プログラミング基礎

科目基礎情報

学校 大分工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 プログラミング基礎
科目番号 10021 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 都市・環境工学科 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 (教科書)中村隆一,「学生のための詳解C」,東京電機大学出版局 / (参考図書)カーニハン/リッチー 「プログラミング言語C 第2版」 共立出版
担当教員 前 稔文

到達目標

(1) プログラム言語の利用法およびコンピュータの利用について理解できる.(定期試験と小テスト)
(2) 論理演算や進数変換の仕組みを理解し,演算できる.(定期試験と小テスト)
(3) 基礎的な問題に対して,いくつかのアルゴリズムを構築することができる.(定期試験と小テスト)
(4) 継続的な学習と小テストにより理解を深め,簡単なデータ処理方法について説明できる.(小テスト)

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1進数変換の仕組みを用いた演算ができ,得られた値の意味を理解できる.論理演算と進数変換の仕組みを用いて基本的な演算ができる.論理演算と進数変換の仕組みを用いた基本的な演算ができない.
評価項目2同一の問題の解を得る際,異なる複数のアルゴリズムについてそれらの差異を理解し適用することができる.同一の問題に対して,それを解決する複数のアルゴリズムが存在することを知っている.問題の解を得る際,複数のアルゴリズムが存在することを理解できない.
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

情報技術、専門工学の基礎を身につける 大分高専学習教育目標(B2) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
 1年生で学んだ「情報処理演習」を基礎にして,C言語による「基礎プログラミング技術」の習得を講義と小テストで行う.プログラミング文法を理解し,情報処理によって問題解決ができる能力を身につける.

(科目情報)
授業時間 : 46.5時間
関連科目 : 都市・環境工学概論,情報処理

授業の進め方・方法:
本授業は,C言語のプログラミングを中心とした講義科目であり,実験実習Ⅱ(情報処理)と並行して行う.ここでは,プログラミング演習は行わないが,講義で得た知識を活かし,実験実習Ⅱの演習で目的に適ったプログラムを作成できるよう努めること.また,適宜,小テストを実施する.小テストで理解を深めるとともに,自身の理解度をしっかりと認識すること

(再試験について)
再試験は,総合評価が60点未満である者のうち,総合評価が40点以上の者のみを対象として行なう.

注意点:
(履修上の注意 )
プログラミングは情報処理教科の前提となる教科であり,実験実習(情報処理演習)の内容と深く関わるので,常日頃から十分に復習すること.

(自学上の注意)
小テストは返却し説明をするので,大事な点を書き込み整理してファイリングすること.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 プログラム言語とコンピュータの利用 プログラム言語やコンピュータの利用について理解できる.
また,進数変換を理解できる.
2週 プログラム作成手順
構造化プログラム
プログラム作成における基礎および操作の流れを理解できる.
3週 データの出力 データの型について理解できる.
4週 データの出力 入出力方法を理解し,そのデータを演算や加工して価値のある情報として出力できる.
5週 式の計算 入出力方法を理解し,そのデータを演算や加工して価値のある情報として出力できる.
6週 式の計算 入出力方法を理解し,そのデータを演算や加工して価値のある情報として出力できる.
7週 式の計算 入出力方法を理解し,そのデータを演算や加工して価値のある情報として出力できる.
8週 復習Ⅰ 復習することで,これまでの学習の理解を深めることができる.
2ndQ
9週 〔前期中間試験〕
10週 前期中間試験の解答と解説
if文
分からなかった部分を把握し理解できる.
制御文を使用することで,複雑なプログラム処理ができ,「条件式とその評価」についての正確な意味を理解できる.
11週 if~else文
switch文
制御文を使用することで,複雑なプログラム処理ができ,「条件式とその評価」についての正確な意味を理解できる.
12週 for文
while文
do~while文
反復処理を使った実用的なプログラミングができる.
13週 for文
while文
do~while文
反復処理を使った実用的なプログラミングができる.
14週 for文
while文
do~while文
反復処理を使った実用的なプログラミングができる.
15週 〔前期期末試験〕
16週 前期期末試験の解答と解説 分からなかった部分を把握し理解できる.
後期
3rdQ
1週 1次元配列 配列などのデータ構造の基礎が理解できる.
2週 1次元配列 配列などのデータ構造の基礎が理解できる.
3週 2次元配列 配列の基本的な操作が理解できる.
4週 2次元配列 配列の基本的な操作が理解できる.
5週 文字列の処理 文字列を用いたプログラミングができる.
6週 文字列の処理 文字列を用いたプログラミングができる.
7週 復習Ⅱ 復習することで,これまでの学習の理解を深めることができる.
8週 〔後期中間試験〕
4thQ
9週 後期中間試験の解答と解説
簡単な関数
分からなかった部分を把握し理解できる.
入力(呼び出し)-機能(事)-出力(戻り)の各部に分けて考えることができる.
10週 引数をもつ関数(値による呼び出し)
戻り値をもつ関数
関数の基礎的なプログラミングができる.
11週 引数をもつ関数(値による呼び出し)
戻り値をもつ関数
関数の基礎的なプログラミングができる.
12週 応用問題 これまで学習に加えて,さらに応用的なプログラミングができる.
13週 応用問題 これまで学習に加えて,さらに応用的なプログラミングができる.
14週 復習Ⅲ 復習することで,これまでの学習の理解を深めることができる.
15週 〔後期期末試験〕
16週 後期期末試験の解答と解説 分からなかった部分を把握し理解できる.

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎情報リテラシー情報リテラシー論理演算と進数変換の仕組みを用いて基本的な演算ができる。3
データの型とデータ構造が理解できる3

評価割合

試験小テスト合計
総合評価割合7030100
基礎的能力7030100
専門的能力000
分野横断的能力000