科目基礎情報

学校 都城工業高等専門学校 開講年度 2018
授業科目 図学
科目番号 0020 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 機械工学科 対象学年 2
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 工業高等専門学校図学教育研究会編,新制第三角法図学(日刊工業新聞社)
担当教員 豊廣 利信

到達目標

1)点の投影,直線の投影の作図方法の基礎が理解できること。
2)平面上の点と直線との関係を理解し,条件を満足する作図方法の基礎が理解できること。
3)立体の切断図、展開図、相貫体の交切線などの作図方法の基礎が理解できること。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安(可)
評価項目1直線の傾きと実長の求め方,互いに垂直な直線の作図方法が理解できる点の副投影,直線の副投影の基礎的作図方法が理解できる。点の投影,直線の投影の基礎的作図方法が理解できる。
評価項目2平面上の点と直線との関係を理解し,平面と直線の交わりで求められる点、平面と平面の交わりで求められる線について条件を満足する作図方法が理解できる。平面上の点と直線との関係を理解し,平面と直線の交わりで求められる点について条件を満足する基礎的作図方法が理解できる。平面上の点と直線との関係の基礎が理解できる。
評価項目3立体の切断面、展開図、相貫体の交切線の求め方について理解できる。 立体を平面で切断したときの切断面の基礎的求め方について理解できる。立体に対する各種の副投影が理解できる。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
 ものづくりを行うには,見た物や頭に描いたイメージを表現できる能力が必要とされる。図学は物体の形を正確に表現するための能力を養成する科目であり,機械工学,電気工学,情報工学,土木・建築工学などにおいて幅広く活用されている基礎科目の一つである。本科目では,立体を図面に表すための様々な解法の基礎を理解する。
授業の進め方・方法:
教科書を読み,自己学習を十分に行うこと。
注意点:
製図用具を持参すること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 授業計画の説明
1.投影
図面の役割を理解し、投影図を正確に書くことができる。
2週 2.副投影 副投影図を正確に書くことができる。
3週 3.直線の問題
3.1 直線の傾きと実長
直線の傾きと実長を投影図上に表すことができる。
4週 3.2 2直線の関係 2直線のなす角を表すことができる。
5週 4.平面
4.1 平面の実形
三角形の正面図と平面図から三角形の実形を書くことができる。
6週 4.2 平面と直線の交わり 三角形と直線の交点となす角を正確に書くことができる。
7週 4.3 平面と平面の交わり 平面と平面の交わりを正しく書くことができる。
8週 後期中間試験
4thQ
9週 試験答案の返却及び解説
5.立体
5.1 正面図,平面図,側面図
試験問題の解説及びポートフォリオの記入
立体の投影図を正しく書くことができる。
10週 5.2 立体の副投影 立体の副投影図を正しく書くことができる。
11週 5.3 切断 三角柱、三角錐の切断図を書くことができる。
12週 5.4 相貫体(三角柱と三角錐) 三角柱と三角錐の相貫体を正しく書くことができる。
13週 5.5 相貫体(円柱と円錐) 円柱と円錐の相貫体を正しく書くことができる。
14週 5.6 展開 三角錐の展開図を正しく書くことができる。
15週
学年末試験
16週 試験答案の返却及び解説 試験問題の解説及びポートフォリオの記入

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学機械系分野製図物体の投影図を正確にかくことができる。4後1,後2,後3,後5,後9,後10,後12,後13,後14

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオ課題合計
総合評価割合80000020100
基礎的能力4000001050
専門的能力4000001050
分野横断的能力0000000