到達目標
(1) 基礎的なプログラムを作成できる.(定期試験と自主学習プリント(課題))
(2) 計算機を用いて数学的な処理を行うことができる.(定期試験と小テスト)
(3) 基礎的なアルゴリズムについて理解し,任意のプログラミング言語を用いて記述できる.(定期試験と小テスト)
(4) 同一の問題に対し,それを解決できる複数のアルゴリズムが存在しうることを説明できる.(定期試験と小テスト)
(5) 自主学習プリントによる継続的学習と小テストにより,データ処理の理解を深められる.(自主学習プリント(課題)と小テスト)
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
到達目標 (1)
の評価指標 | 学習履歴で得られた基礎知識を用いた総合的なプログラムを作成できる. | 基礎的なプログラムを作成できる. | 基礎的なプログラムを作成できない. |
到達目標 (2)
の評価指標 | 数学的な処理を含むプログラムを作成することができ,処理手順の妥当性および結果の正誤について確認できる. | 計算機を用いて数学的な処理を行うことができる. | 計算機を用いて数学的な処理を行うことができない. |
到達目標 (3)
の評価指標 | 基礎的なアルゴリズムを理解し,フローチャートとプログラミング言語による記述ができ,アルゴリズムの流れを説明できる. | 基礎的なアルゴリズムについて理解し,任意のプログラミング言語を用いて記述できる. | 基礎的なアルゴリズムについて理解できず,また,任意のプログラミング言語を用いて記述できない. |
到達目標 (4)
の評価指標 | 同一の問題を解決できる複数のアルゴリズムについて,それらの差異について示すことができる. | 同一の問題に対し,それを解決できる複数のアルゴリズムが存在しうることを説明できる. | 同一の問題に対し,それを解決できる複数のアルゴリズムが存在しうることを説明できない. |
到達目標 (5)
の評価指標 | 自主学習プリントの問題について十分に取り組むことができる.小テストの結果を振り返り,簡単なデータ処理方法について,さらに理解を深められる. | 自主学習プリントによる継続的学習と小テストにより,データ処理の理解を深められる. | 自主学習プリントに取り組むことができず,データ処理の理解を深められない. |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
1年生で学んだ「情報処理演習」を基礎にして,C言語による「基礎プログラミング技術」の習得を講義と小テストで行う.プログラミング文法を理解し,情報処理によって問題解決ができる能力を身につける.BYODに対応した科目に位置付けているので,各自でノートパソコンを準備し,活用することで情報技術を身につける.
この本科目は,アグリエンジニアリング教育,レジリエントマネジメント教育の対応科目である.
(科目情報)
AE科目/RM科目
授業の進め方・方法:
本授業は,C言語のプログラミングを中心とした講義科目であり,演習と並行して行う.ここでは,講義で得た知識を活かし,演習で目的に適ったプログラムを作成できるよう努めること.それらに関連して,自主学習プリント(課題)を配布するので,事前に教科書を読むなどして解答に取り組み,提出を怠らないこと.
また,適宜,授業で小テストを実施するので,小テストで理解を深めるとともに,自身の理解度をしっかりと認識すること.小テスト実施日に休んだ者に対しても別日に実施する.
なお,授業の資料配布ならびに小テストの実施については,Moodleを積極的に活用する.
(事前学習)
シラバスの授業計画を必ず見て,授業内容に関連する内容について教科書から確認し,該当するプログラムをよく読んでから授業に臨むこと.また,自主学習プリントについて繰り返し見直しを行うこと.
注意点:
(履修上の注意)
プログラミングは情報処理教科の前提となる教科であるので,常日頃から十分に復習すること.
(自学上の注意)
小テストの採点結果から問題内容を十分に理解し,大事な点を整理してファイリングすること.
評価
(総合評価)
総合評価は下式にて算出される.
