衛生工学

科目基礎情報

学校 大分工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 衛生工学
科目番号 10068 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 都市・環境工学科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 茂庭竹生,「改訂上下水道工学」,コロナ社./和田洋六,「ポイント解説 水処理技術」,東京電機大学出版局.奥村充司・大久保孝樹,「環境衛生工学」,コロナ社.
担当教員 高見 徹

到達目標

(1) 水道の役割,種類を説明できる.(定期試験)
(2) 水道計画(基本計画,給水量,水質,水圧等)を理解でき,これに関する計算ができる.(定期試験,課題)
(3) 浄水の単位操作(凝集・沈殿・ろ過・殺菌等)を説明できる.(定期試験)
(4) 下水道の役割と現状,汚水処理の種類について,説明できる.(定期試験)
(5) 下水道の基本計画と施設計画,下水道の構成を説明でき,これに関する計算ができる.(定期試験,課題)
(6) 騒音の発生源と現状について,説明できる.(定期試験)
(7) 廃棄物(発生源と現状,収集・処理・処分,減量化・再資源化,廃棄物対策)を説明できる.(定期試験)
(8) ライフサイクルアセスメントを説明できる.(定期試験)
(9) 自主的,継続的に学習できる.(課題)

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
水道の役割,種類を説明できる.水道の役割と種類が説明できる.水道の役割または種類が説明できる.水道の役割または種類が説明できない.
水道計画(基本計画,給水量,水質,水圧等)を理解でき,これに関する計算ができる.水道計画が理解でき,これに関する計算ができる.水道計画が理解できる.またはこれに関する計算ができる.水道計画が理解できない.これに関する計算ができない.
浄水の単位操作(凝集・沈殿・ろ過・殺菌等)を説明できる.浄水の単位操作をすべて説明できる.浄水の単位操作の主要部を説明できる.浄水の単位操作を説明できない.
下水道の役割と現状,汚水処理の種類について,説明できる.下水道の役割と現状,汚水処理の種類について,説明できる.下水道の役割と現状,または汚水処理の種類について,説明できる.下水道の役割と現状,または汚水処理の種類について,説明できない.
下水道の基本計画と施設計画,下水道の構成を説明でき,これに関する計算ができる.下水道の基本計画と施設計画,下水道の構成を説明でき,これに関する計算ができる.下水道の基本計画と施設計画,下水道の構成を説明できる.またはこれに関する計算ができる.下水道の基本計画と施設計画,下水道の構成を説明できない.これに関する計算ができない.
騒音の発生源と現状について,説明できる.騒音の発生源と現状について,説明できる.騒音の発生源または現状について,説明できる.騒音の発生源または現状について,説明できない.
廃棄物(発生源と現状,収集・処理・処分,減量化・再資源化,廃棄物対策)を説明できる.廃棄物(発生源と現状,収集・処理・処分,減量化・再資源化,廃棄物対策)をすべて説明できる.廃棄物(発生源と現状,収集・処理・処分,減量化・再資源化,廃棄物対策)の主要部を説明できる.廃棄物(発生源と現状,収集・処理・処分,減量化・再資源化,廃棄物対策)を説明できない.
ライフサイクルアセスメントを説明できる.ライフサイクルアセスメントを説明できる.ライフサイクルアセスメントをおおよそ説明できる.ライフサイクルアセスメントを説明できない.
自主的,継続的に学習できる.自主的,継続的に学習できる.自主的または継続的に学習できる.自主的,継続的に学習できない.

学科の到達目標項目との関係

自主的,継続的に学習する能力 JABEE基準1(2)(g) 説明 閉じる
(分野別要件(工学(融合複合・新領域))基礎工学の知識・能力 JABEE基準2.1(1) 説明 閉じる
情報技術、専門工学の基礎を身につける 大分高専学習教育目標(B2) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
教育プログラム:第1学年◎科目,授業時間:23.25時間,関連科目:都市・環境工学概論,基礎生物化学,環境微生物学,環境生態学
授業の進め方・方法:
本授業では,全国高専の建設系分野における環境に関するモデルコアカリキュラムのなかで,上水道,下水道,騒音・振動,廃棄物,ならびに環境影響評価の学習内容について講義する.ただし,下水道および環境影響評価については,一部のみを取り扱う.総合評価が60点以上を合格とする.再試験は学年末に1回実施する.
注意点:
講義は板書せずに主にパワーポイントを用いる.授業の進行が早いので,教科書の予習・復習が必須である.また,教科書のみならず,参考図書等を利用して情報収集することを薦める.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 <水道>
(1) 水道の役割,種類
○水道の役割,種類を理解する.
2週 (2) 水道計画 ○基本計画,給水量,水質,水圧等を理解する.
3週 (3) 浄水の単位操作Ⅰ ○凝集・沈殿を理解する.
4週 (4) 浄水の単位操作Ⅱ ○ろ過・殺菌を理解する.
5週 (5) 高度処理,汚泥処理 ○オゾン処理・活性炭吸着・膜処理を理解する. 汚泥処理を理解する.
6週 <下水道>
(1) 下水道の役割と現状,種類
○下水道の役割と現状,汚水処理の種類を理解する.
7週 (2) 下水道の基本計画 ○下水道の基本計画を理解する.
8週 後期中間試験
4thQ
9週 後期中間試験の解答と解説 ○分からなかった部分を理解する.
10週 (3) 下水道の施設計画
(4) 下水道の構成
○下水道の施設計画を理解する.
○下水道の構成を理解する.
11週 <騒音・振動>
(1) 騒音の発生源と現状
○騒音の発生源と現状を理解する.
12週 <廃棄物>
(1) 廃棄物の発生源と現状
(2) 廃棄物の収集・処理・処分
○廃棄物の発生源と現状を理解する.
○廃棄物の収集・処理・処分を理解する.
13週 (3) 廃棄物の減量化・再資源化
(4) 廃棄物対策
○減量化・再資源化を理解する.
○廃棄物対策(施策・法規等)を理解する.
14週 <環境影響評価>
(1) ライフサイクルアセスメント
○ライフサイクルアセスメントの概要を理解する.
15週 後期期末試験
16週 後期期末試験の解答と解説 ○分からなかった部分を理解する.

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80000200100
基礎的能力4000020060
専門的能力200000020
分野横断的能力200000020