到達目標
(1) これまでに学んだ電気機器工学,パワーエレクトロニクスに関する基礎力を増す.(定期試験,演習)
(2) 授業項目に関連した諸現象について知見を深め,数学的取扱いを理解する.(定期試験,演習)
(3) ベクトル制御を使った可変則ドライブについて理解する.(定期試験)
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | これまでに学んだ電気機器工学,パワーエレクトロニクスに関する基礎力を増す. | これまでに学んだ電気機器工学,パワーエレクトロニクスに関する応用問題を解ける | これまでに学んだ電気機器工学,パワーエレクトロニクスに関する基本問題を解けない |
評価項目2 | 授業項目に関連した諸現象について知見を深め,数学的取扱いから応用的な動作を確認できる | 授業項目に関連した諸現象について知見を深め,数学的取扱いから応用的な動作を確認できる | 授業項目に関連した諸現象について知見を深め,数学的取扱いから基本的な動作を確認できない |
評価項目3 | ベクトル制御を使った可変則ドライブに関する応用問題を解ける | ベクトル制御を使った可変則ドライブに関する応用問題を解ける | ベクトル制御を使った可変則ドライブに関する基本問題を解けない |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
本科で学んだ電気機器工学,パワーエレクトロニクスを復習して基礎を固める.その上で,パワエレ用回路シミュレータを使って様々な演習と検討考察より知識・技術の定着を計る.また,我々の周りで数多く使われているインバータについて学び,産業用可変速駆動装置への応用として誘導電動機を使った可変速ドライブを講義する.
(科目情報)
教育プログラム第4学年 〇科目
授業の進め方・方法:
講義中はこまめに質問を投げかける.間違ってもいいから,各自自分の頭で考え,答えを出して欲しい.
講義中の説明でわからないところがあったらすぐ質問すること.
(事前学習)
配布プリントを整理すること.
注意点:
(履修上の注意)
受講前までに前回の講義内容の要点を簡潔にまとめておくこと.
(自学上の注意)
演習問題を3回解くこと.
評価
(総合評価)
総合評価=定期試験×0.8+演習レポート×0.2
(単位修得の条件)
総合評価が60点以上を単位修得の条件とする.
(再試験について)
再試験は年度末の再試験期間に実施する.その際の受験資格は総合評価が40点以上60点未満の学生に与える.
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
基礎知識の確認 |
パワーエレクトロニクスの基礎知識を理解できる.
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2週 |
基礎知識の確認 |
パワーエレクトロニクスの基礎知識を理解できる.
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3週 |
基礎知識の確認 |
パワーエレクトロニクスの基礎知識を理解できる.
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4週 |
回路シミュレーション演習 |
パワエレ用回路シミュレーションソフトPSIMを使ってパワエレ全般の演習を行い,シミュレーション結果に対する考察からパワエレ回路の動作原理を理解できる.
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5週 |
回路シミュレーション演習 |
パワエレ用回路シミュレーションソフトPSIMを使ってパワエレ全般の演習を行い,シミュレーション結果に対する考察からパワエレ回路の動作原理を理解できる.
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6週 |
回路シミュレーション演習 |
パワエレ用回路シミュレーションソフトPSIMを使ってパワエレ全般の演習を行い,シミュレーション結果に対する考察からパワエレ回路の動作原理を理解できる.
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7週 |
インバータの動作原理 電圧形と電流形 |
インバータの動作原理について単相を例として講義する.電圧形,電流形の相違点を理解できる.
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8週 |
PWM方式 |
インバータを駆動するためのPWM方式について理解できる.
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2ndQ |
9週 |
インバータ出力電圧解析 |
モデルからインバータ出力電圧の周波数解析を理解できる.
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10週 |
3相への拡張と多重化 |
インバータについて単相から3相へ拡張し,高調波を消すための多重化の方法を理解できる.
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11週 |
回路設計 |
電圧形インバータの主回路と制御回路について理解できる.
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12週 |
誘導電動機のベクトル制御 動作原理 |
誘導電動機の等価回路からベクトル制御方式の概要を理解できる.
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13週 |
誘導電動機のベクトル制御 回転座標変換 |
べクトル制御に必要な三相からニ相へ,二相から回転座標への変換原理を理解できる.
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14週 |
誘導電動機のベクトル制御 制御回路 |
数学的アプローチによりベクトル制御の原理を理解できる. さらに,速度センサレスへの拡張も検討する.
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15週 |
前期期末試験 |
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16週 |
前期期末試験の解答と解説 |
分からなかった部分を把握し理解できる.
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 演習 | 合計 |
総合評価割合 | 80 | 20 | 100 |
基礎的能力 | 20 | 0 | 20 |
専門的能力 | 60 | 20 | 80 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 |