概要:
(1) 測量実習では,測量機器の使用方法を習得するとともに,測量学で受講した知識をもとに基礎的な測量技術を身につける.また,必要となる計算の方法について習熟する.
(2) 情報処理演習(前期)では,CADに関する演習を行う.2次元CADソフトを用いて,作図方法やレイヤー管理の方法を理解し,製図の描き方を習得する.
(3) 情報処理演習(後期)では,実験実習Ⅰ(情報処理)の継続として「情報セキュリティと情報モラルの知識」と「PowerPointの基本的な操作方法」を習得する.
(科目情報)
実践的教育科目/AE科目/RM科目
授業の進め方・方法:
20名からなる2グループに分けて,測量実習と情報処理演習を行う.
・測量実習は,外業および内業の実習を行い,各テーマについてレポートを作成する.
・情報処理演習(前期)では,情報演習室にて「CAD」の演習を実施し,レポートとしてCAD図面を作成する.
・情報処理演習(後期)では,情報演習室にて「情報セキュリティと情報モラル」と「PowerPoint」の演習を実施する.状況に応じてレポートを課すことがある.
(事前学習)
受講前に必ず事前に教科書・配布した実験指導書を熟読し,理解すること。
注意点:
(履修上の注意)
測量器械・PCの扱いに注意し,使用後の整理整頓を行うこと.
測量実習では外業が多いので,道具や各自の持ち物の管理に細心の注意を払うこと.
情報処理演習では情報演習室の学校PCを利用するため,PCにログインできるようにパスワードの管理を徹底すること.
また,実験実習当日に欠席した場合は担当教員に補習等の指示を必ず受けにくること.
(自学上の注意)
レポートにおいては,教科書をよく読んで授業内容をしっかりと復習したうえで作成すること.特に,考察部分ではこの点に期待する.
|
|
週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
| 前期 |
| 1stQ |
| 1週 |
安全教育 ガイダンスと距離測量(測量実習) |
安全に学習をするための知識を理解できる. 測距の方法と補正計算を理解できる. 2次元CAD演習ガイダンスの内容を理解できる.
|
| 2週 |
セオドライトの据付と視準(測量実習) CADの概念と操作①(情報処理演習) |
セオドライトを正確に据付け,正確な角度測定を行うことができる. 図面・CADについて理解できる.
|
| 3週 |
セオドライトの据付と視準(測量実習) CADの概念と操作①(情報処理演習) |
セオドライトを正確に据付け,正確な角度測定を行うことができる. 図面・CADについて理解できる.
|
| 4週 |
単測法による測角(測量実習) CADの概念と操作②(情報処理演習) |
セオドライトを正確に据付け,正確な角度測定を行うことができる. 基本図形の描画ができる.
|
| 5週 |
単測法による測角(測量実習) CADの概念と操作②(情報処理演習) |
セオドライトを正確に据付け,正確な角度測定を行うことができる. 基本図形の描画ができる.
|
| 6週 |
単測法による内角の測定(測量実習) CADによる製図模写①(情報処理演習) |
セオドライトを正確に据付け,正確な角度測定を行うことができる. 線種の変更・レイヤー管理などのCADの基礎的な機能を理解できる.
|
| 7週 |
単測法による内角の測定(測量実習) CADによる製図模写①(情報処理演習) |
セオドライトを正確に据付け,正確な角度測定を行うことができる. 線種の変更・レイヤー管理などのCADの基礎的な機能を理解できる.
|
| 8週 |
トラバース測量(測量実習) CADによる製図模写②(情報処理演習) |
計算および誤差の補正計算が理解できる. 見本をもとに簡単な土木製図ができる.
|
| 2ndQ |
| 9週 |
(前期中間試験) |
|
| 10週 |
トラバース測量(測量実習) CADによる製図模写②(情報処理演習) |
トラバース測量の座標の概念を理解し,座標計算および誤差の補正計算が理解できる. 見本をもとに簡単な土木製図ができる.
|
| 11週 |
トラバース測量の座標計算(測量実習) CADによる製図模写③(情報処理演習) |
トラバース測量の座標の概念を理解し,座標計算および誤差の補正計算が理解できる. 見本をもとにやや複雑な土木製図ができる.
|
| 12週 |
トラバース測量の座標計算(測量実習) CADによる製図模写③(情報処理演習) |
トラバース測量の座標の概念を理解し,座標計算および誤差の補正計算が理解できる. 見本をもとにやや複雑な土木製図ができる.
|
| 13週 |
トラバース測量の調整計算(測量実習) CADによる製図模写④(情報処理演習) |
トラバース測量の座標の概念を理解し,座標計算および誤差の補正計算が理解できる. 見本をもとにやや複雑な土木製図ができる.
