到達目標
(1) 建造物の歴史や時代ごとに異なる形態(デザイン)について理解できる(定期試験)
(2) 特徴の見られる建造物のデザイン性や生成手法について理解できる(定期試験)
(3) 身の周りにある「かたち」や建造物等の特徴を捉え,それを表現できる(定期試験・課題)
(4) 自ら特徴ある「かたち」をデザインできる(定期試験・課題)
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 時代ごとの建築形態を分類し,形状的特徴を示すことができる. | 各時代の建築形態を大まかに分類できる. | 時代ごとの建築形態について,ほとんど分類できない. |
評価項目2 | 特徴ある建造物の生成手法を理解し,その生成手法とデザイン性(形状的特徴)の関係を示すことができる. | 特徴ある建造物のデザイン性や生成手法について理解できる. | 特徴ある建造物の生成手法を理解できず,デザイン性を見いだせない. |
評価項目3 | 身の周りにある「かたち」等の特徴を捉え,その特徴を描写により表現できる. | 身の周りにある「かたち」等の特徴を捉え,それを描写できる. | 身の周りにある「かたち」等の特徴を捉えられない. |
評価項目4 | 論理的な生成方法により,特徴ある「かたち」をデザインできる. | 自ら特徴ある「かたち」をデザインできる. | 特徴ある「かたち」をデザインできない. |
学科の到達目標項目との関係
当該分野において必要とされる専門的知識とそれらを応用する能力 JABEE基準1(2)(d)
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自主的,継続的に学習する能力 JABEE基準1(2)(g)
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専門工学の知識を獲得する 大分高専 学習教育目標(E1)
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教育方法等
概要:
橋や建物といった建造物の「かたち」は時代の流れと共に変わり,近年では,複雑系的建築と呼ばれ,「かたち」に 特徴が見られる建造物もある.本講義では,そういった時代と共に変化する建造物の形態の流れを学び,現代の特徴あ る建造物について解説すると共に,コンピュータアルゴリズムによって生成された事例の生成手法について学ぶ.また, デッサンなどを通じてデザイン能力および表現能力を磨き,それを表現することも本講義に取り入れる.
(科目情報)
教育プログラム 第 3 学年 ○科目
授業時間 23.25 時間
関連科目 建築学概論(C 科)
授業の進め方・方法:
本科目の終盤では,グループワークによるマクロ演習を実施する.その際,他大学の学生とのインタラクションにより進行する場合もある.
(再試験について)
再試験は総合評価が60点に満たない者に対して実施する.なお,全ての課題を提出した者に対して受験資格を与える.
注意点:
(履修上の注意)
教科書は特に指定しないが,適宜プリントを配布するので整理してファ イリングすること.また,デッサンを行うこともあるので,鉛筆を持参 することが望ましい.
(自学上の注意)
普段から建造物に関心を持ち,よく観察すること.実際にその建造物へ 行って実物を見て,さらに,スケッチを描いたりデジタルカメラで記録 したりしておくこと.また,テレビや雑誌・新聞等のメディアには日頃 から目を向け,とりわけ建築関係の雑誌に目を通し,歴史的または著名 な建造物の名称や形態を調べて受講すること.
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
西洋・日本の建築史 |
西洋における建築の歴史および様式について理解できる.
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2週 |
西洋・日本の建築史 |
日本における建築の歴史および様式について理解できる.
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3週 |
西洋における建造物の近代化 |
西洋における建造物の近代化について理解できる.
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4週 |
アール・ヌーヴォーとアール・デコ |
アール・ヌーヴォーやアール・デコなど近代化された建造物について理解できる.
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5週 |
モダニズムとポストモダン |
モダニズムやポスト・モダンなど近代化された建造物について理解できる.
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6週 |
日本の西洋化・近代化 |
日本における建造物の西洋化・近代化について理解できる.
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7週 |
新たなツールと現代の建築 |
近代から現代の建築に至るまでの流れを理解できる.
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8週 |
複雑系的建築 |
複雑系的建築と呼ばれる建築の概念について理解できる.
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2ndQ |
9週 |
複雑系的建築 |
複雑系的建築と呼ばれる建築の概念について理解できる.
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10週 |
フラクタル(アフィン変換とIFSコード)とアルゴリズミック・デザイン |
反復関数システムに基づくフラクタルを取り入れた建築形態の生成手法について理解できる.
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11週 |
フラクタル(アフィン変換とIFSコード)とアルゴリズミック・デザイン |
反復関数システムに基づくフラクタルを取り入れた建築形態の生成手法について理解できる.
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12週 |
フラクタル(アフィン変換とIFSコード)とアルゴリズミック・デザイン |
アルゴリズムを用いた形状の生成について理解できる.
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13週 |
フラクタル(アフィン変換とIFSコード)とアルゴリズミック・デザイン |
アルゴリズムを用いた形状の生成について理解できる.
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14週 |
フラクタル(アフィン変換とIFSコード)とアルゴリズミック・デザイン |
アルゴリズムを用いた形状の生成について理解できる.
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15週 |
前期期末試験 |
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16週 |
前期期末試験の解答と解説 |
分からなかった部分を把握し理解する.
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 課題 | 合計 |
総合評価割合 | 80 | 20 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 80 | 20 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 |