総合評価 = (4回の定期試験の平均点)×0.7 + (小テストの平均点)×0.2 + (自主学習プリントの提出率)×0.1
(再試験について)
再試験は,総合評価が60点未満である者のうち,自主学習プリントを全体の80%以上提出し,かつ総合評価が40点以上の者のみを対象として行なう.
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス プログラム作成手順,構造化プログラム |
情報演習室の利用方法について学習する. プログラム作成の基礎および操作の流れを理解できる.
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2週 |
プログラミング環境の構築 |
プログラミングをできる環境を構築する.
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3週 |
データの出力 |
データの型について理解できる. データを入出力する基本的な方法について理解できる.
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4週 |
〃 |
入出力方法を理解し,そのデータを演算や加工して価値のある情報として出力できる.
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5週 |
式の計算 |
〃
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6週 |
〃 |
〃
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7週 |
if文 |
制御文を使用して,複雑なプログラム処理ができ,「条件式とその評価」についての正確な意味を理解できる.
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8週 |
if~else文 |
〃
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2ndQ |
9週 |
前期中間試験 |
到達目標 (1) ~ (4)
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10週 |
前期中間試験の解答と解説 switch文 |
分からなかった部分を把握し理解できる. 制御文を使用して,複雑なプログラム処理ができ,「条件式とその評価」についての正確な意味を理解できる.
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11週 |
for文 while文 do~while文 |
反復処理を使った実用的なプログラミングができる.
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12週 |
〃 |
〃
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13週 |
〃 |
〃
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14週 |
復習Ⅰ |
これまでの学習の理解を深めることができる.
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15週 |
前期期末試験 |
到達目標 (1) ~ (4)
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16週 |
前期期末試験の解答と解説 |
分からなかった部分を把握し理解できる.
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後期 |
3rdQ |
1週 |
1次元配列 |
配列などのデータ構造の基礎が理解できる.
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2週 |
〃 |
〃
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3週 |
2次元配列 |
配列の基本的な操作が理解できる.
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4週 |
〃 |
〃
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5週 |
文字列の処理 |
文字列を用いたプログラミングができる.
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6週 |
〃 |
〃
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7週 |
配列を用いたプログラミング |
配列を用いたプログラミング例について学習し,配列に対する理解を深めることができる.
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8週 |
復習Ⅱ |
これまでの学習の理解を深めることができる.
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4thQ |
9週 |
後期中間試験 |
到達目標 (1) ~ (4)
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10週 |
後期中間試験の解答と解説 簡単な関数 |
分からなかった部分を把握し理解できる. 入力(呼び出し)-機能(事)-出力(戻り)の各部に分けて考えることができる.
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11週 |
引数をもつ関数(値による呼び出し) 戻り値をもつ関数 |
関数の基礎的なプログラミングができる.
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12週 |
〃 |
〃
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13週 |
応用問題 |
これまでの学習の応用的なプログラミングができる.
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14週 |
復習Ⅲ |
これまでの学習の理解を深めることができる.
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15週 |
後期期末試験 |
到達目標 (1) ~ (4)
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16週 |
後期期末試験の解答と解説 |
分からなかった部分を把握し理解できる.
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 工学基礎 | 情報リテラシー | 情報リテラシー | 基礎的なプログラムを作成できる。 | 3 | 前5,前6,前7,前8,前10,前11,前12,前13,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7 |
計算機を用いて数学的な処理を行うことができる。 | 3 | 前11,前12,前13,後3,後4,後7 |
基礎的なアルゴリズムについて理解し、任意のプログラミング言語を用いて記述できる。 | 3 | 後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7 |
同一の問題に対し、それを解決できる複数のアルゴリズムが存在しうることを説明できる。 | 3 | 後3,後4,後7,後10,後11,後12,後13 |
評価割合
| 試験 | 小テスト | 自主学習プリント | 合計 |
総合評価割合 | 70 | 20 | 10 | 100 |
基礎的能力 | 70 | 20 | 10 | 100 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 |