歴史学概説Ⅰ

科目基礎情報

学校	大分工業高等専門学校	開講年度	令和06年度 (2024年度)
授業科目	歴史学概説Ⅰ
科目番号	R06C502	科目区分	一般 / 選択
授業形態	授業	単位の種別と単位数	履修単位: 1
開設学科	都市･環境工学科	対象学年	5
開設期	前期	週時間数	2
教科書/教材	（教科書）なし．※教科書の代わりに毎回レジュメや資料を配布する．
担当教員	田中 美穂

到達目標

(1) ブリテン諸島の多様性，および「ネイション」意識について理解する．（定期試験）
(2) 先史時代から近世までのブリテン諸島の歴史について理解する．（定期試験）　
(3) 講義内容から選んだ歴史的なテーマについて考え，論述する力を身につける．（定期試験）

ルーブリック

	理想的な到達レベルの目安	標準的な到達レベルの目安	未到達レベルの目安
到達目標（１）の評価指標	ブリテン諸島の多様性について理解力が高い．	ブリテン諸島の多様性について理解力がある．	ブリテン諸島の多様性について理解力がない．
到達目標（２）の評価指標	ブリテン諸島の前近代史について理解力が高い．	ブリテン諸島の前近代史について理解力がある．	ブリテン諸島の前近代史について理解力がない．
到達目標（３）の評価指標	歴史的なテーマについて論述力が高い．	歴史的なテーマについて論述力がある．	歴史的なテーマについて論述力がない．

学科の到達目標項目との関係

学習・教育目標 (A1) （自ら考える力を身につける）

JABEE 1.2(a) （地球的視点から多面的に物事を考える能力とその素養）

教育方法等

概要:

　ブリテン諸島の歴史について講義する．日本で，一般に「イギリス」と呼ばれている国は，イングランド，ウェールズ，スコットランド，北アイルランドからなる連合王国であり，隣国アイルランド共和国とあわせてブリテン諸島地域を構成している．
　前期の授業では，先史時代からテューダー朝のヘンリー8世の時代までを扱う．イングランド，ウェールズ，スコットランド，アイルランドの各地域，それぞれの前近代史を取り上げ，ブリテン諸島の多様な歴史について学んでいく．
（科目情報）
教育プログラム第２学年　〇科目

授業の進め方・方法:

到達目標の(１)～(３)について，授業計画に従って，基本的に講義によって進めていく．参考文献については毎回，授業で紹介する．
（事前学習）
世界史の教科書をはじめ授業内容に関連する文献を読んでおくこと．

注意点:

（履修上の注意）
講義中に話す内容について，各自でしっかりノートまとめをすること．
（自学上の注意）
復習をしっかりすること．

評価

（総合評価）
総合評価＝２回の定期試験の平均点
（再試験について）
２回の定期試験の平均点が４０点以上６０点未満の者には再試験を行うことがある．この場合の実施方法，条件などは授業において明示する．

授業の属性・履修上の区分

遠隔授業対応

授業計画

		週	授業内容	週ごとの到達目標
前期
	1stQ
		1週	ブリテン諸島の歴史とは	ブリテン諸島の多様性について理解できる．
		2週	「ケルト」問題	従来の「ケルト」概念の再考について理解できる．
		3週	鉄器時代とローマン・ブリテン	ブリテン諸島の先史時代について理解できる．
		4週	聖人と修道院	ブリテン諸島の初期キリスト教時代について理解できる．
		5週	ヴァイキング時代	ヴァイキングとノルマン人の侵入について理解できる．
		6週	「アーサー王」伝説	「アーサー王」をめぐる史実と伝説の違いについて理解できる．
		7週	百年戦争	イングランドとフランスとの戦争について理解できる．
		8週	イングランド	中世イングランドの王国形成史について理解できる．
	2ndQ
		9週	前期中間試験	到達目標（１）～（３）
		10週	前期中間試験の解答と解説	試験の見直しと確認ができる．
		11週	ウェールズ	中世ウェールズの王国形成史について理解できる．
		12週	スコットランド	中世スコットランドの王国形成史と独立戦争について理解できる．
		13週	アイルランド	中世アイルランドの王国形成史について理解できる．
		14週	テューダー朝（１）	バラ戦争とヘンリー8世の宗教改革について理解できる．
		15週	前期末試験	到達目標（１）～（３）
		16週	前期末試験の解答と解説	試験の見直しと確認ができる．

評価割合

	試験	発表	相互評価	態度	ポートフォリオ	その他	合計
総合評価割合	100	0	0	0	0	0	100
基礎的能力	100	0	0	0	0	0	100
専門的能力	0	0	0	0	0	0	0
分野横断的能力	0	0	0	0	0	0	0