到達目標
1 倫理、政治・経済における基本的な用語を理解し、自分の意見を述べる際に使用することができる。
2 社会事象を理解し、自分の見解を述べることができる。
3 社会の事柄について、論理的な文章を書くことができる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安
A | 標準的な到達レベルの目安
B | 未到達レベルの目安
C | (学生記入欄)
到達したレベルに〇をすること。 |
基本理論と用語の理解 | 基本的な倫理、政治・経済の理論を支える用語を理解し、正しく使用し、自分の見解を述べる事が出来る。 | 基本的な倫理、政治・経済の理論を支える用語を理解しているが、正しく使用することができず、あいまいながら自分の見解を述べる事ができる。 | 基本的な倫理、政治・経済の理論を支える用語を理解しておらず、正しく使用することができず、自分の見解を述べる事ができない。 | A ・ B ・ C |
アクティブラーニング技法の理解 | アクティブラーニング技法を理解し、授業外でも一人で自分のアイデアを判りやすくまとめることができる。 | アクティブラーニング技法を理解し、授業内で補助者の下、自分のアイデアを判りやすくまとめることができる。 | アクティブラーニング技法を理解できず、授業内で補助者の下であれば自分のアイデアを判りやすくまとめることができる。 | A ・ B ・ C |
論述力の醸成 | 自分の意見を、適切な根拠に基づき、わかりやすく伝えることができる。 | 自分の意見が、適切な根拠に基づいて伝えられているが、話がわかりにくい。 | 自分の意見を支える根拠に飛躍が見られる。 | A ・ B ・ C |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
人間の尊重と科学的な探究の精神に基づいて,広い視野に立って,現代の社会と人間についての理解を深めさせ,倫理、政治・経済の基本的な問題について主体的に考え、公正に判断するとともに自ら人間としての在り方生き方について考える力の基礎を養い,良識ある公民として必要な能力と態度を育てる。
授業の進め方・方法:
教科書に沿って基本事項の解説を行う。授業中にはアクティブラーニングを多用した授業を行う。自己学習として、逆転学習を行うことから毎回ノートを提出すること。また、レポートの形でアクティブラーニングの成果を課す。4回の定期テストのほか、社会科学における論述力を高める指導を行う。これらの作業が常時行われるので、積極的に授業内で発言をすること。
注意点:
1 教科書・資料集の指定された箇所を読んでおくこと。
2 ノートの指定箇所の穴埋めを必ず行うこと。宿題として出された論文を必ず書き終えること。
3 新聞・テレビなどの政治経済のニュースをよく聞き、理解出来るようにつとめること。
ポートフォリオ
(学生記入欄)
【理解の度合】理解の度合について記入してください。
(記入例)ファラデーの法則、交流の発生についてはほぼ理解できたが、渦電流についてはあまり理解できなかった。
・前期中間試験まで:
・前期末試験まで :
・後期中間試験まで:
・学年末試験まで :
【試験の結果】定期試験の点数を記入し、試験全体の総評をしてください。
(記入例)ファラデーの法則に関する基礎問題はできたが、応用問題が解けず、理解不足だった。
・前期中間試験 点数: 総評:
・前期末試験 点数: 総評:
・後期中間試験 点数: 総評:
・学年末試験 点数: 総評:
【総合到達度】「到達目標」どおりに達成することができたかどうか、記入してください。
・総合評価の点数: 総評:
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(教員記入欄)
【授業計画の説明】実施状況を記入してください。
【授業の実施状況】実施状況を記入してください。
・前期中間試験まで:
・前期末試験まで :
・後期中間試験まで:
・学年末試験まで :
【評価の実施状況】総合評価を出した後に記入してください。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
地球環境問題 |
地球環境問題について概要を理解する。
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2週 |
科学技術の発達と一人ひとりの生命 |
科学技術のもたらした恩恵と、その欠点について理解する。
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3週 |
科学技術の発達と生命倫理/高度情報社会と私たちの生活 |
高度情報化社会における利点と問題点を理解する。
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4週 |
青年期の意義/自己形成の課題 |
青年期について心理学者が述べたことを理解する。
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5週 |
現代社会における青年の生き方 |
青年期における発達課題について理解する。
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6週 |
民主政治における個人と国家 |
ホッブズ、ロック、ルソーの思想を理解し、国家のあり方について理解出来る。
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7週 |
基本的人権 |
「人権」の成り立ちについて、世界史的な立場から理解出来るようになる。
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8週 |
法の支配と立憲主義 |
法の支配、法治主義を理解し、立憲主義による近代憲法の成立を世界史的な視点から理解出来るようになる。
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2ndQ |
9週 |
前期中間試験 |
前期中間試験の実施・ポートフォリオの記入/問題解説を行う。
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10週 |
日本国憲法の基本原理:基本的人権 |
日本国憲法が定める基本的人権(自由権、参政権、社会権)を理解出来るようになる。
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11週 |
政府の経済的役割と租税の意義 |
財政について理解出来るようになる。
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12週 |
日本国憲法の基本原理:平和主義と日本の安全 |
日本国憲法に記載されている高給平和主義を理解できるようになる。
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13週 |
基本的人権の保障と新しい人権 |
日本国憲法に明文化されていない「新しい人権」(環境権・プライバシーの権利)を理解出来るようになる。
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14週 |
