創造設計

科目基礎情報

学校 都城工業高等専門学校 開講年度 2018
授業科目 創造設計
科目番号 0054 科目区分 専門 / 必修
授業形態 演習 単位の種別と単位数 履修単位: 4
開設学科 機械工学科 対象学年 4
開設期 通年 週時間数 4
教科書/教材  栗山 晃治 ,新間寛之 共著「 3次元CAD完全マスター図解SolidWorks実習 第2版」
担当教員 𡈽井 猛志

到達目標

1)3D-CADを利用した設計ができ、アイデア・概念を具現化できること 。
2)然るべき適切な計算を行い構造物、機械の設計をすることができること 。
3)自己の行動・考えについてしっかり説明できること 。
4)自主性をもって課題に取り組めること。
5)納期遵守。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安(可)
評価項目13D-CADを利用した概要設計、詳細設計において、想定される不具合抽出や問題点の検討を行いながらアイデア・概念を具現化できる。3D-CADを利用した概要設計、詳細設計ができ、アイデア・概念を具現化できる。3D-CADを利用し、アイデア・概念を概要設計程度の具現化ができる。
評価項目2各種機構、材料、機械要素等の選定において、適切な計算を行い構造物、機械の設計を行うことができ、かつ最適化を図ることや問題点および改良点まで言及できる。各種機構、材料、機械要素等の選定において、適切な計算を行い構造物、機械の設計をすることができる。 各種機構、材料、機械要素等の選定において、一部計算を行い構造物、機械の設計をすることができる。
評価項目3グループ内外において自己の行動・考えについてしっかり説明でき,問題点や改良点まで言及できる。グループ内外において自己の行動・考えについてしっかり説明できる。グループ内外において自己の行動・考えを持つことができる。
評価項目4所属するグループが抱える問題点や課題を共有し、自主性をもって課題に取り組むことができ、グループのリーダーとして行動できる。所属するグループが抱える問題点や課題を共有し、自主性をもって課題に取り組むことができ、グループ全体として問題解決できる。自己の直接的な役割について自主性をもって課題に取り組み、さらにグループ活動に協力できる。
評価項目5各種口頭発表やレポート提出、作品の製作において、計画的に準備ができ、要求された事項について、事前チェックを受けながら期限内に終了することができる。各種口頭発表やレポート提出、作品の製作において、計画的に準備ができ、要求された事項について期限内に終了することができる。各種口頭発表やレポート提出、作品の製作において、要求された事項全てではないが、期限内に終了することができる。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
これまで修得してきた機械工学の知識をもとに以下の目標を設定し、複数グループに分けて実際のものづくりを行う。 (1)企画~設計~製造までの”ものづくり”を体験・修得する。(2)創造的な”ものづくり”を通したグループ内の討議・共同作業を経験すると共に、グループ内外におけるプレゼンテーション能力を向上させる(3)自発性および創造性を高める。 
授業の進め方・方法:
これまで修得してきた専門、数学等の基礎知識は必須となるため、各自において適宜復習・確認しておくこと。さらに、製作物の設計、製作にあたり、必要となる知識や情報については事前学習の中で整理しておくこと。
注意点:
本授業では全般的にテキストを使用した講義は行わない。従って、各個人で自主的に文献調査等を行っていく姿勢が重要である。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 3D-CAD操作演習:操作方法1 SolidWorksについて説明を行い、ソフトウェアの起動・終了、さらに押し出しによる形状作成を学ぶ。
2週 3D-CAD操作演習:操作方法2 スイープ・ロフト・回転およびその他のモデル加工方法について学ぶ。
3週 3D-CAD操作演習:組立図 各部品をアセンブリし、組立を行う。
4週 3D-CAD実技試験 操作方法に対する実技試験を行う。
5週 製作課題のアイデア検討:グループ別検討 課題の提示を行いアイデア検討を実施
6週 製作課題のアイデア検討:グループ別検討 各種情報を収集しアイデア検討を実施
7週 製作課題のアイデア検討:グループ別検討 最終的なグループ案の決定を行う。
8週 3D-CADによる概略設計 3D-CADによる概要設計を行う
2ndQ
9週 3D-CADによる概略設計 3D-CADによる概要設計を行う
10週 プレゼンテーション資料の作成 パワーポイント操作演習・プレゼンテーション資料作成
11週 中間発表 グループ案についてパワーポイントを利用したプレゼンテーションを行う。
12週 製作課題の詳細設計:材料選定 使用する材料、モーター等の調査および選定
13週 製作課題の詳細設計:材料選定 使用する材料、モーター等の調査および選定
14週 製作課題の詳細設計:詳細設計 3D-CADによる詳細設計を行う
15週 製作課題の詳細設計:詳細設計 3D-CADによる詳細設計を行う
16週
後期
3rdQ
1週 材料発注書作成 詳細設計終了後、購買予定の各種材料や部品等について、発注書を作成する
2週 部品製作 詳細設計図をもとに部品製作を行う。
3週 部品製作 詳細設計図をもとに部品製作を行う。
4週 部品製作 詳細設計図をもとに部品製作を行う。
5週 部品製作 詳細設計図をもとに部品製作を行う。
6週 組立 詳細設計図をもとに組立を行う。
7週 組立 詳細設計図をもとに組立を行う。
8週 組立 詳細設計図をもとに組立を行う。
4thQ
9週 製作物の動作検証 組み立てられた対象物の試運転と調整、自己評価を行う。
10週 製作物の動作検証 組み立てられた対象物の試運転と調整、自己評価を行う。
11週 製作物の改善 製作物の不具合や最適化など改善を実施
12週 製作物の改善 製作物の不具合や最適化など改善を実施
13週 レポート・プレゼン資料作成 テーマ選定から製作・測定評価のの過程および結果をレポートにまとめる。
14週 レポート・プレゼン資料作成 テーマ選定から製作・測定評価の過程および結果をレポートにまとめる。
15週 最終発表:最終報告(口頭発表)、」実演・競技会 各グループの製作物に対する製作結果報告、実演・競技会を行う。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学機械系分野製図CADシステムの役割と基本機能を理解し、利用できる。4前1,前2,前3,前4,前8,前9,前14,前15

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合020200060100
基礎的能力01010002040
専門的能力055002030
分野横断的能力055002030