都市環境

科目基礎情報

学校 大分工業高等専門学校 開講年度 平成29年度 (2017年度)
授業科目 都市環境
科目番号 1457 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 都市・環境工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 配布プリント
担当教員 田中 孝典

到達目標

(1) 人口集中に伴う環境問題とヒートアイランドの基礎的な知識が理解できる.(定期試験)
(2) 都市の大気環境と都市災害の基礎的な知識が理解できる.(定期試験)
(3) 都市のインフラストラクチャー整備と都市の廃棄物システムの基礎的な知識が理解できる.(定期試験)
(4) 環境影響評価の基礎的な知識が理解できる.(定期試験)

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1人口集中に伴う環境問題とヒートアイランドの基礎的な知識が理解できる.人口集中に伴う環境問題とヒートアイランドの概要を説明できる.人口集中に伴う環境問題とヒートアイランドの基礎的な知識が理解できない.
評価項目2 都市の大気環境と都市災害の基礎的な知識が理解できる.都市の大気環境と都市災害の概要を説明できる. 都市の大気環境と都市災害の基礎的な知識が理解できない.
評価項目3都市のインフラストラクチャー整備と都市の廃棄物システムの基礎的な知識が理解できる.都市のインフラストラクチャー整備と都市の廃棄物システムの概要を説明できる.都市のインフラストラクチャー整備と都市の廃棄物システムの基礎的な知識が理解できない.
評価項目4環境影響評価の基礎的な知識が理解できる.環境影響評価の概要を説明できる.環境影響評価の基礎的な知識が理解できない.

学科の到達目標項目との関係

(分野別要件(工学(融合複合・新領域))基礎工学の知識・能力 JABEE基準2.1(1) 説明 閉じる
情報技術、専門工学の基礎を身につける 大分高専学習教育目標(B2) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
都市環境の内容は広範囲であり,人口問題,大気汚染,ヒートアイランド,エネルギー,廃棄物,地球温暖化,環境評価,都市災害等,多岐にわたる.本科目においては,「自然と共生した都市環境」として大気汚染,ヒートアイランド,都市災害などを,また,「インフラストラクチャー整備と都市環境」として都市の廃棄物処理システム,環境評価などを講義する.
授業の進め方・方法:
現在,都市部における環境問題,都市災害等に関する背景、要因および対策等について学習する.
注意点:
板書した内容をきちんとノートを写し,配布プリントは保管すること.新聞,インターネット等により現在の環境問題を調べること.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 人口集中に伴う環境問題 都市の人口集中による環境問題を理解できる.
2週 都市内の熱バランスとヒートアイランドの構造 熱バランスとヒートアイランドの現象を理解できる.
3週 都市表面からの放散熱量,土地利用と気温上昇の相関および首都圏のヒートアイランド実態 都市表面の放散熱量と首都圏のヒートアイランド実態を理解できる.
4週 都市大気汚染の現況と環境基準 都市の大気汚染と防止対策を理解できる.
5週 都市大気の発生源と防止対策 大気の発生源と防止対策を理解できる.
6週 都市災害と都市の防災 都市の災害と防災に関する取組を理解できる.
7週 市街化による災害危険の変貌と都市の緑と地震火災 都市緑地の防災機能を理解できる.
8週 前期中間試験
2ndQ
9週 前期中間試験の解答と解説 わからなかった部分を理解する.
10週 都市のインフラストラクチャー整備 都市内の地下利用と非常時のインフラストラクチャー整備を理解できる.
11週 廃棄物処理システム 建設廃棄物の処理と建設資材のリサイクルについて理解できる.
12週 環境影響評価 環境影響評価の概念と制度を理解できる.
13週 環境アセスメントと都市環境 環境アセスメントの手続きと流れを理解できる.
14週 建築LCAによる地球環境負荷の低減 建築物の環境性能評価法、LCAを理解できる.
15週 前期期末試験
16週 前期期末試験の解答と解説 わからなかった部分を理解する.

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力0000000
専門的能力10000000100
分野横断的能力0000000