到達目標
アグリエンジニアリングに関する事物・現象に関わり,工学的な見方・考え方を働かせ,見通しをもって学習することなどを通して,アグリエンジニアリングに係わる事物・現象を工学的に探究するために必要な資質・能力を次のとおり育成することを目指す.
(1) アグリエンジニアリングの事物・現象についての理解を深め,工学的に探究するために必要な計算・解析などに関する基本的な技能を身に付けるようにする.
(2) 計算などを行い,工学的に探究する力を養う.
(3) アグリエンジニアリングの事物・現象に進んで関わり,工学的に探究する態度を養う.
(4) 自然環境の保全と科学技術の利用の在り方について工学的に考察することを通して,持続可能な社会をつくることが重要であることを認識力をを養う。
ルーブリック
| 1 知識・記憶レベル
理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 総合評価60点以上 | 未到達レベルの目安 総合評価60点未満 |
評価項目1
ふく射の基礎 | 教員の説明で以下の項目が自力でできる。ふく射伝熱の基礎過程・黒体放射・実在面のふく射特性について理解できる。 | 教員追加指導や学習支援者の指導で左記ができる | 左記の目標が達成できない。 |
評価項目2
自然環境の放射 | 教員の説明で以下の項目が自力でできる。短波放射,長期放射,光合成有効放射,散乱,反射・吸収・透過の理解ができ、個葉の放射強度,長波放射,個葉の放射強度の計算,放射伝達の用語と単位換算,自然環境の放射実験を通して自然環境の放射を理解できる。 | 教員追加指導や学習支援者の指導で左記ができる | 左記の目標が達成できない。 |
評価項目3
植物群落の光環境 | 教員の説明で以下の項目が自力でできる。葉面積指数の理解ができ、植物群落の放射強度の計算,植物群落を模擬した光環境実験を通して自植物群落の光環境を理解できる。 | 教員追加指導や学習支援者の指導で左記ができる | 左記の目標が達成できない。 |
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学科の到達目標項目との関係
学習・教育到達度目標 (A1)
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学習・教育到達度目標 (C1)
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JABEE 1(2)(a)
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JABEE 1(2)(f)
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教育方法等
概要:
工学の相互関連性を理解し,技術が,ものやシステムの複雑なつながりによって成り立っていることを理解するためには,自分の専門以外の一つ以上の分野についても基礎的な知識を持っていることが有用である.そこで,本つながり工学では,機械環境システム工学専攻および電気電子情報工学専攻の学生が,互いに他の専攻の専門分野の基礎知識を獲得することを目指している.このための題材として,工学を農学に応用する場合を想定した話題も用いながら,工学技術を総合的に俯瞰できるようになるための基礎力を培う.
(科目情報)
教育プログラム 第4学年 ◎科目
授業時間 23.25時間
関連科目 プロジェクト実験Ⅰ,環境保全工学,知的財産論,環境化学
授業の進め方・方法:
【M科担当】1. 原則として1コマ完結型とした講義を展開する.2. 教科書と併用して,思考を整理したり促したり,思考の過程を振り返ることができる,到達目標達成評価課題を使用する.3. 主体的・対話的で深い学び(アクティブ・ラーニング)を創造する学習を導入する.4. AI時代に適応できるように自ら問題を設定する能力を養う.
【C科担当】
環境工学を農学に応用する場合を想定した話題も用いながら,基本的には計算問題を中心とした講義を展開する
(C科担当分の評価)
定期試験100%とする
【共通】
(再試験について)
再試験については別途に担当から連絡する.
注意点:
【M科担当】1. 受講に際して学問的誠実性(Academinc Integrity)を遵守すること 2.講義で配布する「到達度達成評価課題」は,各自保管すること 3. 定期試験は,主として「到達度達成評価課題」から出題する 4. 再試験は「到達度達成評価課題」の提出を受験条件とする
【C科担当】
(履修上の注意)
授業中に演習問題を解くため,電卓を常に準備しておくこと.
(自学上の注意)
環境化学で不得意な点があれば,復習しておくこと.
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
【M科担当】 第1章 ふく射の基礎 |
学習到達度評価課題No.01の修了 ふく射伝熱の基礎過程・黒体放射・実在面のふく射特性について理解できる
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2週 |
第2章 自然環境の放射(1) |
学習到達度評価課題No.02の修了 短波放射,長期放射,光合成有効放射,散乱,反射・吸収・透過の理解ができ、個葉の放射強度の計算ができる
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3週 |
第3章 自然環境の放射(2) |
学習到達度評価課題No.03の修了 長波放射,個葉の放射強度の計算,放射伝達の用語と単位換算が理解できる
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4週 |
第4章 自然環境の放射(3) |
学習到達度評価課題No.04の修了 自然環境の放射演習を通して自然環境の放射を理解できる
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5週 |
第5章 植物群落の光環境(1) |
学習到達度評価課題No.05の修了 葉面積指数の理解ができ、植物群落の放射強度の計算ができる
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6週 |
第6章 植物群落の光環境(2) |
学習到達度評価課題No.06の修了 植物群落を模擬した光環境演習を通して自植物群落の光環境を理解できる
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7週 |
中間試験 |
学習到達度評価試験No.1 到達レベル①知識・記憶レベル ②理解レベル ③適用レベル ④分析レベルについて、試験範囲から出題する
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8週 |
【C科担当】 分析化学の基礎 |
物質量,モル濃度について理解ができる
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4thQ |
9週 |
分析化学の基礎 |
物質量,モル濃度について理解ができる
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10週 |
酸塩基平衡・pH・中和滴定 |
酸と塩基の定義,pH,水のイオン積について理解ができる
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11週 |
錯体生成と錯滴定 |
錯体概論,キレートについて理解ができる
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12週 |
ネルンストの式と起電力 |
酸化還元電位,滴定の電位変化について理解ができる
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13週 |
ネルンストの式と起電力 |
酸化還元電位,滴定の電位変化について理解ができる
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14週 |
イオン交換法 |
純水の製造方法,イオン交換樹脂について理解ができる
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15週 |
期末試験 |
横田担当講義より出題する
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16週 |
期末試験の解答と解説 |
期末試験の解答と解説をする
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 課題【M科担当】 | 試験【M科担当】 | 課題【C科担当】 | 試験【C科担当】 | 合計 |
総合評価割合 | 15 | 35 | 0 | 50 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 15 | 35 | 0 | 50 | 100 |