到達目標
(1) 土木工学の基礎的な知識・技術を用いて実験実習を自主的かつ計画的に遂行できる.(取組み状況)
(2) 機器や計測測定装置を適切に扱うことができる.(取組み状況)
(3) 課題に対して決められた期日までに成果品(図面や報告書)を提出できる.(レポートと取組み状況)
(4) 実験実習操作における問題点と課題を理解し,適切に対応できる.(取組み状況)
(5) 課題に対して,自ら分担した役割を果たすとともに,問題をチームで解決することができる.(取組み状況)
(6) データを正確に解析し,工学的に考察し,適切な表現方法を用いて報告書をまとめることができる.(レポート)
(7) 与えられた制約の下で,創造性を発揮して課題を探求し,解決方法をデザインすることができる.(レポート)
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
土木工学の基礎的な知識・技術を用いて実験実習を自主的かつ計画的に遂行できる. | 土木工学の基礎的な知識・技術を用いて実験実習を自主的かつ計画的に遂行できる. | 土木工学の基礎的な知識・技術を用いて実験実習を自主的または計画的に遂行できる. | 土木工学の基礎的な知識・技術を用いて実験実習を自主的または計画的に遂行できない. |
機器や計測測定装置を適切に扱うことができる. | 機器や計測測定装置の原理を理解し,適切に扱うことができる. | 機器や計測測定装置を適切に扱うことができる. | 機器や計測測定装置を適切に扱うことができない. |
課題に対して決められた期日までに成果品(図面や報告書)を提出できる. | 課題に対して決められた期日までに成果品(図面や報告書)を提出し,評価を受けることができる. | 課題に対して決められた期日までに成果品(図面や報告書)を提出できる. | 課題に対して決められた期日までに成果品(図面や報告書)を提出できない. |
実験実習操作における問題点と課題を理解し,適切に対応できる. | 実験実習操作における問題点と課題を理解し,適切に対応できる. | 実験実習操作における問題点と課題を理解できる. | 実験実習操作における問題点と課題を理解できない. |
課題に対して,自ら分担した役割を果たすとともに,問題をチームで解決することができる. | 課題に対して,自ら分担した役割を果たすとともに,チームリーダーとして問題をチームで解決することができる. | 課題に対して,自ら分担した役割を果たすとともに,問題をチームで解決することができる. | 課題に対して,自ら分担した役割を果たすとともに,問題をチームで解決することができない. |
データを正確に解析し,工学的に考察し,適切な表現方法を用いて報告書をまとめることができる. | データを正確に解析し,参考文献を引用しながら工学的に考察し,適切な表現方法を用いて報告書をまとめることができる. | データを正確に解析し,工学的に考察し,適切な表現方法を用いて報告書をまとめることができる. | データを正確に解析し,工学的に考察し,適切な表現方法を用いて報告書をまとめることができない. |
与えられた制約の下で,創造性を発揮して課題を探求し,解決方法をデザインすることができる. | 与えられた制約の下で,創造性を発揮して課題を探求し,解決方法をデザインすることができる. | 与えられた制約の下で,創造性を発揮して課題を探求し,解決方法をデザインする試みができる. | 与えられた制約の下で,創造性を発揮して課題を探求し,解決方法をデザインする試みができない. |
学科の到達目標項目との関係
当該分野において必要とされる専門的知識とそれらを応用する能力 JABEE基準1(2)(d)
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自主的,継続的に学習する能力 JABEE基準1(2)(g)
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与えられた制約の下で計画的に仕事を進め,まとめる能力 JABEE基準1(2)(h)
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チームで仕事をするための能力 JABEE基準1(2)(i)
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探究心、分析力、イメージ力、デザイン能力を身につける 大分高専学習教育目標(D1)
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協力して問題を解決する力を身につける 大分高専学習教育目標(D2)
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教育方法等
概要:
教育プログラム 第 1 学年 ◎科目
授業時間 39 時間
関連科目 実験実習Ⅰ~Ⅲ,応用測量実習,環境工学実験,都市・環境デザイン,卒業研究
授業の進め方・方法:
構造実験,水理実験,環境実験を行う.(1)構造実験では,RC はりの製作・破壊実験を行い,構造を確認するとともに,力学的性状や鉄筋の合理的な配筋方法,設計法の考え方を理解する.(2)水理実験では,三角堰による流量測定,管水路の流れ,開水路の等流,および実験データの処理について理解する.(3)環境実験では水質環境基準である pH,DO,BOD の定量分析,ならびに COD の定量分析,水道水基準である一般細菌の計数を理解する.総合評価が 60 点以上を合格とする.再試験は実施しない.
注意点:
履修上の注意 実験機器や薬品の取り扱い,作業の安全に注意する.
自学上の注意 受講前に必ず事前に配布した実験指導書を熟読し,理解すること.
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
(構造実験) 鉄筋の加工・組立て・ゲージ貼付 |
○鉄筋加工・組立・ゲージはりができる
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2週 |
(構造実験) コンクリート打設 |
○コンクリートを製造できる
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3週 |
(構造実験) 表面処理・ゲージ貼付 |
○ひずみゲージの原理を理解できる
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4週 |
(構造実験) 載荷実験 |
○RCの破壊課程を理解し,実 験データの処理ができる
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5週 |
(水理実験) 水理実験Ⅰ |
○三角せきを用いて流量の測定が理解できる.
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6週 |
(水理実験) 水理実験Ⅱ |
○管水路と開水路を用いた実験 を理解,流れの解析を理解でき る.
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7週 |
(水理実験) 水理実験Ⅲ |
○開水路の等流について理解できる.
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8週 |
(水理実験) 水理実験Ⅳ |
○水理実験におけるデータ処理 について理解できる.
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2ndQ |
9週 |
(環境実験) 基礎水質実験Ⅰ |
○pH に関する実験について理解 し,その実験ができる.
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10週 |
(環境実験) 基礎水質実験Ⅱ |
○DO,BOD に関する実験につい て理解し,その実験ができる.
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11週 |
(環境実験) 基礎水質実験Ⅲ |
○COD に関する実験について理 解し,その実験ができる.
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12週 |
(環境実験) 基礎水質実験Ⅳ |
○一般細菌の培養について理解 し,その実験ができる.
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13週 |
レポートの返却と解説 |
○分からなかった部分を理解する.
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14週 |
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15週 |
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 工学基礎 | 工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法) | 工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法) | 物理、化学、情報、工学についての基礎的原理や現象を、実験を通じて理解できる。 | 3 | |
物理、化学、情報、工学における基礎的な原理や現象を明らかにするための実験手法、実験手順について説明できる。 | 3 | |
実験装置や測定器の操作、及び実験器具・試薬・材料の正しい取扱を身に付け、安全に実験できる。 | 3 | |
実験データの分析、誤差解析、有効桁数の評価、整理の仕方、考察の論理性に配慮して実践できる。 | 3 | |
実験テーマの目的に沿って実験・測定結果の妥当性など実験データについて論理的な考察ができる。 | 3 | |
実験ノートや実験レポートの記載方法に沿ってレポート作成を実践できる。 | 3 | |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 0 | 0 | 0 | 20 | 0 | 80 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 10 | 0 | 40 | 50 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 5 | 0 | 30 | 35 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 5 | 0 | 10 | 15 |