|
| 14週 |
トラバース測量の調整計算(測量実習) CADによる製図模写④(情報処理演習) |
トラバース測量の座標の概念を理解し,座標計算および誤差の補正計算が理解できる. 見本をもとにやや複雑な土木製図ができる.
|
| 15週 |
(前期期末試験) |
|
| 16週 |
|
|
| 後期 |
| 3rdQ |
| 1週 |
ガイダンスと水準測量(レベルの据付)(測量実習) |
水準測量における昇降式と器高式の手順を理解し,必要な調整計算が理解できる.
|
| 2週 |
水準測量(昇降式)(測量実習) 教科書を用いた情報セキュリティ・情報モラルの演習(情報処理) |
水準測量における昇降式と器高式の手順を理解し,必要な調整計算が理解できる. 1年次に学んだ情報セキュリティ・情報モラルの理解を深められる.
|
| 3週 |
水準測量(昇降式)(測量実習) 教科書を用いた情報セキュリティ・情報モラルの演習(情報処理) |
水準測量における昇降式と器高式の手順を理解し,必要な調整計算が理解できる. 1年次に学んだ情報セキュリティ・情報モラルの理解を深められる.
|
| 4週 |
水準測量(器高式)(測量実習) K-SEC教材を用いた情報セキュリティ・情報モラルの演習(情報処理) |
水準測量における昇降式と器高式の手順を理解し,必要な調整計算が理解できる. 1年次に学んだ情報セキュリティ・情報モラルの理解を深められる.
|
| 5週 |
水準測量(器高式)(測量実習) K-SEC教材を用いた情報セキュリティ・情報モラルの演習(情報処理) |
水準測量における昇降式と器高式の手順を理解し,必要な調整計算が理解できる. 1年次に学んだ情報セキュリティ・情報モラルの理解を深められる.
|
| 6週 |
平板測量(すえつけと放射法)(測量実習) PowerPoint演習(情報処理) |
平板測量の手順に習熟し作図結果の精度を計算できる. PowerPointの基本操作ができる.
|
| 7週 |
平板測量(すえつけと放射法)(測量実習) PowerPoint演習(情報処理) |
平板測量の手順に習熟し作図結果の精度を計算できる. PowerPointの基本操作ができる.
|
| 8週 |
平板測量(前方交会法)(測量実習) PowerPoint総合課題:スライド作成(情報処理) |
平板測量の手順に習熟し作図結果の精度を計算できる. PowerPointを用いて総合課題のスライドを作成する.
|
| 4thQ |
| 9週 |
〔後期中間試験〕 |
|
| 10週 |
平板測量(前方交会法)(測量実習) PowerPoint総合課題:スライド作成(情報処理) |
平板測量の手順に習熟し作図結果の精度を計算できる. PowerPointを用いて総合課題のスライドを作成する.
|
| 11週 |
ドローンの操作 PowerPoint総合課題:発表(情報処理) |
ドローンの基本的操作ができる. PowerPointを用いて総合課題のスライドを作成する.
|
| 12週 |
ドローンの操作 PowerPoint総合課題:発表(情報処理) |
ドローンの基本的操作ができる. PowerPointを用いて総合課題のスライドを作成する.
|
| 13週 |
土量計算 PowerPoint総合課題:発表(情報処理) |
ソフトウェアを用いて土量計算ができる. PowerPointを用いてプレゼンテーションができる.
|
| 14週 |
土量計算 PowerPoint総合課題:発表(情報処理) |
ソフトウェアを用いて土量計算ができる. PowerPointを用いてプレゼンテーションができる.
|
| 15週 |
〔後期期末試験〕 |
|
| 16週 |
|
|
| 分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
| 専門的能力 | 分野別の専門工学 | 建設系分野 | 製図 | CADソフトウェアの機能、使用方法を説明できる。 | 3 | 前2,前3,前4,前5,前6,前7 |
| 設計したものをCADソフトウェアで描き利用することができる。 | 3 | 前8,前10,前11,前12,前13,前14 |
| 分野別の工学実験・実習能力 | 建設系分野(実験・実習能力) | 建設系分野(実験・実習能力) | 距離測量の方法を理解し、その測量ができる。 | 3 | 前1 |
| セオドライトによる角測量を理解し、その測量ができる。 | 3 | 前2,前3,前4,前5,前6,前7 |
| トラバース測量を理解し、その測量ができる。 | 3 | 前8,前10,前11,前12,前13,前14 |
| 水準測量を理解し、その測量ができる。 | 3 | 後1,後2,後3,後4,後5 |
| 分野横断的能力 | 基盤的資質・能力 | 主体性 | 主体性 | 自分が果たすべき役割や行動について認識できる。 | 3 | 前1,後1 |
| 自分が果たすべき役割や行動を実践できる。 | 3 | 前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前10,前11,前12,前13,前14,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後10,後11,後12,後13,後14 |