概要を把握し必要な情報を読み取ることができる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前10,前11,前12,前13,前14,前16,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後10,後11,後12,後13,後14,後16
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を整理し、100語程度のまとまりのある文章を英語で書くことができる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前10,前11,前12,前13,前14,前16,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後10,後11,後12,後13,後14,後16
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、実際の場面で積極的にコミュニケーションを図ることができる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前10,前11,前12,前13,前14,前16,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後10,後11,後12,後13,後14,後16
実際の場面や目的に応じて、基本的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト)を適切に用いることができる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前10,前11,前12,前13,前14,前16,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後10,後11,後12,後13,後14,後16
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能日本語と特定の外国語の文章を読み、その内容を把握できる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前10,前11,前12,前13,前14,前16,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後10,後11,後12,後13,後14,後16
他者とコミュニケーションをとるために日本語や特定の外国語で正しい文章を記述できる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前10,前11,前12,前13,前14,前16,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後10,後11,後12,後13,後14,後16
他者が話す日本語や特定の外国語の内容を把握できる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前10,前11,前12,前13,前14,前16,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後10,後11,後12,後13,後14,後16
日本語や特定の外国語で、会話の目標を理解して会話を成立させることができる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前10,前11,前12,前13,前14,前16,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後10,後11,後12,後13,後14,後16

評価割合

定期試験単語小テストTOEIC Bridge合計
総合評価割合602020000100
基礎的能力55202000095
専門的能力5000005
分野横断的能力0000000