裁判所と人権保障 |
司法権の仕組みと罪刑法定主義について理解出来るようになる。
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15週 |
国民主権と議会制民主主義・行政権 |
行政のしくみについて、積極説・消極説の違いを理解できるようになる。
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16週 |
前期末試験 |
前期中間試験の実施・ポートフォリオの記入/問題解説を行う。
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後期 |
3rdQ |
1週 |
技術革新の進展 |
技術革新とそれに伴う
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2週 |
産業構造の変化 |
産業構造の変化とそれがもたらした社会構造の変化について理解する。
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3週 |
企業のはたらき |
企業の社会的な機能について説明できるようになる。
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4週 |
市場経済のしくみ |
自由主義経済の仕組みを理解し、共産主義との違いを説明できるようになる。
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5週 |
金融機関のはたらき |
金融について、銀行・証券会社の機能を理解出来るようになる。
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6週 |
雇用と労働問題 |
雇用をめぐる現代的な問題を理解できる。
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7週 |
世界の経済体制の動向 |
グローバリゼーション化する世界経済の仕組みを理解する。ギリシャ哲学から中世スコラ哲学までの流れを理解出来る。
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8週 |
後期中間試験 |
後期中間試験の実施・ポートフォリオの記入/問題解説を行う。
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4thQ |
9週 |
国際経済の動向と日本の役割 |
国際経済のしくみと貿易の拡大について理解できる。
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10週 |
国際経済の動向 |
発展途上国の経済と南北問題、世界経済における日本の役割を理解できる。
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11週 |
豊かな人生を求めて |
哲学の存在意義について理解できる。
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12週 |
日本の伝統的なものの考え方 |
日本古来の思想について理解できる。
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13週 |
近代の西洋思想 |
西洋思想について理解できる。
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14週 |
現代に生きる人間の倫理 |
近代思想について理解できる。
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15週 |
主体的な市民として生きる |
テーマ設定と情報収集を行い現代社会の問題を分析できるようになる。
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16週 |
学年末試験 (17週目は試験答案の返却・解説及びポートフォリオの記入) |
試験の実施・試験問題の解説及びポートフォリオの記入
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 人文・社会科学 | 社会 | 地理歴史的分野 | 世界の資源、産業の分布や動向の概要を説明できる。 | 1 | |
民族、宗教、生活文化の多様性を理解し、異なる文化・社会が共存することの重要性について考察できる。 | 1 | |
近代化を遂げた欧米諸国が、19世紀に至るまでに、日本を含む世界を一体化していく過程について、その概要を説明できる。 | 1 | |
帝国主義諸国の抗争を経て二つの世界大戦に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、平和の意義について考察できる。 | 1 | |
第二次世界大戦後の冷戦の展開からその終結に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、そこで生じた諸問題を歴史的に考察できる。 | 1 | |
19世紀後期以降の日本とアジア近隣諸国との関係について、その概要を説明できる。 | 1 | |
公民的分野 | 人間の生涯における青年期の意義と自己形成の課題を理解し、これまでの哲学者や先人の考え方を手掛かりにして、自己の生き方および他者と共に生きていくことの重要性について考察できる。 | 2 | |
自己が主体的に参画していく社会について、基本的人権や民主主義などの基本原理を理解し、基礎的な政治・法・経済のしくみを説明できる。 | 2 | |
現代社会の考察 | 現代社会の特質や課題に関する適切な主題を設定させ、資料を活用して探究し、その成果を論述したり討論したりするなどの活動を通して、世界の人々が協調し共存できる持続可能な社会の実現について人文・社会科学の観点から展望できる。 | 1 | |
工学基礎 | グローバリゼーション・異文化多文化理解 | グローバリゼーション・異文化多文化理解 | それぞれの国の文化や歴史に敬意を払い、その違いを受け入れる寛容さが必要であることを認識している。 | 2 | |
様々な国の生活習慣や宗教的信条、価値観などの基本的な事項について説明できる。 | 2 | |
異文化の事象を自分たちの文化と関連付けて解釈できる。 | 2 | |
それぞれの国や地域の経済的・社会的な発展に対して科学技術が果たすべき役割や技術者の責任ある行動について説明できる。 | 2 | |
分野横断的能力 | 態度・志向性(人間力) | 態度・志向性 | 態度・志向性 | 法令やルールを遵守した行動をとれる。 | 1 | |
他者のおかれている状況に配慮した行動がとれる。 | 1 | |
技術が社会や自然に及ぼす影響や効果を認識し、技術者が社会に負っている責任を挙げることができる。 | 1 | |
評価割合
| 試験 | 逆転学習 | 合計 |
総合評価割合 | 80 | 20 | 100 |
知識の基本的な理解 | 20 | 20 | 40 |
思考・推論・創造への適応力 | 10 | 0 | 10 |
汎用的技能 | 20 | 0 | 20 |
総合的な学習経験と創造的思考力 | 30 | 0 | 30 |