防災工学

科目基礎情報

学校 大分工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 防災工学
科目番号 1458 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 都市・環境工学科 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 (教科書)太田敏一・松野 泉,「防災リテラシー」,森北出版/(参考図書)岡田恒男・土岐憲三編著,「地震防災のはなし-都市直下地震に備える-」,朝倉書店
担当教員 佐野 博昭

到達目標

(1)防災全般について理解し,どのような防災対策をとるべきか,また,災害時にとるべき避難行動や災害が私達の社会に及ぼす影響について理解できる.(定期試験)
(2)自主的,継続的に学習できる.(課題)

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1防災全般について理解し,どのような防災対策をとるべきか,また,災害時にとるべき避難行動や災害が私達の社会に及ぼす影響についてとてもよく理解できる.防災全般について理解し,どのような防災対策をとるべきか,また,災害時にとるべき避難行動や災害が私達の社会に及ぼす影響について理解できる.防災全般について理解し,どのような防災対策をとるべきか,また,災害時にとるべき避難行動や災害が私達の社会に及ぼす影響について理解できていない.
評価項目2自主的,継続的にとてもよく学習できる.自主的,継続的に学習できる.自主的,継続的に学習できていない.

学科の到達目標項目との関係

自主的,継続的に学習する能力 JABEE基準1(2)(g) 説明 閉じる
(分野別要件(工学(融合複合・新領域))基礎工学の知識・能力 JABEE基準2.1(1) 説明 閉じる
情報技術、専門工学の基礎を身につける 大分高専学習教育目標(B2) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
本科目では,これまでの主な自然災害および我が国の立地条件を学習し,地震,津波,台風や豪雨などの仕組みを学ぶ.また,ライフラインの復旧・対策や災害に関わる情報を学ぶ.さらに,土砂災害の現状を理解する.最終的には,防災全般について基礎的な内容を理解する.
授業の進め方・方法:
(再試験について)
原則として,再試験は実施しない.
注意点:
(履修上の注意)
必要に応じて課題を与える.

(自学上の注意)
常に災害・防災関係の情報には関心を払い情報を集めるように心がける.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 これまでの主な自然災害のまとめおよび我が国の立地条件 これまでの主な自然災害および我が国の立地条件が理解できる.
2週 災害に立ち向かうために 阪神淡路大震災と東日本大震災の被害の実態とそれへの対応について理解できる.
3週 災害とは 災害とは何かを理解できる.
4週 クロスロードゲーム カードゲームにより災害対応が理解できる.
5週 土砂災害① 崖崩れなどの土砂災害の原因と対策が理解できる.
地すべり対策などの現状が理解できる.
6週 土砂災害② 崖崩れなどの土砂災害の原因と対策が理解できる.
地すべり対策などの現状が理解できる.
7週 地震 地震の仕組みが理解できる.
8週 後期中間試験
4thQ
9週 後期中間試験の解答と解説
津波
わからなかった部分を理解する.
津波の仕組みが理解できる.
10週 台風と豪雨 日本において発生する頻度の高い台風や豪雨災害について発生のメカニズムや被害,それへの対応などが理解できる.
11週 ライフライン 震災によるライフラインの被害やその後の災害への備えについて理解できる.
12週 災害情報 災害時に役立つ災害情報の種類と目的および災害情報の利用方法や流言,風評被害について理解できる.
13週 南海トラフ巨大地震への備え これまでの学習を通して南海トラフ巨大地震への備えの大切さを理解できる.
14週 災害の実例調査と発表 災害の実例について調査・発表し,被害特性や防災対策などが理解できる.
15週 後期期末試験
16週 後期期末試験の解答と解説 わからなかった部分を理解する.

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験課題・発表合計
総合評価割合8020100
基礎的能力201030
専門的能力601070
分野横断的能力000