基礎生物化学

科目基礎情報

学校 大分工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 基礎生物化学
科目番号 10034 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 都市・環境工学科 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 (教科書)加藤正直・塚原聡,「基礎からわかる分析化学」,森北出版 菅原正雄,「基礎分析化学演習」,三共出版 浅島誠・他20名,「生物基礎」,東京書籍(文部科学省検定済教科書)/(参考図書)渋谷康彦,「分析化学演習」,三共出版 「レッツトライノート生物基礎」,東京書籍
担当教員 横田 恭平,古川 隼士

到達目標

(1) 環境科学を理解するうえで基本的な知識を理解する.(定期試験)
(2) 環境科学に関する化学平衡・反応速度,酸・塩基,溶解度積といった物質の状況を化学的に捉える方法を
理解する.(定期試験)
(3) 生物の構造とそのはたらき,代謝系,および遺伝子の構造とそのはたらきについて理解する.(定期試験)
(4) 生態系の構造とその中におけるエネルギー・物質循環,ならびに生態系保全について理解する.(定期試験)

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1環境科学を理解するうえで基本的な知識をとてもよく理解している.環境科学を理解するうえで基本的な知識を理解している.環境科学を理解するうえで基本的な知識を理解していない.
評価項目2環境科学に関する化学平衡・反応速度,酸・塩基,溶解度積といった物質の状況を化学的に捉える方法とてもよく理解している.環境科学に関する化学平衡・反応速度,酸・塩基,溶解度積といった物質の状況を化学的に捉える方法を理解している.環境科学に関する化学平衡・反応速度,酸・塩基,溶解度積といった物質の状況を化学的に捉える方法を理解していない.
評価項目3生物の構造とそのはたらき,代謝系,および遺伝子の構造とそのはたらきについてとてもよく理解している.生物の構造とそのはたらき,代謝系,および遺伝子の構造とそのはたらきについて理解している.生物の構造とそのはたらき,代謝系,および遺伝子の構造とそのはたらきについて理解していない.
評価項目4生態系の構造とその中におけるエネルギー・物質循環,ならびに生態系保全についてとてもよく理解している.生態系の構造とその中におけるエネルギー・物質循環,ならびに生態系保全について理解している.生態系の構造とその中におけるエネルギー・物質循環,ならびに生態系保全について理解している.

学科の到達目標項目との関係

情報技術、専門工学の基礎を身につける 大分高専学習教育目標(B2) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
前期は,環境科学を理解するうえでの基本的な知識を説明し,その知識を基に化学平衡・反応速度,酸・塩基,溶解度積といった物質の状況を化学的に捉える方法を説明する.
後期は,水環境の水質汚濁問題とその改善・保全,ならびに衛生工学を学ぶうえで必要な生物の基礎(構造やはたらき)および生態系の構造とはたらきについて学習する.

(科目情報)
授業時間46.5時間
関連科目 化学Ⅰ,衛生工学,環境微生物学,環境生態学
授業の進め方・方法:
前期は,環境科学を理解するうえでの基本的な知識を説明し,その知識を基に化学平衡・反応速度,酸・塩基,溶解度積といった物質の状況を化学的に捉える方法を説明する.
後期は,水環境の水質汚濁問題とその改善・保全,ならびに衛生工学を学ぶうえで必要な生物の基礎(構造やはたらき)および生態系の構造とはたらきについて学習する.

(評価方法)
達成目標の(1)~(4)について4回の試験で評価する.
総合評価=4回の定期試験の評点の平均点.
総合評価が60点以上を合格とする.

(再試験について)
再試験は,原則として実施しない.
注意点:
(履修上の注意)
講義内容に関する質問であれば,授業途中でも受け付ける.後期の生物では,資料を配布するので,A4サイズのファイルを用意すること.

(自学上の注意)
化学で不得意な点があれば,復習しておくこと.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 分析化学はどのような学問か 分析化学の定義,分析化学の分類
2週 分析化学はどのような学問か 分析化学の定義,分析化学の分類
3週 データの取り扱いについて データ処理、有効数字について
4週 データの取り扱いについて データ処理、有効数字について
5週 環境科学の基礎 物質量,モル濃度
6週 環境科学の基礎 物質量,モル濃度
7週 環境科学の基礎 物質量,モル濃度
8週 前期中間試験
2ndQ
9週 前期中間試験の解答と解説
化学平衡・反応速度
わからなかった部分を理解する.
化学平衡・反応速度について
10週 酸塩基平衡・pH・中和滴定 酸と塩基の定義,pH,水のイオン積,
中和滴定の基本
11週 酸塩基平衡・pH・中和滴定 酸と塩基の定義,pH,水のイオン積,
中和滴定の基本
12週 溶解と溶解度積 溶解度,溶解度積の定義
13週 溶解と溶解度積 溶解度,溶解度積の定義
14週 溶解と溶解度積 溶解度,溶解度積の定義
15週 前期期末試験
16週 前期期末試験の解答と解説 わからなかった部分を理解する.
後期
3rdQ
1週 <生物の特徴> 生物の特徴の1つに挙げられる多様性と共通性について理解する.
2週 生物の多様性と共通性 生物の特徴の1つに挙げられる多様性と共通性について理解する.
3週 生命活動とエネルギー エネルギーと代謝の関係について理解する.
4週 <遺伝子とそのはたらき> 遺伝子の本体としてのDNAについて理解する.
5週 生物と遺伝子 遺伝子の本体としてのDNAについて理解する.
6週 遺伝情報の分配 遺伝情報がタンパク質の合成という形で現れる過程を理解する.
7週 遺伝情報とタンパク質の合成 遺伝情報がタンパク質の合成という形で現れる過程を理解する.
8週 後期中間試験
4thQ
9週 後期中間試験の解答と解説
<生態系とその保全>
わからなかった部分を理解する.
植生の多様性とその分布および遷移について理解する.
10週 生態系でのエネルギーの流れ 地球上に構成されるバイオームは気候によって異なることを理解する.
11週 生態系での物質循環
生態系のバランスと保全
地球上に構成されるバイオームは気候によって異なることを理解する.
12週 生物多様性の保全 生態系におけるエネルギー・物質の流れと,その保全について理解する.
13週 生物多様性の保全 生態系におけるエネルギー・物質の流れと,その保全について理解する.
14週 生物多様性の保全 生態系におけるエネルギー・物質の流れと,その保全について理解する.
15週 後期期末試験
16週 後期期末試験の解答と解説 わからなかった部分を理解する.

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力0000000
専門的能力10000000100
分野横断的能力0000000