プロジェクト実験Ⅱ

科目基礎情報

学校 大分工業高等専門学校 開講年度 2018
授業科目 プロジェクト実験Ⅱ
科目番号 30AMC103 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 専攻科機械・環境システム工学専攻 対象学年 専1
開設期 後期 週時間数 後期:1
教科書/教材 (教科書/教材)実験指導書は各実験担当者から配布
担当教員 小西 忠司,尾形 公一郎,坂本 裕紀,帆秋 利洋

到達目標

(1) 実験内容を理解し効率よく作業を分担して実験を行うことができる.(取組み状況)
(2) 工学基礎知識を駆使して実験を計画・遂行し,データを解析し,報告することができる.(レポート)
(3) 幅広い専門知識の獲得と異なる分野の問題を認識し,解決する手法を身につける.(レポート,取組み状況)
(4) 自主的かつ継続的に学習できる能力を身につける.(レポート)

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1実験内容を理解し効率よく作業を分担して実験を行うことができる.実験内容を理解し実験を行うことができる.実験内容を理解し実験を行うことができない.
評価項目2応用的な工学知識を駆使して実験を率先して計画・遂行し,データを解析し,報告することができる.工学基礎知識を駆使して実験を計画・遂行し,データを解析し,報告することができる.工学基礎知識を駆使して実験を計画・遂行することができない.
評価項目3幅広い専門知識の獲得と異なる分野の問題を認識し,議論および調査を行い解決する手法を身につける.幅広い専門知識の獲得と異なる分野の問題を認識し,解決する手法を身につける.幅広い専門知識の獲得と異なる分野の問題を認識できない.
評価項目4自主的かつ継続的に学習できる能力を身につける.自主的に学習できる能力を身につける.自主的に学習できる能力を身につけることができない.

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 (D1) 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 (D2) 説明 閉じる
JABEE 1(2)(d)(2) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
機械工学科出身の学生と都市・環境工学科出身の学生がグループとなり,機械工学関連および都市・環境工学関連の実験を行う.専門性の高い実験を行うにあたり,他学科の出身の学生を学生が補佐することも必要となり,自分の専門性を確認すると共に,他専門の理解を深めることができる.

(科目情報)
教育プログラム 第3学年 ◎科目
授業時間 39時間
関連科目 校外実習,卒業研究,プロジェクト実験Ⅰ(専1),実務実習(専1)
M系:機械実習(1,2年),工学実験Ⅰ,工学実験Ⅱ,工学実験Ⅲ
C系:実験実習(1~5年),PBL
授業の進め方・方法:
到達目標の(1)~(4)についてレポートと取組み状況で評価する.
総合評価=(レポートの平均)×0.8+(取組み状況の平均)×0.2
総合評価が60点以上を合格とする.
注意点:
(履修上の注意)
実験場所は事前に連絡する.詳細は,担当教員の指示に従うこと.

(自学上の注意)
不明な点があれば各担当教員に適宜質問をすること.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 多孔質体に関する実験Ⅰ 生体材料としてのチタン多孔質体を主に取り上げ,その構造と特性,および生体適合性について医工連携の立場から理解できる.
2週 多孔質体に関する実験Ⅱ 多孔質体の表面処理や腐食について,その表面観察により状態の考察ができる.
3週 機器分析・ものづくり実習のガイダンス
4課題の選択によるチーム編成決定
本実習の意義と目的を理解し,機器分析(GC, LC, TOC等)の原理と方法,および与えられたものづくりの課題(池周囲のかさ上げ)に対して内容を理解し,自ら課題解決のための基本計画ができる。
4週 機器分析・ものづくり実習Ⅰ 自ら機器の取扱説明書を熟読して基礎知識を習得し,機器立ち上げに対して必要な手順や実験備品の準備ができる.ものづくりの課題解決に向けた方法論の抽出と詳細計画ができる。
5週 機器分析・ものづくり実習Ⅱ 機器の取扱説明書に基づいて,機器のセットアップを行うと共に使用方法を習得する。池周囲の測量を行い実施設計ができる。
6週 機器分析・ものづくり実習III 機器分析の分析条件について検討し,目的成分の分析条件の確立ができる。池周囲のかさ上げのための簡易型枠工事ができる。
7週 機器分析・ものづくり実習IV 自然界の試料を対象に、機器分析を用いて目的成分の定量分析を行うことが出来る。池周囲のかさ上げの施工ができる。
8週 機器分析・ものづくり実習V 機器分析で得られた結果を解析し.数値について評価することができる。池周囲のかさ上げ工事の水漏れ検査を行い,一連の作業の優位性について評価する。
4thQ
9週 粉体に関する実験Ⅰ 粉体の流動化現象の原理と方法,粒子に作用する力,流動化特性,圧力損失特性を理解できる.
10週 粉体に関する実験Ⅱ 粉体の輸送現象の原理と方法,管内輸送状態の分類,輸送特性と圧力特性の関係を理解できる.
11週 アグリエンジニアリング基礎実験Ⅰ 植物に関連した日射量,光合成光子フラックス密度,照度の関係が理解できる.
12週 アグリエンジニアリング基礎実験Ⅱ 植物に関連した太陽高度と直達日射量および散乱日射量の関係,地面上の放射収支が理解できる.
13週 レポートの返却・解説
14週
15週
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

レポート取り組み合計
総合評価割合8020100
基礎的能力10515
専門的能力701585