コンクリート診断学

科目基礎情報

学校 大分工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 コンクリート診断学
科目番号 R02AMC214 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 専攻科機械・環境システム工学専攻 対象学年 専2
開設期 後期 週時間数 後期:2
教科書/教材 配布プリント
担当教員 一宮 一夫

到達目標

(1) コンクリート構造物の劣化の現状と課題を説明できる.(定期試験と課題)
(2) コンクリート構造物の維持管理の現状と課題を説明できる.(定期試験と課題)
(3) コンクリート構造物の劣化診断方法の現状と課題を説明できる.(定期試験と課題)
(4) コンクリート構造物の補修・補強方法の現状と課題を説明できる.(定期試験と課題)
(5) 演習問題を通して理解を深めるとともに,継続的な学習ができる.(課題)

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1コンクリート構造物の維持管理の現状と問題,コンクリート構造物の劣化と原因をほぼ完全に説明できるコンクリート構造物の維持管理の現状と問題,コンクリート構造物の劣化と原因を説明できるコンクリート構造物の維持管理の現状と問題,コンクリート構造物の劣化と原因を説明できない
評価項目2コンクリートの劣化ならびにそれへの対策方法をほぼ完全に説明できるコンクリートの劣化ならびにそれへの対策方法を説明できるコンクリートの劣化ならびにそれへの対策方法を説明できない

学科の到達目標項目との関係

学習・教育目標 (E1) 説明 閉じる
JABEE 1(2)(d)(1) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
コンクリート構造物の劣化の現状とその診断ならびに対策方法について学習する.なお,下記の授業計画は,見学場所や外部講師の都合により,実施時期ならびに授業内容の変更がある.
(科目情報)
教育プログラム第4学年、〇科目
授業時間 31時間
RM科目
授業の進め方・方法:
この科目は学修単位科目のため,事前・事後学習として,課題提出を求める
1週はわが国のコンクリート構造物の維持管理の現状と問題を解説し,2~5回は大分県内の劣化構造物の見学に行く.6回以降はコンクリート診断士の過去の問題を利用して,実社会で求められるコンクリート構造物診断の知識の一端を習得する
(単位修得の条件について)
全課題の60%以上の提出を単位修得の条件とする
(総合評価)
総合評価 = (定期試験の得点) ×0.8 + (課題の平均点) ×0.2
(再試験について)
再試験は総合評価が60点に満たなかった者に対して実施する.なお,全ての課題を提出し,定期試験のやり直しを十分
な内容で期限内に提出し,各評価項目について標準的な到達レベルに達したと思われる者に対して受験資格を与える.
注意点:
(履修上の注意)
見学は,その後の診断士試験の解説の理解度に直結するので必ず参加すること
(自学上の注意)
詳細は授業ごとに指示をする

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 わが国のコンクリート構造物の維持管理の現状と問題 コンクリート構造物の維持管理の現状と問題,コンクリート構造物の劣化と原因が理解できる.
2週 劣化構造物の見学(1) 大分県内の劣化構造物の見学に行く.
3週 劣化構造物の見学(2) 大分県内の劣化構造物の見学に行く.
4週 劣化構造物の見学(3) 大分県内の劣化構造物の見学に行く.
5週 劣化構造物の見学(4) 大分県内の劣化構造物の見学に行く.
6週 診断士試験問題の解説(1) コンクリート診断士の試験問題を解きながら,コンクリートの劣化ならびにそれへの対策方法を説明できる.
7週 診断士試験問題の解説(2) コンクリート診断士の試験問題を解きながら,コンクリートの劣化ならびにそれへの対策方法を説明できる.
8週 診断士試験問題の解説(3) コンクリート診断士の試験問題を解きながら,コンクリートの劣化ならびにそれへの対策方法を説明できる.
4thQ
9週 診断士試験問題の解説(4) コンクリート診断士の試験問題を解きながら,コンクリートの劣化ならびにそれへの対策方法を説明できる.
10週 診断士試験問題の解説(5) コンクリート診断士の試験問題を解きながら,コンクリートの劣化ならびにそれへの対策方法を説明できる.
11週 診断士試験問題の解説(6) コンクリート診断士の試験問題を解きながら,コンクリートの劣化ならびにそれへの対策方法を説明できる.
12週 診断士試験問題の解説(7) コンクリート診断士の試験問題を解きながら,コンクリートの劣化ならびにそれへの対策方法を説明できる.
13週 診断士試験問題の解説(8) コンクリート診断士の試験問題を解きながら,コンクリートの劣化ならびにそれへの対策方法を説明できる.
14週 外部講師による技術講演 維持管理の専門家による技術講演会に参加する.講師が得られない場合はコンクリート診断士の試験問題の解説に変更する.
15週 後期期末試験
16週 後期期末試験の解答と解説 分からなかった部分を把握して理解できる

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験課題・演習相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80200000100
基礎的能力200000020
専門的能力6010000070
分野横断的能力010000010