概要:
本講義は国際社会における政治と経済の基礎的な理論と課題を学修し,そのあり方を考察することを目的とする.現代社会は情報化やグローバル化が急速に進展しており,学生もそれらを意識した学習,就業,進学,技術開発,生活が求められている.2年生対象の「政治・経済」においては日本の政治や法,経済を取り上げたが,本講義はとりわけ国際社会をテーマとする.国際社会に関する理論を教科書に沿って学ぶこと加えて,時事ニュースにも積極的に触れる機会を設ける.それにより「グローバルな視点を有した高専生」として諸課題を考察するだけでなく,解決策も考える契機としたい.
授業の進め方・方法:
(授業の進め方)
基本的には講義形式で進めることとし,教科書の内容に応じて担当者より解説用のレジュメや資料を配布するほか,映像資料の閲覧も行うことがある.
レポート課題(小レポート問題)を一度課す.また,アクティブラーニング課題(グループワークと報告)を一度課す.これらの課題に関するテーマや調査方法,執筆や報告の仕方については授業内で案内する.
(事前学習)
新聞,テレビ,インターネットを用いて日々のニュースに接しておくと,授業に関連する事柄が頻出するので事前および事後の学習に役立つ.
注意点:
(履修上の注意)
授業中にメモを取り,予習と復習を行うこと.
(自学上の注意)
不明な点があれば積極的に質問し,解消に努めること.
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 人文・社会科学 | 社会 | 公民的分野 | 人間の生涯における青年期の意義と自己形成の課題を理解し、これまでの哲学者や先人の考え方を手掛かりにして、自己の生き方および他者と共に生きていくことの重要性について考察できる。 | 3 | 前7,前9,前10,前14,前15,前16 |
自己が主体的に参画していく社会について、基本的人権や民主主義などの基本原理を理解し、基礎的な政治・法・経済のしくみを説明できる。 | 3 | 前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,前16 |
現代社会の考察 | 現代社会の特質や課題に関する適切な主題を設定させ、資料を活用して探究し、その成果を論述したり討論したりするなどの活動を通して、世界の人々が協調し共存できる持続可能な社会の実現について人文・社会科学の観点から展望できる。 | 3 | 前9,前10,前11,前14,前15,前16 |
工学基礎 | グローバリゼーション・異文化多文化理解 | グローバリゼーション・異文化多文化理解 | それぞれの国や地域の経済的・社会的な発展に対して科学技術が果たすべき役割や技術者の責任ある行動について説明できる。 | 3 | 前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,前16 |