都市計画Ⅰ

科目基礎情報

学校 大分工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 都市計画Ⅰ
科目番号 10066 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 都市・環境工学科 対象学年 4
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 (教科書)平田・亀野・宮原・武井・内田,環境・都市システム系教科書シリーズ16,「都市計画」,コロナ社/(参考図書)石井・湯沢・亀野他共著,「最新 都市計画第3版」,森北出版
担当教員 亀野 辰三

到達目標

(1) 都市計画に関する基礎理論が理解できると共に,都市計画的な見方,考え方ができる能力を養成する.(定期試験)

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
都市計画に関する基礎理論を用いて,各計画の歴史や立案方法について理解できる.都市計画に関する基礎理論が理解できる.都市計画に関する基礎理論が理解できない.
都市計画的な見方,考え方を用いて,今後の都市計画事業の方向性について考えることができる.都市計画的な見方,考え方ができる.都市計画的な見方,考え方ができない.

学科の到達目標項目との関係

(分野別要件(工学(融合複合・新領域))基礎工学の知識・能力 JABEE基準2.1(1) 説明 閉じる
情報技術、専門工学の基礎を身につける 大分高専学習教育目標(B2) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
近年,都市計画は「まちづくりとは,住むための良い環境をつくるもの」という環境重視の観点が強く要請されている.そこで,本講義では,前半には従来と同じく都市計画法を中心に解説するが,後半は,都市計画法と並んで重要な建築基準法や都市の整備手法について講義と具体的な事例を解説したい.これらの一連の学習の中で,都市計画の基礎知識を踏まえた都市計画的な見方・考え方ができるようになることを目指している.

(科目情報)
授業時間46.5時間
測量学,道路交通工学,環境計画,地域計画学
授業の進め方・方法:
近年,都市計画は「まちづくりとは,住むための良い環境をつくるもの」という環境重視の観点が強く要請されている.そこで,本講義では,前半には従来と同じく都市計画法を中心に解説するが,後半は,都市計画法と並んで重要な建築基準法や都市の整備手法について講義と具体的な事例を解説したい.これらの一連の学習の中で,都市計画の基礎知識を踏まえた都市計画的な見方・考え方ができるようになることを目指している.

(評価方法)
達成目標の(1)について定期試験で評価する.総合評価=4回の定期試験の平均.総合評価が60点以上を合格とする.
再試験は,総合評価が60点に満たない者に対して実施する.

(再試験について)
再試験の受験資格は総合評価が40点以上の者に与える.
注意点:
(履修上の注意)
日頃から新聞を読む習慣を付けること。また専用の大学ノート(B5サイズ)を用意すること(ルーズリーフは不可).

(自学上の注意)
都市計画に関する演習問題を常時課すので,学生は自ら教科書や参考書,インターネット等を用いて調べて提出すること.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 1.都市論
1.1 都市計画の分野
都市計画の全体像について解説する.
防災や景観分野の重要性を理解する.
2週 1.2 都市の分類 都市の分類方法について学ぶ.
3週 2.都市計画法及び関連法規 都市計画法及び関連法について学ぶ.
4週 2.1 都市計画法 都市計画区域や用途地域等の基礎概念を理解する.
5週 2.2 地域地区に関する法規 都市計画区域や用途地域等の基礎概念を理解する.
6週 3.都市計画の策定
3.1 概説
都市計画の策定手法を学ぶ.
7週 3.2 都市計画調査 総合計画とマスタープランを理解する.
人口予測の手法と応用を理解する.
8週 前期中間試験
2ndQ
9週 前期中間試験の解答と解説 わからなかった部分を理解する.
10週 3.3 都市の将来ビジョン コンパクトシティについて学ぶ.
11週 4.都市計画の歴史 都市計画の歴史について理解する.
12週 5.都市構造論 代表的な都市構造論,特にハワードの田園都市論について深く学ぶ.
13週 5.1 田園都市論&我が国への導入 代表的な都市構造論,特にハワードの田園都市論について深く学ぶ.
14週 6.土地利用計画
6.1 種類
土地利用計画の必要性と種類について
学ぶ.
15週 前期末試験
16週 前期末試験の解答と解説 わからなかった部分を理解する.
後期
3rdQ
1週 前期末試験の解答と解説 わからなかった部分を理解する.
2週 6.2 用途地域 用途地域について詳しく学ぶ.
3週 6.3 その他の地域地区 補助的地域地区について学ぶ.
4週 7.建築基準法 建築基準法上の基礎用語を理解する.
5週 7.1 建築物と建築 建築物と建築の定義を理解する.
6週 7.2 敷地と道路の関係 建築基準法上の道路について理解する.
7週 7.3 建築確認 建築確認について学ぶ.
8週 後期中間試験
4thQ
9週 後期中間試験の解答と解説
7.4 建蔽率
わからなかった部分を理解する.
建蔽率と容積率の定義を学ぶとともに,それらの算定手法について理解する.
10週 7.5 容積率
8.都市の整備事業
建蔽率と容積率の定義を学ぶとともに,それらの算定手法について理解する.
都市の整備事業の全体像及び整備手法の種類について学ぶ.
11週 8.1 整備手法の種類 都市の整備事業の全体像及び整備手法の種類について学ぶ.
12週 8.2 土地区画整理事業 土地区画整理事業の仕組みを理解する.
13週 8.2 土地区画整理事業 土地区画整理事業の仕組みを理解する.
14週 9. まとめ まとめと今後の方向性を理解する.
15週 後期末試験
16週 後期末試験の解答と解説 わからなかった部分を理解する.

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力0000000
専門的能力10000000100
分野横断的能力0000000