設計製図

科目基礎情報

学校 都城工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 設計製図
科目番号 0014 科目区分 専門 / 必修
授業形態 演習 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 機械工学科 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材  「機械製図」  林 洋次ほか共著  (実教出版)
担当教員 佐藤 浅次,増井 創一

到達目標

1.日本工業規格など良く理解し、製図用具を正しく用いて、線や角の分割、平行線、多角形、線の接続、平面曲線が作図できること。
2.立体を平面図面として表現する基本的考え方を理解し、等角図や展開図を使った作図ができること。
3.基本的事項、図面の配置、断面図示、回転図示の方法、寸法記入の方法を理解し明確に記入できること。
4.品物を製作する上で公差とはめあいの重要性を理解し、製作の実現が可能な製図ができること。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1線や角の分割、平行線、多角形、線の接続、平面曲線を組合せた発展的な作図ができる。日本工業規格など良く理解し、製図用具を正しく用いて、線や角の分割、平行線、多角形、線の接続、平面曲線が作図できる。線や角の分割、平行線、多角形、線の接続、平面曲線のどれかが作図できる。
評価項目2自己の判断で、任意の立体を投影図、等角図、展開図から適した作図法を選定し、作図できる。立体を平面図面として表現する基本的考え方を理解し、投影図、等角図、展開図を使った作図ができる。投影図、等角図、展開図のどれかを使った作図ができる。
評価項目3自己の判断で図面に適した、本的事項、図面の配置、断面図示、回転図示の方法、寸法記入の方法を選定し、作図できる。基本的事項、図面の配置、断面図示、回転図示の方法、寸法記入の方法を理解し、作図できる。基本的事項、図面の配置、断面図示、回転図示の方法、寸法記入の方法のどれかが正しく作図できる。
評価項目4公差とはめあいを適切に選定し、自己で任意の実際に製作が可能な図面を作図できる。品物を製作する上で公差とはめあいの重要性を理解し、作図ができる。公差とはめあいの記入を記入した製図が、作図ができる。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育目標・サブ目標との対応 2-2 説明 閉じる

教育方法等

概要:
機械製図に関する基本的な規格や知識を習得すると共に、簡単な機械部品に関する機械製作図を作製できる能力を身に付ける。
授業の進め方・方法:
教科書、製図用具一式の準備を怠らないこと。
教科書を事前に閲覧し、自己学習を十分に行うこと。
注意点:

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 設計者の考えを正確に製作者に伝えるために日本工業規格などを理解する。 図面の役割と種類を理解できる。
2週 製図用具の使用法を実技として修得する。 製図用具を正しく使うことができる。
3週 線の種類と用途について学び、製作者に解るように明確に書くことを修得する。 線の種類と用途を説明できる。
4週 線や角の分割、平行線、多角形、線の接続などについて学び実技を修得する。 線や角の分割、平行線、多角形、線の接続ができる。
5週 4週目の続き
6週 立体を平面図面として表現する基本的考え方を理解する。 品物の投影図を正確に書くことができる。
7週 6週目の続き
8週 各種形状の製図演習。
2ndQ
9週 8週目の続き
10週 前期中間試験
試験答案の返却及び解説
11週 一つの図面として品物の形状を表すための方法として等角図などを学び理解する。 品物の形状を立体的に書くことができる。
12週 11周目のつづき
および
角柱、円柱などの面を一平面上に広げた展開図について学び理解する。
13週 12周めのつづき
14週 学んだことの製図演習。
15週 14週目のつづき
16週 前期末試験
および
試験答案の返却及び解説
後期
3rdQ
1週 尺度、表題欄、部品欄など製作図の基本的事項を学び理解する。
2週 図面の配置、断面図示、回転図示の方法などを理解する。
3週 2周目のつづき
4週 製作するためには寸法の重要性を理解し明確に記入し、その方法を学び理解する。
5週 4週目のつづき
6週 5週目のつづき
7週 学んだことの製図演習。
8週 後期中間試験
試験答案の返却及び解説
4thQ
9週 品物を製作する上で公差の重要性とはめあいなどを学び理解する。
10週 9週目のつづき
11週 10週目のつづき
12週 総合的なものとして製図演習。
13週 12周目のつづき
14週 13週目のつづき
15週 学年末試験
および
試験答案の返却及び解説
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学機械系分野製図図面の役割と種類を適用できる。4
製図用具を正しく使うことができる。4
線の種類と用途を説明できる。4
物体の投影図を正確にかくことができる。4
製作図の書き方を理解し、製作図を作成することができる。4
図形を正しく描くことができる。4
図形に寸法を記入することができる。4
公差と表面性状の意味を理解し、図示することができる。4

評価割合

定期試験小テストレポート口頭発表成果品実技その他合計
総合評価割合40000600100
知識の基本的な理解3000025055
思考・推論・創造 へ の適応力1000010020
汎用的技能000025025
態度・志向性(人間力)0000000
総合的な学習経験 と創造的思考力0000000