伝熱工学

科目基礎情報

学校 都城工業高等専門学校 開講年度 2018
授業科目 伝熱工学
科目番号 0061 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 機械工学科 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 一色尚次、北山直方共著「伝熱工学 改訂・新装版」(森北出版)
担当教員 白岩 寛之

到達目標

1) 熱移動の基本法則を理解できること。
2) 熱移動の基本法則に関する基礎的な計算ができること。
3) 熱交換器の設計に必要な計算ができること。
4) 対流熱伝達に関する基礎事項を理解できること。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安最低到達レベルの目安(可)
評価項目1熱移動の基本法則を十分に理解し、説明できる。熱移動の基本法則を理解できる。熱移動の基本法則の一部を理解できる。
評価項目2熱移動の基本法則に関する応用問題を解くことができる。熱移動の基本法則に関する基礎的な計算ができる。熱移動の基本法則に関する平易な基礎問題を解くことができる。
評価項目3熱交換器の設計に必要な応用計算ができる。熱交換器の設計に必要な計算ができる。熱交換器の設計に必要な計算の一部を解くことができる。
評価項目4対流熱伝達に関する基礎事項を十分に理解し、説明できる。対流熱伝達に関する基礎事項を理解できる。対流熱伝達に関する基礎事項を一部を理解できる。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
エンジン、冷凍機、ヒートポンプ、ボイラに付属する熱機器の設計を行う場合、熱力学および熱機関の基礎の上に更に伝熱工学の知識が必要となる。熱移動の基本法則を理解し、熱交換器の設計に必要な計算力を養う。
授業の進め方・方法:
微分・積分学を十分に理解しておく必要がある。
諸計算式を用いた計算方法について、演習問題等を通して理解を深めていくため、予習・復習などの自己学習をしっかり行うこと。
注意点:
参考資料:甲藤好郎著「伝熱概論」(養賢堂)、中山顕、桑原不二朗、許国良共著 「熱流体力学-基礎から数値シュミレーションまで-」(共立出版)、日本機械学会編「応用システム編(γ3編)熱機器」(日本機械学会)
成績の評価方法について:最終評価点は、後期中間試験結果(50%)、学年末試験結果(50%)により評価する。
評価基準について:学年成績60点以上を合格とする。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 1.熱移動に関する基本事項 熱伝導、熱伝達、熱放射、熱通過、熱流束、フーリエの法則について理解する。
2週 1.熱移動に関する基本事項 熱伝導、熱伝達、熱放射、熱通過、熱流束、フーリエの法則について理解する。
3週 2.熱伝導の計算 平行平面板、円管、球状壁の熱伝導の計算法について理解して、応用計算ができるようにする。
4週 2.熱伝導の計算 平行平面板、円管、球状壁の熱伝導の計算法について理解して、応用計算ができるようにする。
5週 2.熱伝導の計算 平行平面板、円管、球状壁の熱伝導の計算法について理解して、応用計算ができるようにする。
6週 3.熱通過の計算 平板壁、円管壁の熱通過の計算ができるようにする。
7週 3.熱通過の計算 平板壁、円管壁の熱通過の計算ができるようにする。
8週 後期中間試験
4thQ
9週 4.熱交換器における熱移動形式 熱交換器の種類および熱移動形式について理解する。
10週 4.熱交換器における熱移動形式 熱交換器の種類および熱移動形式について理解する。
11週 5.熱交換器の伝熱計算 熱交換器およびひれつき面の伝熱計算について理解し、応用計算ができるようにする。
12週 5.熱交換器の伝熱計算 熱交換器およびひれつき面の伝熱計算について理解し、応用計算ができるようにする。
13週 5.熱交換器の伝熱計算
6.熱伝達
熱交換器およびひれつき面の伝熱計算について理解し、応用計算ができるようにする。
対流熱伝達の計算に必要な無次元数について理解し、応用計算ができるようにする。
14週 6.熱伝達 対流熱伝達の計算に必要な無次元数について理解し、応用計算ができるようにする。
15週 6.熱伝達 対流熱伝達の計算に必要な無次元数について理解し、応用計算ができるようにする。
16週 学年末試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

定期試験合計
総合評価割合100100
知識の基本的な理解6060
思考・推論・創造への適応力4040