専門応用力演習

科目基礎情報

学校 大分工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 専門応用力演習
科目番号 R03AMC204 科目区分 専門 / 選択
授業形態 演習 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 専攻科機械・環境システム工学専攻 対象学年 専2
開設期 前期 週時間数 前期:1
教科書/教材 (教科書)本科で使用した教科書を使用する/(参考書)演習中に紹介する
担当教員 田中 孝典,東野 誠,名木野 晴暢

到達目標

(1) 構造力学に関する基礎的事項および各計算方法が理解できる.(課題)
(2) 水理学に関する基礎的事項および各計算方法が理解できる.(課題)
(3) 土質力学に関する基礎的事項および各計算方法が理解できる.(課題)

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
構造力学演習演習問題を解くことができ,得られた答えの力学的な意味を説明することができる.演習問題を解くことができる.演習問題を解くことができない.
水理学演習応用問題を解くことができる.基礎問題を解くことができる.演習問題と試験問題が解けない.
土質力学演習応用問題を解くことができる.演習問題を解くことができる.演習問題を解くことができない.

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
専門応用力演習は,機械・環境システム工学専攻の基礎科目となる「構造力学」,「水理学」,「土質力学」の力学系主要3科目について,演習を通して基礎的事項および各計算方法の確認などを行うものである.これら主要3科目について,演習中に代表的な問題を解き,数問を課題として出題する.なお,本科目は,アグリエンジニアリング教育及び災害レジリエントマインド教育の対応科目である.(AE科目)(RM科目)

(科目情報)
教育プログラム第4学年 ○科目
AE科目/RM科目

授業の進め方・方法:
構造力学の授業の進め方と授業内容・方法:
代表的な問題を課題として与えるので,これを演習中に解く.課題の出題数は履修者数によって変化する.授業担当教員が指名する学生は,翌週の演習の冒頭に課題の解答を黒板またはpptを使って説明し,その内容を全員で確認する.評価は議論の内容と議論によって改善された解答によって行う.ただし、演習課題5は提出された解答のみで評価する.定期試験は実施しない.

水理学および土質力学の授業の進め方と授業内容・方法:
演習中に代表的な問題を解き,数問を課題として出題する.

(事前学習)
授業計画を確認し、演習内容を復習しておくこと.

注意点:
(履修上の注意)
演習中にわからなくなったらすぐに質問すること.

(自学上の注意)
構造力学,水理学および土質力学の基礎を事前に復習しておくこと.

評価

(総合評価)
総合評価 = (構造力学の評価 + 水理学の評価 + 土質力学の評価)/3
(a) 構造力学の評価 = 5つ演習課題の平均
(b) 水理学の評価 = 5つ演習課題の平均
(c) 土質力学の評価 = 5つ演習課題

(単位修得の条件)
全ての演習課題を提出すること.

(再試験について)
再試験は実施しない.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス(構造力学の演習)
構造力学演習1:断面諸量
(1) 構造力学の演習の授業内容と評価方法を理解できる.
(2) 演習を通して断面諸量に関する理解を深めることができる.
2週 構造力学演習1:断面諸量(課題の確認)
構造力学演習2:直線部材の応力とひずみ(断面力の演習を含む)
(1) 議論を通して断面諸量に関する理解を深めることができる.
(2) 演習を通して直線部材に生じる応力とひずみに関する理解を深めることができる.
3週 構造力学演習2:応力とひずみ(課題の確認)
構造力学演習3:短柱と長柱の問題
(1) 議論を通して直線部材に生じる応力とひずみに関する理解を深めることができる.
(2) 演習を通して短柱と長柱に関する理解を深めることができる.
4週 構造力学演習3:短柱と長柱の問題(課題の確認)
構造力学演習4:不静定構造の問題
(1) 議論を通して短柱と長柱に関する理解を深めることができる.
(2) 演習を通して不静定構造物の不静定力に関する理解を深めることができる.
5週 構造力学演習4:不静定構造の問題(課題の確認)
構造力学演習5:補仮想仕事の原理を用いた骨組構造物の変位解析
(1) 議論を通して不静定構造物の不静定力に関する理解を深めることができる.
(2) 演習を通して補仮想仕事の原理を用いた骨組構造物の変位を解析することができる.
(3) 5つの演習について,今後同様の問題が出題されたときは,正しい考え方に基づいて解答することができる.
6週 ガイダンス(水理学の演習)
水理学演習1:べルヌーイの定理の応用
(1) 水理学の演習の授業内容と評価方法を理解できる.
(2) 演習を通してべルヌーイの定理に関する理解を深めることができる.
7週 水理学演習2:オリフィスからの流出 演習を通してオリフィスからの流出に関する理解を深めることができる.
8週 (前期中間試験)
水理学演習3:円管内の層流
演習を通して円管内の層流に関する理解を深めることができる.
2ndQ
9週 水理学演習4:流れの抵抗則と平均流速公式 演習を通して流れの抵抗則と平均流速公式に関する理解を深めることができる.
10週 水理学演習5:開水路における水理学的有利な断面 演習を通して開水路における水理学的有利な断面に関する理解を深めることができる.
11週 ガイダンス(土質力学の演習)
土質力学演習1:土の構成と基本物理量
(1) 土質力学の演習の授業内容と評価方法を理解できる.
(2) 演習を通して土の構成と基本物理量に関する理解を深めることができる.
12週 土質力学演習2:土の透水性 演習を通して土の透水性に関する理解を深めることができる.
13週 土質力学演習3:土の圧密 演習を通して土の圧密に関する理解を深めることができる.
14週 土質力学演習4:土の強さ 演習を通して土の強さに関する理解を深めることができる.
15週 (前期末試験)
土質力学演習5:斜面の安定
演習を通して斜面の安定に関する理解を深めることができる.
16週 演習問題の返却と解説 分からなかった部分を理解することができる.また,今後同様の問題が出題されたときは,正しい考え方に基づいて解答することができる.

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

構造力学演習水理学演習土質力学合計
総合評価割合333433100
基礎的能力13141340
専門的能力20202060