創造設計

科目基礎情報

学校 都城工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 創造設計
科目番号 0065 科目区分 専門 / 必修
授業形態 演習 単位の種別と単位数 履修単位: 4
開設学科 機械工学科 対象学年 4
開設期 通年 週時間数 4
教科書/教材  栗山 晃治 ,新間寛之 共著「 3次元CAD完全マスター図解SolidWorks実習 第3版」 978-4-627-66663-4
担当教員 𡈽井 猛志

到達目標

1)3D-CADを利用した設計ができ、アイデア・概念を具現化できること 。
2)然るべき適切な計算を行い構造物、機械の設計をすることができること 。
3)自己の行動・考えについてしっかり説明できること 。
4)自主性をもって課題に取り組めること。
5)納期遵守。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安       A標準的な到達レベルの目安       B未到達レベルの目安(可)      C(学生記入欄) 到達したレベルに〇をすること。
評価項目13D-CADを利用した概要設計、詳細設計において、想定される不具合抽出や問題点の検討を行いながらアイデア・概念を具現化できる。3D-CADを利用した概要設計、詳細設計ができ、アイデア・概念を具現化できる。3D-CADを利用し、アイデア・概念を概要設計程度の具現化ができる。  A ・ B ・ C
評価項目2各種機構、材料、機械要素等の選定において、適切な計算を行い構造物、機械の設計を行うことができ、かつ最適化を図ることや問題点および改良点まで言及できる。各種機構、材料、機械要素等の選定において、適切な計算を行い構造物、機械の設計をすることができる。 各種機構、材料、機械要素等の選定において、一部計算を行い構造物、機械の設計をすることができる。   A ・ B ・ C
評価項目3グループ内外において自己の行動・考えについてしっかり説明でき,問題点や改良点まで言及できる。グループ内外において自己の行動・考えについてしっかり説明できる。グループ内外において自己の行動・考えを持つことができる。   A ・ B ・ C
評価項目4所属するグループが抱える問題点や課題を共有し、自主性をもって課題に取り組むことができ、グループのリーダーとして行動できる。所属するグループが抱える問題点や課題を共有し、自主性をもって課題に取り組むことができ、グループ全体として問題解決できる。自己の直接的な役割について自主性をもって課題に取り組み、さらにグループ活動に協力できる。  A ・ B ・ C
評価項目5各種口頭発表やレポート提出、作品の製作において、計画的に準備ができ、要求された事項について、事前チェックを受けながら期限内に終了することができる。各種口頭発表やレポート提出、作品の製作において、計画的に準備ができ、要求された事項について期限内に終了することができる。各種口頭発表やレポート提出、作品の製作において、要求された事項全てではないが、期限内に終了することができる。  A ・ B ・ C

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 A 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 B 説明 閉じる
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教育方法等

概要:
これまで修得してきた機械工学の知識をもとに以下の目標を設定し、複数グループに分けて実際のものづくりを行う。 (1)企画~設計~製造までの”ものづくり”を体験・修得する。(2)創造的な”ものづくり”を通したグループ内の討議・共同作業を経験すると共に、グループ内外におけるプレゼンテーション能力を向上させる(3)自発性および創造性を高める。 
※実務との関係
この科目は企業で機械部品の設計・開発に携わってきた教員が、その経験を活かし、実践的な種々のスキルを修得させるべく、座学をはじめ演習、実習、グループワークなど実際のものづくりを通して進められる科目である。
授業の進め方・方法:
これまで修得してきた専門、数学等の基礎知識は必須となるため、各自において適宜復習・確認しておくこと。さらに、製作物の設計、製作にあたり、必要となる知識や情報については事前学習の中で整理しておくこと。
注意点:
本授業では全般的にテキストを使用した講義は行わない。従って、各個人で自主的に文献調査等を行っていく姿勢が重要である。
成績の評価方法について
・中間報告およびレポート・発表、および最終的な製作物(製作過程)をもって総合評価する。
 前期課題(20%)+レポート(40%)+ 発表(20%)+ 製作過程(20%)
評価基準について
・学年成績60点以上を合格とする。

ポートフォリオ

(学生記入欄)
【理解の度合】理解の度合について記入してください。
      (記入例)ファラデーの法則、交流の発生についてはほぼ理解できたが、渦電流についてはあまり理解できなかった。
 ・前期中間試験まで: 
                                      
 ・前期末試験まで :
                                       
 ・後期中間試験まで:
                                       
 ・学年末試験まで :

