産業財産権法

科目基礎情報

学校 都城工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 産業財産権法
科目番号 0076 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 機械工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 TAC知的財産管理技法検定講座(2020)『知的財産管理技能検定(R) 2級スピードテキスト 2020年度』早稲田経営出版 978-4847144387
担当教員 吉井 千周

到達目標

1 産業財産権法(特許法・実用新案法・意匠法・商標法)を理解することができること。
2 特許情報を検索し,特許書類が読めるようになること。
3 パテントコンテスト,デザインパテントコンテストに参加すること。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
産業財産権法の理解産業財産権4法を基盤とした知的財産制度を理解し,知的財産に関連する時事の話題に ついて自分で説明することがで きる。産業財産権4法を基盤とした知的財産制度を理解し,知的財産に関連する時事の話題に つい説明を受けて理解することがで きる。産業財産権4法を基盤とした知的財産制度を断片的に理解し,知的財産に関連する時事の話題を補助を受けながら理解することができる。
特許情報の検索と先行特許調査自分で特許情報を検索し,特許書類記事項の記載目的や意味を理解しながら読むことができる。自分で特許情報を検索し,特許書類記事項の記載目的や意味を読み、その内容を把握することができる。補助を受けながら、特許情報を検索し,特許書類記事項の記載目的や意味を理解でき る。
知的財産の活用と管理の理解知的財産権の活用と管理を独力で行う事ができる。知的財産権の活用と管理を補助を受けて行う事ができる。知的財産権の活用と管理を補助を受けて行う事ができる。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
「知的財産権法制のうち、一般的には、特許法、実用新案法、意匠法、商標法からなる「工業所有権四法」を理解する。
また、特許権、意匠権、商標権取得のための手段・手続きについてその方法を学ぶ理解を深める。
授業の進め方・方法:
「法学」で学習した法律の考え方,民法関連知識を復習すること。自主学習として、1 『知的財産管理技能検定3級』程度の問題演習を定期敵に行う、2 パテントコンテスト/エザインパテントコンテストへの応募を前提とした明細書及び発明関係書類執筆を義務づける。知的財産に関連した時事の話題に関心を持ち,自己学習として調べること。
注意点:
法学及び知的財産権制度に関する基礎的な知識を有しており、かつ、これに対する関心をもっていることが望ましい。4年で開講されている「法学」を受講していない学生は、選択することができないので注意すること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 授業計画の説明
1. 知的財産権の概要
授業計画・達成目標・成績の評価方法等の説明
知的財産保護制度の必要性,権利の意義と種類,知的財産の性質,知的財産の歴史
2週 2. 特許法
 2-1. 特許法概要
特許法概要
3週  2-2. 発明 発明の定義,発明の対象,発明者,職務発明
4週  2-2. 発明 発明の定義,発明の対象,発明者,職務発明
5週  2-3. 特許手続 特許出願手続,出願審査,出願公開
6週  2-3. 特許手続 特許出願手続,出願審査,出願公開
7週  2-4. 特許権と権利侵害対応 権利の効力,権利の活用,権利の侵害,民事的救済,刑事罰
8週  2-4. 特許権と権利侵害対応
3. 実用新案法
保護対象,手続,特許との相違
2ndQ
9週 前期中間試験
試験答案の返却及び解説
試験問題の解説及びポートフォリオの記入
10週 4. 特別講義 外部講師による特別講義地域における知財活用について
11週 5. 特許情報
 5-1. 明細書
明細書の読み方,書き方
12週  5-1. 明細書 明細書の読み方,書き方
13週  5-1. 明細書 明細書の読み方,書き方
14週  5-2. 特許検索 特許検索システムの使い方
15週  5-2. 特許検索 特許検索システムの使い方
16週 前期末試験
試験答案の返却及び解説
試験問題の解説及びポートフォリオの記入

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

定期試験レポート合計
総合評価割合9010100
知識の基本的な理解90090
思考・推論・創造 へ の 適 応 力01010
汎用的技能000
態度・志向性 (人間力)000
総合的な学習経験 と創造的思考力000