電気工学Ⅰ

科目基礎情報

学校 都城工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 電気工学Ⅰ
科目番号 0073 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 機械工学科 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 文部科学省検定済教科書「わかりやすい電気回路」(著者 安部則男 近藤有三 安西治 他4名,コロナ社)
ISBN978-4-339-08769-7
担当教員 楠原 良人

到達目標

1)直流回路の理解と計算ができること
2)静電気と静電容量の理解と計算ができること
3)磁気および電流と磁界の理解と計算ができること
4)電磁力や電磁誘導の理解と計算ができること

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安       A標準的な到達レベルの目安       B未到達レベルの目安     C(学生記入欄) 到達したレベルに〇をすること。
評価項目1電気回路の要素と直流回 路、回路網、電力とジュール熱の法則と関係について理解し、その計算と説明ができる。電気回路の要素と直流回 路、回路網、電力とジュール熱の法則と関係が説明できる。電気回路の要素と直流回 路、回路網、電力とジュール熱について基本的な関係が一部説明できる。  A ・ B ・ C
評価項目2静電現象、コンデンサと静電容量の法則と関係について理解し、その計算と説明ができる。静電現象、コンデンサと静電容量について、その法則と関係が説明できる。静電現象、コンデンサと静電容量について基本的な関係が一部説明できる。  A ・ B ・ C
評価項目3電流と磁界の法則と関係について理解し、その計算と説明ができる。電流と磁界の法則と関係が説明できる。電流と磁界の関係につい て、基本的な関係が一部説明できる。  A ・ B ・ C
評価項目4電磁力や電磁誘導の法則と関係について理解し、その計算と説明ができる。電磁力や電磁誘導の法則と関係が説明できる。電磁力や電磁誘導につい て、基本的な関係が一部説明できる。  A ・ B ・ C

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
電気回路の要素や直流回路、電気磁気学の基礎理論を学ぶことにより、機械技術者に必要な電気的素養を身につけること。
授業の進め方・方法:
電気系理論は、目に見えない物理現象を数式で表現するため、数学の知識を必要とする。特に、微分、積分については理解を十分深めておくことが必要である。
低学年で履修した物理や化学を復習しておくこと。
【成績評価方法】定期試験(70%)・レポート(30%)で評価する。
注意点:

ポートフォリオ

(学生記入欄)
【理解の度合】理解の度合について記入してください。
      (記入例)ファラデーの法則、交流の発生についてはほぼ理解できたが、渦電流についてはあまり理解できなかった。
 ・前期中間試験まで: 
 
                                     
 ・前期末試験まで :
                                       
                                       
【試験の結果】定期試験の点数を記入し、試験全体の総評をしてください。
       (記入例)ファラデーの法則に関する基礎問題はできたが、応用問題が解けず、理解不足だった。
 ・前期中間試験 点数:      総評:                                       


 ・前期末試験  点数:      総評:                                       


【総合到達度】「到達目標」どおりに達成することができたかどうか、記入してください。
 ・総合評価の点数:      総評:                                       


-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
(教員記入欄)
【授業計画の説明】実施状況を記入してください。
  
  
【授業の実施状況】実施状況を記入してください。
  ・前期中間試験まで:  
 
                                    
  ・前期末試験まで :                                       

                                        
【評価の実施状況】総合評価を出した後に記入してください。
 
    

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 授業計画の説明
(1)電気回路の要素
[1.1]電気回路の電流・電圧・抵抗
電気回路、電子と電流、オームの法則
授業計画・達成目標・成績の評価方法等の説明
電気回路、電子と電流、オームの法則について理解
し、その計算ができるようにする。
2週 [1.2]静電容量・インダクタンス・抵抗の性質 静電容量・インダクタンス・抵抗の性質を理解し、その計算ができるようにする。
3週 (2)直流回路             
[2.1]直流回路の計算
抵抗の直列回路、並列回路、直並列回路
抵抗の直列回路、並列回路、直並列回路について理解し、その計算ができるようにする。
4週 [2.2]応用回路              
ホイートストンブリッジ、倍率器と電圧計、分流器と電流計
ホイートストンブリッジの原理、倍率器と電圧計の原理、分流器と電流計の原理について理解し、その計算ができるようにする。
5週 [2.3]キルヒホッフの法則          
キルヒホッフの第1法則、第2法則
キルヒホッフの第1法則、第2法則について理解し、その計算ができるようにする。
6週 [2.4]回路網の計算                     
キルヒホッフの第1法則、第2法則の回路網計算
キルヒホッフの第1法則、第2法則を用いて、回路網の計算ができるようにする。
7週 [2.5]電力とジュール熱
電力と電力量、ジュールの法則
電力とジュール熱を理解し、電気回路で消費される電力と電力量、ジュール熱を計算できるようにする。
8週 前期中間試験
2ndQ
9週 試験答案の返却及び解説
(3)静電気             
[3.1]静電現象   
静電気と静電気に関するクーロンの法則、電界と電位
試験問題の解説及びポートフォリオの記入
静電気と静電気に関するクーロンの法則、電界と電位について理解し、その計算ができるようにする。
10週 [3.2]コンデンサと静電容量
コンデンサの並列接続・直列接続、コンデンサに蓄えられる静電エネルギー
コンデンサの並列接続・直列接続、コンデンサに蓄えられる静電エネルギーを理解し、その計算ができるようにする。
11週 (4)電流と磁気           
[4.1]磁気
磁気現象、磁気に関するクーロンの法則、磁界、磁力線
磁気現象、磁気に関するクーロンの法則、磁界、磁力線について理解し、その計算ができるようにする。
12週 [4.2]電流の磁気作用
アンペアの右ネジの法則・周回積分の法則、電流と磁界、磁気回路
アンペアの右ネジの法則・周回積分の法則、電流と磁界、磁気回路について理解し、その計算ができるようにする。
13週 [4.3]磁界中の電流に働く力
フレミングの左手の法則、電磁力、直流電動機の原理
フレミングの左手の法則、電磁力について理解し、その計算ができるようにする。直流電動機の原理を理解する。
14週 [4.4]電磁誘導作用
ファラデーの法則、レンツの法則、フレミングの右手の法則、誘導起電力
ファラデーの法則、レンツの法則、フレミングの右手の法則を理解し、誘導起電力の計算ができるようにする。
15週 [4.5]インダクタンス                          
自己誘導、相互誘導、電磁誘導の応用
自己誘導、相互誘導を理解し、自己インダクタンス、相互インダクタンスの計算ができるようにする。電磁誘導の応用を理解する。
16週 前期末試験
(17週目は試験答案の返却・解説及びポートフォリオの記入)

(試験問題の解説及びポートフォリオの記入)

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

定期試験レポート合計
総合評価割合7030100
知識の基本的な理解502070
思考・推論・創造への適応力201030