                                       
【試験の結果】定期試験の点数を記入し、試験全体の総評をしてください。
       (記入例)ファラデーの法則に関する基礎問題はできたが、応用問題が解けず、理解不足だった。
 ・前期中間試験 点数:      総評:                                       

 ・前期末試験  点数:      総評:                                       

 ・後期中間試験 点数:      総評:                                       

 ・学年末試験  点数:      総評:                                       


【総合到達度】「到達目標」どおりに達成することができたかどうか、記入してください。
 ・総合評価の点数:      総評:                                       


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(教員記入欄)
【授業計画の説明】実施状況を記入してください。
  
  
【授業の実施状況】実施状況を記入してください。
  ・前期中間試験まで:  
                                     
  ・前期末試験まで :                                       

  ・後期中間試験まで:                                       

  ・学年末試験まで : 
        
                                
【評価の実施状況】総合評価を出した後に記入してください。
 
    

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 3D-CAD操作演習:操作方法1 SolidWorksについて説明を行い、ソフトウェアの起動・終了、さらに押し出しによる形状作成を学ぶ。
2週 3D-CAD操作演習:操作方法2 スイープ・ロフト・回転およびその他のモデル加工方法について学ぶ。
3週 3D-CAD操作演習:組立1 各部品をアセンブリし、組立を行う。
4週 2D-CAD操作演習:操作方法1 AutoCADについて説明を行い、ソフトウェアの起動・終了、操作方法について学ぶ。
5週 2D-CAD操作演習:機械要素部品の作図 提示した機械要素部品の作図を行う。
6週 マイコン演習:Arduino演習1 Arduinoに関する説明および回路・プログラム作成演習を行う。
7週 マイコン演習:Arduino演習2 Arduinoに関する説明および回路・プログラム作成演習を行う。
8週 アイデア発想演習:マインドマップ マインドマップに関する説明および作成演習を行う。
2ndQ
9週 アイデア発想演習:ブレインストーミング ブレインストーミングに関する説明および作成演習を行う。
10週 アイデア発想演習:オズボーンのチェックリスト,マンダラート オズボーンのチェックリストおよびマンダラートに関する説明および作成演習を行う。
11週 アイデア発想演習:KJ法 KJ法に関する説明および作成演習を行う。
12週 製作課題のアイデア検討:グループ別検討 課題提示後、各種情報を収集しアイデア発想を行う。
13週 製作課題のアイデア検討:グループ別検討 各種情報を収集しアイデア検討を行う。
14週 製作課題のアイデア検討:グループ別検討 最終的なグループ案の決定を行う。
15週 3D-CADによる構想設計 3D-CADによる構想設計を行う
16週 3D-CADによる構想設計 3D-CADによる構想設計を行う
後期
3rdQ
1週 プレゼンテーション資料の作成 パワーポイント操作演習・プレゼンテーション資料作成
2週 中間発表 グループ案についてパワーポイントを利用したプレゼンテーションを行う。
3週 製作課題の詳細設計:材料選定 使用する材料、モーター等の調査および選定
4週 製作課題の詳細設計:材料選定 使用する材料、モーター等の調査および選定
5週 材料発注書作成 詳細設計終了後、購買予定の各種材料や部品等について、発注書を作成する。
6週 部品製作 詳細設計図をもとに部品製作を行う。
7週 部品製作 詳細設計図をもとに部品製作を行う。
8週 部品製作 詳細設計図をもとに部品製作を行う。
4thQ
9週 組立 詳細設計図をもとに組立を行う。
10週 組立 詳細設計図をもとに組立を行う。
11週 製作物の動作検証および製作物の改善 組み立てられた対象物の試運転と調整、評価を行い、製作物の不具合や最適化など改善を行う。
12週 最終レポート作成 テーマ選定から製作・測定評価の過程および結果をレポートにまとめる。
13週 最終レポート作成 テーマ選定から製作・測定評価の過程および結果をレポートにまとめる。
14週 最終レポート作成 テーマ選定から製作・測定評価の過程および結果をレポートにまとめる。
15週 最終レポート作成 テーマ選定から製作・測定評価の過程および結果をレポートにまとめる。
16週 ポートフォリオの記入 ポートフォリオの記入

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学機械系分野製図CADシステムの役割と基本機能を理解し、利用できる。4前1,前2,前3,前4,前5,前15,前16

評価割合

課題発表レポート製作過程ポートフォリオ合計
総合評価割合202040200100
基礎的能力1010155040
専門的能力551510035
分野横断的能力55105025