工作実習

科目基礎情報

学校 都城工業高等専門学校 開講年度 平成28年度 (2016年度)
授業科目 工作実習
科目番号 0032 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 履修単位: 3
開設学科 機械工学科 対象学年 2
開設期 前期 週時間数 6
教科書/教材 新版機械実習1、2(実教出版)、安全の手引き(都城工業高等専門学校)
担当教員 河野 行雄

到達目標

1)旋盤を使ったテーパ加工、立フライス盤を使った高精度加工、ホブ盤を使った平歯車加工の3つの加工ができる。
2)CAD/CAMシステムの流れを習得し、放電加工機や3Dプリンタをそれぞれを使った加工ができる。
3)エンジンの簡単な理論構造と運転できるしくみを理解し、現代エンジンにおける環境問題との関連も理解できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1旋盤を使ったねじ加工、横フライス盤を使ったスプライン加工、ホブ盤を使ったはすば歯車加工の3つの加工ができる。旋盤を使ったテーパ加工、立フライス盤を使った高精度加工、ホブ盤を使った平歯車加工の3つの加工ができる。旋盤を使ったテーパ加工、フライス盤を使った高精度加工、ホブ盤を使った歯車加工のどれかの加工が1つ以上できる。
評価項目2製作物に応じて、放電加工機と3Dプリンタから適切な加工法を選定し、加工ができる。CAD/CAMシステムの流れを習得し、放電加工機や3Dプリンタをそれぞれを使った加工ができる。CAD/CAMシステムの流れを習得し、放電加工機や3Dプリンタのどちらかを使って加工ができる。
評価項目3エンジンの簡単な理論構造と運転できる仕組みを理解した上で、ネジの締付けトルクの選定ができ、組立作業ができる。エンジンの簡単な理論構造と運転できる仕組みを理解し、現代エンジンにおける環境問題との関連も理解できる。エンジンの簡単な理論構造と運転できる仕組みか、現代エンジンにおける環境問題との関連のどちらかが理解できる。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育目標・サブ目標との対応 1-1 説明 閉じる
学習・教育目標・サブ目標との対応 1-2 説明 閉じる
学習・教育目標・サブ目標との対応 2-2 説明 閉じる
学習・教育目標・サブ目標との対応 2-4 説明 閉じる
学習・教育目標・サブ目標との対応 4-2 説明 閉じる

教育方法等

概要:
機械や器具を使って作業を行い、工作技術に関する内容を体験的、総合的に習得し、機械技術者としての考え方や態度を身につける。
授業の進め方・方法:
1)1年次の工作実習で学習した内容を復習しておくこと。
2)作業には危険が伴うので、指示に従い、安全な服装(作業服)で作業すること。
3)報告書は実習内容の理解を深めるため、学習内容1 から6 までのパート毎に期限までに提出すること。
4)レポート作成のため、毎週学習内容をノートにまとめておくこと。
5)学年末に学習した実習内容に関する試験を行うので、まとめた各パートの要点を理解しておくこと。
6)工作機械を使用する際は、使用前の点検、使用後の清掃をきちんと行うこと。
7)実習予定のテーマの予習を教科書で行っておくこと。
注意点:

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 1.旋盤(担当:立山)1週目 ・超硬バイトの使い方 ・安全作業の心得
・切削速度、高速切削に対する知識
・作業工程のたて方 ・端面切削(全長決め)
2週 1.旋盤(担当:立山)2週目
1.旋盤(担当:立山)3-4週目
・超硬バイトによる外径切削・段付き加工
・溝削り、外径仕上げ
3週 1.旋盤(担当:立山)5週目 ・テーパ切削
・ダイヤルゲージによる刃物台の角度出し
4週 1.旋盤(担当:立山)6週目 ・ネジの説明
・ネジの切り方
・旋盤によるネジ切りと換え歯車計算・ネジ切り・面取り
5週 2.フライス盤(担当:海田)1-2週目 ・正面フライスによる高精度加工(立てフライス盤)
6週 2.フライス盤(担当:海田)3-4週目 ・エンドミルによる溝合わせ加工(立てフライス盤)
7週 2.フライス盤(担当:海田)5-6週目 ・差動割り出し、スプライン加工(横フライス盤)
8週 3.ホブ盤(担当:冨山)1週目
3.ホブ盤(担当:冨山)2週目
3.ホブ盤(担当:冨山)3週目
・平歯車の歯切り
・差動装置の説明、差動割り出しの計算、近似計算の方法
・はすば歯車の歯切り
・CNCホブ盤
2ndQ
9週 4.放電加工(担当:津浦)1週目 ・NCプログラム導入
・加工原理導入
10週 4.放電加工(担当:津浦)2-3週目
4.放電加工(担当:津浦)4-5週目
・プログラム作成・プログラムチェック・加工
・CAD/CAM導入 ・プログラム作成
11週 4.放電加工(担当:津浦)6週目 ・レーザー加工機でのプログラムチェック・加工
12週 5.造形加工(担当:福田)1週目
5.造形加工(担当:福田)2週目
5.造形加工(担当:福田)3週目
・造形加工の基礎
・プリンタ装置の説明、プログラム作成
・3次元プリンタによる造形
13週 6.エンジン組立(担当:川崎)1-2週目 ・エンジンの説明、工具の使い方
14週 6.エンジン組立(担当:川崎)3-4週目 ・4サイクルエンジン分解組立
15週 6.エンジン組立(担当:川崎)5-6週目 ・2サイクルエンジン分解組立
16週 試験答案の返却及び解説 試験問題の解説及びポートフォリオの記入

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

定期試験レポート成果品実技その他合計
総合評価割合15502015100
知識の基本的な155010075
思考・推論・創造00000
汎用的技能0010010
態度・志向性0001515
総合的な学習経験00000