概要:
世界がどのような過程を経て、現在の姿をとっているのかを理解する。現代世界の諸課題を地域性や歴史的背景、日常生活との関連を踏まえて考察し、世界全体の地理的認識を養う。
授業の進め方・方法:
基本的に講義形式で行う。
注意点:
1) 自分でノートをしっかり取ること。
2) 提出期限は守ること。
3) 現在の世界情勢に関心を持ち、その事実と背景を知ろうという姿勢で臨むこと。
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
授業計画の説明 第1編 地図や地理情報システムで捉える現代世界 |
授業計画・達成目標・成績の評価方法等の説明
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2週 |
第1章 私たちが暮らす世界 |
世界地図から読み取れることを学ぶ。
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3週 |
第2章 地図や地理情報システムの役割(1) |
地図の種類について学ぶ。地形図と主題図を利用できるようになる。
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4週 |
第2章 地図や地理情報システムの役割(2) |
地理情報システムの役割を理解する。
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5週 |
第3章 地図から読み取る現代世界(1) |
交通、情報技術の発達で、世界がどのように変化したのかを理解する。
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6週 |
第3章 地図から読み取る現代世界(2) |
貿易の変化を理解する。
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7週 |
第3章 地図から読み取る現代世界(3) |
国同士のつながりがどのように変化したのかを理解する。
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8週 |
前期中間試験 |
これまでの理解を確認する。
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2ndQ |
9週 |
第2編 国際理解と国際協力 第1章 人々の生活文化と多様な地理的環境
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試験の解答と解説で、不十分な理解であったところを確認する。 生活文化は地理的環境に根ざすことを理解する。
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10週 |
1 生活文化の多様性と国際理解 |
文化の要素は多岐にわたることを理解する。その中でも、言語、宗教、食生活などの重要性を理解する。
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11週 |
2 生活文化と自然環境①地形 |
地形と生活の関係を理解する。
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12週 |
3 生活文化と自然環境①気候(1) |
熱帯、乾燥帯の気候を理解する。
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13週 |
3 生活文化と自然環境①気候(2) |
温帯、寒帯、亜寒帯の気候を理解する。
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14週 |
4 生活文化と産業(1) |
農業の世界的分布と工業立地などを理解する。
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15週 |
4 生活文化と産業(2) |
商業の発展と情報産業の発達、それに伴う社会の変化を理解する。
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16週 |
前期末試験 (17週目は試験答案の返却・解説及びポートフォリオの記入) |
試験の解答と解説で、不十分な理解であったところを確認する。
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後期 |
3rdQ |
1週 |
生活文化と環境 アジアとアメリカ |
文化の多様性の例として、実際の都市の事例を学び、理解する。
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2週 |
第2章 様々な地球的課題と国際協力 1 地球環境問題 |
地球環境問題を考える。
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3週 |
2 資源・エネルギー問題 |
世界の資源・エネルギー問題を考える。
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4週 |
3 人口問題 |
世界の人口問題を考える。
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5週 |
4 食料問題 |
世界の食料問題を考える。
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6週 |
6 民族問題 |
世界の民族問題を考える。
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7週 |
7 持続可能な社会の実現をめざして |
国際協力の実際を理解する。
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8週 |
後期中間試験 |
これまでの理解を確認する。
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4thQ |
9週 |
第3編 持続可能な地域づくりと私たち 第1章 自然環境と防災 |
試験の解答と解説で、不十分な理解であったところを確認する。 災害への自身の取り組みを考える。
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10週 |
1 日本の自然環境と特色 |
日本の地形の特色を理解する。
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11週 |
2 様々な自然災害と防災 地震、津波 |
地震、津波の被害とその対策を理解する。
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12週 |
火山、台風 |
火山災害と台風被害を理解し、その対策を考える。
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13週 |
洪水、土砂災害 |
洪水、土砂災害について理解する。
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14週 |
減災と防災 |
自助・共助・公助および復旧・復興を理解し、自分たちにできることを考える。
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15週 |
第2章 生活圏の調査と地域の展望 |
自分の住む地域の地理的課題を考える。
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16週 |
学年末試験 (17週目は試験答案の返却・解説及びポートフォリオの記入) |
試験の解答と解説で、不十分な理解であったところを確認する。
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分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 人文社会科学 | 社会 | 地理歴史的分野 | 世界の資源、産業の分布や動向の概要を説明できる。 | 3 | |
民族、宗教、生活文化の多様性を理解し、異なる文化・社会が共存することの重要性について考察できる。 | 3 | |
近代化を遂げた欧米諸国が、19世紀に至るまでに、日本を含む世界を一体化していく過程について、その概要を説明できる。 | 3 | |
帝国主義諸国の抗争を経て二つの世界大戦に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、平和の意義について考察できる。 | 3 | |
第二次世界大戦後の冷戦の展開からその終結に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、そこで生じた諸問題を歴史的に考察できる。 | 3 | |
19世紀後期以降の日本とアジア近隣諸国との関係について、その概要を説明できる。 | 3 | |
公民的分野 | 人間の生涯における青年期の意義と自己形成の課題を理解し、これまでの哲学者や先人の考え方を手掛かりにして、自己の生き方および他者と共に生きていくことの重要性について考察できる。 | 2 | |
自己が主体的に参画していく社会について、基本的人権や民主主義などの基本原理を理解し、基礎的な政治・法・経済のしくみを説明できる。 | 2 | |
現代社会の考察 | 現代社会の特質や課題に関する適切な主題を設定させ、資料を活用して探究し、その成果を論述したり討論したりするなどの活動を通して、世界の人々が協調し共存できる持続可能な社会の実現について人文・社会科学の観点から展望できる。 | 3 | |
工学基礎 | グローバリゼーション・異文化多文化理解 | グローバリゼーション・異文化多文化理解 | それぞれの国の文化や歴史に敬意を払い、その違いを受け入れる寛容さが必要であることを認識している。 | 3 | |
様々な国の生活習慣や宗教的信条、価値観などの基本的な事項について説明できる。 | 2 | |
異文化の事象を自分たちの文化と関連付けて解釈できる。 | 2 | |
それぞれの国や地域の経済的・社会的な発展に対して科学技術が果たすべき役割や技術者の責任ある行動について説明できる。 | 3 | |
分野横断的能力 | 基盤的資質・能力 | 自己理解 | 自己理解 | 法令やルールを遵守した行動をとれる。 | 2 | |
他者のおかれている状況に配慮した行動がとれる。 | 2 | |
技術が社会や自然に及ぼす影響や効果を認識し、技術者が社会に負っている責任を挙げることができる。 | 3 | |