プロジェクト実験Ⅲ

科目基礎情報

学校 大分工業高等専門学校 開講年度 2018
授業科目 プロジェクト実験Ⅲ
科目番号 30AES202 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 専攻科電気電子情報工学専攻 対象学年 専2
開設期 前期 週時間数 前期:1
教科書/教材 宇野俊夫,「トランジスタ技術SPECIAL No.105 ロジック回路設計はじめの一歩」,CQ出版社/長谷川裕恭,「VHDLによるハードウェア設計入門」,CQ出版社
担当教員 清武 博文

到達目標

(1) 高速デジタル回路の設計ができる.(設計演習レポート)
(2) VHDLを用いたFPGAの回路設計ができる.(設計演習レポート)
(3) 作品の特徴を効果的にアピールできる.(設計演習レポート,実験への取組み)

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
高速デジタル回路の設計ができる高速デジタル回路に必要な知識を習得し,応用的な設計ができる高速デジタル回路に必要な知識を習得し,基本的な設計ができる高速デジタル回路に必要な知識を習得し,基本的な設計ができない
VHDLを用いたFPGAの回路設計ができるVHDLを用いて,組合せ回路,順序回路,階層設計を用いた応用的な回路をFPGAにて実現できる。VHDLを用いて,組合せ回路,順序回路,階層設計を用いた基本的な回路をFPGAにて実現できる。VHDLを用いて,組合せ回路,順序回路,階層設計を用いた基本的な回路をFPGAにて実現できない。ぷれ
作品の特徴を効果的にアピールできる.総合設計で設計制作した作品の特徴を深い考察によって効果的にアピールできる総合設計で設計制作した作品の特徴を効果的にアピールできる総合設計で設計制作した作品の特徴を効果的にアピールできない

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 (D1) 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 (D2) 説明 閉じる
JABEE 1(2)(d)(2) 説明 閉じる
JABEE 1(2)(e) 説明 閉じる
JABEE 1(2)(g) 説明 閉じる
JABEE 1(2)(i) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
本実験はグループで高速画像処理装置の設計・開発を行い,高速デジタル回路技術,画像処理,VHDLを用いたFPGAの設計開発法を修得することを目的とする.前半は基礎知識やロジアナなどの測定器の使用法,開発ソフトQuartusⅡの使い方を学び,後半から各グループで設計・開発を行い,必ずしも解が一つでない課題に対して実現可能な解を見つけ出していくことを体験する.
授業の進め方・方法:
設計演習レポート作成のために,USBメモリを各自持参すること.
製作時間は正規授業時間では足りないので,時間外の活動が必要である.
時間外の活動もレポートに記録すること.

総合評価=設計演習レポート×0.8+実験への取り組み状況×0.2
総合評価が60点以上を合格とする.
再試験は実施しない.
注意点:
実験前までに前回の実験内容の要点をまとめる.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 概要説明
CPLD/FPGAの基礎知識とFPGAの最新動向
使用するFPGAボードの概要
CPLD/FPGAの基礎知識とFPGAの最新動向を理解することができる。
2週 CPLD/FPGA開発の基礎 CPLD/FPGAの位置付け,集積度と単価,回路設計法の歴史的流れ,内部構造について理解することができる。.
3週 CPLD/FPGA開発の基礎 現在の主要なFPGAファミリの特長(論理ブロックの構造,プログラム方式)や専用機能について理解することができる。
4週 VHDLの文法Ⅰ VHDLの基本事項を学び,組み合わせ回路の設計を行うことができる。
5週 VHDLの文法Ⅰ VHDLの基本事項を学び,組み合わせ回路の設計を行うことができる。
6週 VHDLの文法Ⅱ VHDLのフリップフロップや階層構造を使った設計を行うことができる。
7週 VHDLの文法Ⅱ VHDLのフリップフロップや階層構造を使った設計を行うことができる。
8週 演習(1) これまでの総合演習として,電子ルーレット設計を実現できる。また,各種コンパイラレポートやタイミング解析法を理解することができる。
2ndQ
9週 演習(1) これまでの総合演習として,電子ルーレット設計を実現できる。また,各種コンパイラレポートやタイミング解析法を理解することができる。
10週 総合演習 より高度なFPGAを搭載したボードを使用し,「拡大・縮小をリアルタイムで実施可能な高速画像処理装置」,「電子ピアノ設計」,「4bit CPU設計」から各自選択し,設計・製作することができる。
11週 総合演習 より高度なFPGAを搭載したボードを使用し,「拡大・縮小をリアルタイムで実施可能な高速画像処理装置」,「電子ピアノ設計」,「4bit CPU設計」から各自選択し,設計・製作することができる。
12週 総合演習 より高度なFPGAを搭載したボードを使用し,「拡大・縮小をリアルタイムで実施可能な高速画像処理装置」,「電子ピアノ設計」,「4bit CPU設計」から各自選択し,設計・製作することができる。
13週 総合演習 より高度なFPGAを搭載したボードを使用し,「拡大・縮小をリアルタイムで実施可能な高速画像処理装置」,「電子ピアノ設計」,「4bit CPU設計」から各自選択し,設計・製作することができる。
14週
15週
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

設計演習レポート取り組み状況合計
総合評価割合8020100
基礎的能力401555
専門的能力40545
分野横断的能力000