経営デザイン

科目基礎情報

学校 大分工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 経営デザイン
科目番号 R03AC2006 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 専攻科共通専門科目 対象学年 専2
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 未定/(K-SEC:KIPS演習教材)
担当教員 樋口 勇夫,板倉 理友

到達目標

1.経営の組織構造、組織形態について理解できる。
2.経営戦略の意義、内容について理解できる。
3.人的資源管理、生産管理、営業管理、財務管理等の管理について、それぞれの内容及びそれらの重要性について理解できる。
4.企業にとってのマーケティングの重要性、新しいマーケティングの本質等について理解できる。
5.マーケティングに関する様々な統計分析について理解できる。
6.ベイズ推定を用いた消費者行動に関する統計モデルについて理解できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
経営の組織構造、組織形態、経営戦略経営の組織構造、組織形態、経営戦略の意義、内容について十分に理解できる経営の組織構造、組織形態、経営戦略の意義、内容についてある程度理解できる経営の組織構造、組織形態、経営戦略の意義、内容について理解できない
人的資源管理、生産管理、営業管理、財務管理等の管理人的資源管理、生産管理、営業管理、財務管理等の管理について、それぞれの内容及びそれらの重要性について十分に理解できる人的資源管理、生産管理、営業管理、財務管理等の管理について、それぞれの内容及びそれらの重要性についてある程度理解できる人的資源管理、生産管理、営業管理、財務管理等の管理について、それぞれの内容及びそれらの重要性について理解できない
マーケティング企業にとってのマーケティングの重要性、新しいマーケティングの本質等について十分に理解できる企業にとってのマーケティングの重要性、新しいマーケティングの本質等についてある程度理解できる企業にとってのマーケティングの重要性、新しいマーケティングの本質等について理解できない
マーケティングに関する統計分析マーケティングに関する統計分析を理解し、状況に応じて使い分けることができるマーケティングに関する統計分析について理解できるマーケティングに関する統計分析について理解できない
消費者行動とベイズ推定消費者行動に関するモデリングができ,ベイズ推定を用いた分析ができる消費者行動に関して,ベイズ推定を前提としたモデリングができる消費者行動についてモデリングができない

学科の到達目標項目との関係

学習・教育目標 (A1) 説明 閉じる
JABEE 1(2)(a) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
授業の概要:前半の8回を経営学の概説とし、後半の6回を経営のための統計入門とする.経営学の概説では経営学についての基礎的事項を広く学ぶ.経営のための統計入門では、確率・統計の知識を発展して、リスクの考え方とそれに基づく意思決定について学ぶ.

(科目情報)
AE教育対応科目/RM教育対応科目
授業の進め方・方法:
(事前学習)
講義内容を復習して次回講義に臨むこと.
注意点:

評価

総合評価は期末試験で行い,60点以上を合格とする.
再試験は実施しない

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 経営学とは何か 経営学とはどのようなものなのか、その対象や特徴について学ぶとともに、何のために経営学を学ぶのか、その必要性についても昨今の情勢を踏まえて理解できる.
2週 経営組織 どのような条件があれば組織といえるのか、まず組織の定義を行い、その上で、組織そのものを対象とする学問である組織論について理解できる.
3週 人的資源管理 会社にとって欠かせないのは人である.人は人材、すなわち人的資源であり、人的資源をどのように運営・管理していけばよいのか理解できる.
4週 経営戦略 経営戦略論は、組織論と並んで、経営学の重要な位置づけを占めており、ここでは経営戦略とは何か、経営戦略の役割や内容、あるいは経営戦略の立案方法等について理解できる.
5週 生産管理 製品を生産・販売する企業にとって、製品の製造過程を上手に管理することは重要であり、必要とされる品質の製品を必要とされる時期に、必要とされる量を、できるだけ低コストでいかに効率的に生産するかについて理解する.
6週 マーケティング マーケティング活動の成否によって、企業の売り上げを直接的に左右されるので、企業経営にとっては重要な分野である。マーケティングの内容、仕方等々について理解する.
7週 営業管理 営業活動は、企業活動の基本であり、ほんとどの企業は営業部門を持っている。この営業部門の営業活動を、できるだけ客観的に、また効率的に管理するにはどうすればよいのか理解する.
8週 財務管理 財務管理は、企業の経営活動に必要な資金の流れを管理するもので、企業の発展にとって欠かせないのが資金調達である。この資金調達をいかに効率的に行って、資金運用をしていくのか等について理解する.
2ndQ
9週 経営のための統計入門ーマーケティングと統計モデリング 経営のための統計の入門として、確率変数、確率分布と期待値について復習し、理解する.マーケティングに関して統計学がどのように用いられているかを理解する.
10週 市場機会と市場の分析 マーケティングの出発点である市場調査に関する統計分析について理解する.
11週 競争ポジショニング戦略 セグメンテーション、ターゲティング、ポジショニングに関する統計分析について理解する.
12週 消費者行動のモデル 消費者行動に関する統計的モデルについて理解する.
13週 ベイズ推定と階層ベイズモデル ベイズ統計の基本的な考え方を理解する.ベイズ統計では情報の不足を補うために主観的に事前確率を定めることが多いが、そのことによる注意点、問題点を理解する.消費者行動についての階層ベイズモデルについて理解する.
14週 演習 情報インシデントに対するリスクマネジメントについてKIPS教材を用いた演習を行う.(K-SEC:KIPS演習)
15週 前期末試験
16週 前期末試験の解答と解説

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験合計
総合評価割合100100
基礎的能力100100