環境計画

科目基礎情報

学校 大分工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 環境計画
科目番号 R04C527 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 都市・環境工学科 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 (参考資料)適宜資料配布,(参考資料)都市環境学教材編集委員会,「都市環境学 第2版」,森北出版;環境省,「環境基本計画」,https://www.env.go.jp/policy/kihon_keikaku/
担当教員 永家 忠司

到達目標

(1) 環境基本法における環境基本計画の位置づけを理解できる.(定期試験,課題)
(2) 都市化に伴う環境問題について理解できる.(定期試験,課題)
(3) 都市環境の計測手法について,その理論的背景とともに説明できる.(定期試験,課題)
(4) 良好な都市環境を形成するための計画と管理の手法について理解できる.(定期試験,課題)
(5) 都市環境評価(環境アセスメント,ライフサイクルアセスメント)の目的と考え方を理解できる.(定期試験,課題)

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
目的・到達目標(1)の評価指標環境基本法における環境基本計画の位置づけを十分に説明できる.環境基本法における環境基本計画の位置づけを理解できる.環境基本法における環境基本計画の位置づけを説明できない.
目的・到達目標(2)の評価指標都市化に伴う環境問題について,事例とともに説明できる.都市化に伴う環境問題について理解できる.都市化に伴う環境問題について理解できない.
目的・到達目標(3)の評価指標都市環境の計測手法について,その理論的背景とともに説明できる.都市環境の計測手法について理解できる.都市環境の計測手法について理解できない.
目的・到達目標(4)の評価指標良好な都市環境を形成するための計画と管理の手法について,理論的背景とともに説明できる.良好な都市環境を形成するための計画と管理の手法について理解できる.良好な都市環境を形成するための計画と管理の手法について理解できない.
目的・到達目標(5)の評価指標都市環境評価の目的と考え方について,理論的背景とともに理解できる.都市環境評価の目的と考え方を理解できる.都市環境評価の目的と考え方を理解できない.

学科の到達目標項目との関係

学習・教育目標 (B2) 説明 閉じる
JABEE 1.2(d)(1) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
都市は居住・生活および社会経済活動の場を与える.その一方,資源やエネルギー等が大量消費される場でもあり,環境に大きな負荷を与え,結果として都市住民の生活へ影響を及ぼすことになる.このように都市環境を改善し維持することは今後の都市の在り方を考える上で重要な課題であることから,本科目では都市環境の設計・計画に係る理念や方法の基礎について学ぶ.
(科目情報)
教育プログラム第2学年 〇科目
RM科目
授業の進め方・方法:
説明資料として用意した講義スライドを用いて授業を進める.
(事前学習)
各回で学ぶ内容について配布資料や参考書,インターネットなどを用いて大枠を捉えておくこと.
注意点:
(履修上の注意)
本科目は,都市計画と同様に地域社会に暮らす住民の生活に密接した内容を扱う.よって,都市計画の内容について十分に復習をしておき,この科目で学ぶそれぞれの内容が都市計画の中でどのように位置づけられるかを考えることが必要である.
(自学上の注意)
適宜,課題を与えるので,履修者は資料等で調べて提出すること.

評価

(総合評価)
総合評価 = (定期試験の平均点)× 0.8 + (課題の平均点)
(単位修得の条件について)
全課題の60%以上の提出を単位修得の条件とする.
(再試験について)
再試験は総合評価が60点に満たない者に対して実施するが,全課題の提出を受験資格の条件とする.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス
導入
ガイダンス
都市の環境を維持し,改善することの重要性について理解できる.
2週 環境基本計画 環境基本法における環境基本計画の位置づけ,策定の流れ等を説明できる.
3週 都市における環境問題 都市化に伴うこれまでの環境問題の推移と都市環境整備の必要性を理解できる.
4週 ヒートアイランド 都市化によるヒートアイランド現象の要因を理解できる.
5週 都市の大気汚染 都市の大気汚染の歴史と現況,および大気環境基準について理解できる.
6週 都市災害 防災性を備えた都市環境を構築するための考え方を理解できる.
7週 都市環境の計測手法 GISおよびリモートセンシングによる都市環境の計測手法について理解できる.
8週 都市熱環境の改善
地域の気候に基づき都市をつくる計画のあり方を理解できる.
4thQ
9週 後期中間試験 目的・到達目標(1),目的・到達目標(2),目的・到達目標(3)
10週 後期中間試験の解答と解説
都市インフラの計画と整備
分からなかった部分を把握し理解する.
良好な都市環境を形成するための都市インフラの計画および整備手法について理解できる.
11週 都市環境計画・都市環境管理 良好な都市環境を形成するための都市環境計画および都市環境管理について理解できる.
12週 環境のまちづくり 環境を軸としたまちづくりの手法および事例について理解できる.
13週 環境評価 環境アセスメントおよびライフサイクルアセスメントの目的および考え方について理解できる.
14週 都市とSDGs 都市に関わる持続可能な開発目標(SDGs)について理解できる.
15週 後期期末試験 目的・到達目標(4),目的・到達目標(5)
16週 後期期末試験の解答と解説 分からなかった部分を把握し理解する.

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験課題合計
総合評価割合8020100
基礎的能力000
専門的能力8020100
分野横断的能力000