ドイツ語Ⅰ

科目基礎情報

学校 大分工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 ドイツ語Ⅰ
科目番号 R03C508 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 都市・環境工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 大薗正彦 ほか『CD付きドイツ語ベーシック・コース(改訂版)Grundstufe Deutsch — verbesserte Ausgabe』三修社
担当教員 小関 康平

到達目標

(1) ドイツ語が正確に発音できる. (口頭練習,練習問題・課題,小テスト,定期試験等)
(2) ドイツ語の初級文法の基礎を習得し,平易なドイツ語文を理解できる.(口頭練習,練習問題・課題,小テスト,定期試験等)
(3) ドイツ語を用いて初歩的な会話表現ができる.(口頭練習,練習問題・課題,小テスト,定期試験等)

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1ドイツ語が正確に発音できる.ドイツ語がほぼ正確に発音できる.ドイツ語が正確に発音できない
評価項目2ドイツ語の初級文法の基礎を習得し,平易なドイツ語文を充分理解できる ドイツ語の初級文法の基礎を習得し,平易なドイツ語文をほぼ理解できるドイツ語の初級文法の基礎を習得せず,平易なドイツ語文を充分理解できない
評価項目3ドイツ語を用いて初歩的な会話表現ができるドイツ語を用いて初歩的な会話表現がほぼできるドイツ語を用いて初歩的な会話表現ができない

学科の到達目標項目との関係

学習・教育目標 (C2) 説明 閉じる
JABEE 1(2)(f) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
 本科目は,これまでにドイツ語を体系的に学修したことがない学生が,入門的なドイツ語の能力,及び,(補完的に)ドイツ事情に関する基礎知識を習得することを目的としている.ドイツ語を公用語とする国家は,ドイツ,オーストリア,リヒテンシュタイン,ルクセンブルク,スイス,ベルギーであるが,これら以外にもドイツ語が使用されている地域は,ヨーロッパに広く存在している.
 ドイツ語は,英語とともにゲルマン語派に属し,英単語とスペリングを同じくするドイツ語単語も少なからずあり,また,文法規則に忠実な運用がなされていて,かかる文法規則に対する例外事項は少なく,そうした意味において,比較的学びやすい第二外国語であるといえる.さらに,ドイツは,ヨーロッパでは,英語圏に次いで書籍発行部数の多い国であり(世界87カ国調査では6位),ドイツ語を習得することは,より多くの知識・情報に接する機会をつくることに繋がるであろう.くわえて,ドイツは,欧州議会における議員数も最多であって,ヨーロッパにおいて今なお強い発言力を有しており,そうした意味においても,ドイツ語の習得は,国際人として大きなアドヴァンテージとなりうる.
 本科目では,以上のような特長をもつドイツ語(及びドイツ事情)の学修を通じて,ひいては学生諸君の国際性の涵養を図ることも目指している.

(授業時間)
23.25時間
授業の進め方・方法:
ドイツ語の発音・文法・会話表現などに関する解説を行った上で,講義のなかで実施される口頭練習,練習問題・課題,小テストなどを通じて,初歩的なドイツ語力の定着を図る.
(事前学習)教材が事前提示されている場合には,次回の学修予定事項について,少なくとも語彙の意味を調べる程度のことはしておくこと。
注意点:
独和辞典を用意すると学修が進めやすいでしょう.

評価

【総合評価及び単位取得の条件】原則として定期試験の平均を総合評価の80%とし,平常点を総合評価の20%として,これらを合算したときの評点が60点以上である場合に合格とします.なお,その際の平常点の算定根拠は,練習問題,課題,口頭練習,小テスト,受講態度等であり、これらを総合考慮して算定します.
  定期試験の平均(80%)+平常点(20%)=総合評価
【再試験】実施することがありえます.詳細は開講後に案内します.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 授業概要説明,ドイツ語概観
発音(1)アルファベット/
ドイツ事情(1)
ドイツ語がどんな言葉か理解でき,ドイツ語のアルファベットが発音できる./
講義で扱ったドイツ事情について理解できる.
2週 発音(2)アルファベット・母音/
ドイツ事情(2)
母音,変母音,重母音の発音ができる./
講義で扱ったドイツ事情について理解できる.
3週 発音(3)子音・数字・挨拶/
ドイツ事情(3)
子音の発音ができ,数字が発音できる.ドイツ語で簡単な挨拶ができる./
講義で扱ったドイツ事情について理解できる.
4週 動詞の現在形(1)現在人称変化:1人称単数と平叙文/
ドイツ事情(4)

規則動詞の現在形の1人称単数の変化形とドイツ語の基本構文が理解でき,簡単な自己紹介ができる./
講義で扱ったドイツ事情について理解できる.
5週 動詞の現在形(2)現在人称変化:2人称単数と補足疑問文/
ドイツ事情(5)

規則動詞の現在形の2人称単数の変化形が理解できる. 疑問詞と疑問文が理解でき, 簡単な質問ができる./
講義で扱ったドイツ事情について理解できる.
6週 動詞の現在形(3)現在人称変化:3人称単数と1,2,3人称複数・決定疑問文/
ドイツ事情(6)
規則動詞の現在形の3人称単数と1,2,3人称複数の変化形が理解でき, 疑問文の基本構文が理解できる./
講義で扱ったドイツ事情について理解できる.
7週 動詞の現在形(4)現在人称変化:口調上の例外・否定文/
ドイツ事情(7)
重要動詞 sein を用いた表現ができる./
講義で扱ったドイツ事情について理解できる.
8週 動詞の現在形(5)現在人称変化:seinの変化と用法/
ドイツ事情(8)/
中間総括と補遺
規則動詞の現在形の口調上の例外と否定文が理解できる./
講義で扱ったドイツ事情について理解できる./
前期中間試験までの学修内容を理解できる.
2ndQ
9週 前期中間試験
前期中間試験までの学修内容を理解できる.
10週 前期中間試験の解説/
名詞と冠詞(1)名詞の性と冠詞/
ドイツ事情(9)
前期中間試験までの学修内容を理解できる./
講義で扱ったドイツ事情について理解できる./
名詞の性の概念と冠詞の基本用法が理解できる.      
11週 名詞と冠詞(2)名詞の格・habenの用法/
ドイツ事情(10)
名詞の格の基本用法が理解でき, 動詞haben を用いた表現ができる./
講義で扱ったドイツ事情について理解できる.
12週 不規則変化動詞・命令形/
ドイツ事情(11)
不規則変化動詞の現在人称変化が理解でき,命令形を用いた簡単な会話ができる./
講義で扱ったドイツ事情について理解できる.
13週 名詞と冠詞(3)所有冠詞/
ドイツ事情(12)
所有冠詞の基本用法が理解でき,簡単な会話ができる./
講義で扱ったドイツ事情について理解できる.
14週 全体総括と補遺

前期期末試験までの学修内容を理解できる.
15週 前期期末試験 前期期末試験までの学修内容を理解できる.
16週 前期期末試験の解答と解説 前期期末試験までの学修内容を理解できる.

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験平常点(練習問題,課題,口頭練習,小テスト,受講態度その他一切)合計
総合評価割合8020100
基礎的能力8020100
専門的能力000
分野横断的能力000