思想文化論

科目基礎情報

学校 都城工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 思想文化論
科目番号 0077 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 機械工学科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 後期:2
教科書/教材 貫成人『図説・標準 哲学史』新書館、2008年、978-4403250934
担当教員 高畑 菜子

到達目標

1 講義で扱う哲学者の中心概念や主要な論点について理解し、説明できるようになる。
2 いくつかの論点について、自分なりに筋道をたてて論じられるようになる。
3 西洋哲学の主要な著作を読むことができるようになる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安       A標準的な到達レベルの目安       B未到達レベルの目安     C(学生記入欄) 到達したレベルに〇をすること。
評価項目1哲学史的な背景を踏まえて基本的な用語を理解し、自分の言葉で説明できる。西洋哲学の基本的な用語を理解し、説明することができる。西洋哲学の基本的な用語を理解しようと努力することができる。  A ・ B ・ C
評価項目2授業で扱う哲学者の議論の流れを理解したうえで、自分なりの論点を発見し、それについて論理的に述べることができる。授業で扱う哲学者の議論の流れを理解し、説明することができる。授業で扱う哲学者の議論を断片的には理解できる。  A ・ B ・ C
評価項目3文献に書かれた内容を正しく理解し、要点をまとめることができる。文献に書かれた内容をおおよそ理解できる。文献を読もうと努力することができる。  A ・ B ・ C

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
この授業では、古代から近代に至るまでの西洋哲学の歴史を概観する。プラトン、デカルト、カントといった主要な哲学者の思想を取り上げ、彼らが何を問題とし、その問題にどのように取り組んだのかを考察していく。
授業の進め方・方法:
授業は、基本的にパワーポイントを用いた講義形式で行なう。 
注意点:
1 事前に教科書の該当箇所を読んでおくこと。
2 授業で資料を配布するので、授業内容を振り返りながら読むこと。
3 レスポンス・ペーパーやレポートなどの提出物を課すことがあるので、提出の注意事項・期限を守って提出すること。

ポートフォリオ

(学生記入欄)
【理解の度合】理解の度合について記入してください。
      (記入例)ファラデーの法則、交流の発生についてはほぼ理解できたが、渦電流についてはあまり理解できなかった。
 ・前期中間試験まで: 
                                      
 ・前期末試験まで :
                                       
                                       
【試験の結果】定期試験の点数を記入し、試験全体の総評をしてください。
       (記入例)ファラデーの法則に関する基礎問題はできたが、応用問題が解けず、理解不足だった。
 ・前期中間試験 点数:      総評:                                       

 ・前期末試験  点数:      総評:                                       


【総合到達度】「到達目標」どおりに達成することができたかどうか、記入してください。
 ・総合評価の点数:      総評:                                       


-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
(教員記入欄)
【授業計画の説明】実施状況を記入してください。
  
  
【授業の実施状況】実施状況を記入してください。
  ・前期中間試験まで:  
                                     
  ・前期末試験まで :                                       

                                        
【評価の実施状況】総合評価を出した後に記入してください。
 
    

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 イントロダクション 授業計画・到達目標・成績評価の方法について理解し、与えられた課題をこなす。
2週 哲学とは何か 哲学という学問が、自然科学などの他の学問とどのように異なるのかを理解する。
3週 ソクラテス──彼はなぜ殺されたのか いわゆる無知の知について理解する。
4週 プラトン──イデア論 イデア論について学ぶ。
5週 アリストテレス──正義とは何か アリストテレスの倫理思想を概観する。
6週 デカルト──その生涯と著作について デカルトの生涯と著作を把握する。
7週 デカルト──私は考える、ゆえに私は存在する 方法的懐疑について理解する。
8週 後期中間試験 試験の実施
4thQ
9週 後期中間試験の解説 試験答案の返却と解説
10週 ライプニッツ──モナドには窓がない モナドという概念についておおよそ理解する。
11週 イギリス経験論──ロック イギリス経験論の思想的特徴の大枠を捉える。
12週 イギリス経験論──バークリ 、ヒューム イギリス経験論の思想的特徴の大枠を捉え、両者の論点を整理する。
13週 カント──その生涯と著作について カントの生涯と著作を把握する。
14週 カント──コペルニクス的転回 コペルニクス的転回について学ぶ。
15週 カント──わが内なる道徳法則 カントの倫理思想を概観する。
16週 学年末試験
(17週目は試験答案の返却と解説およびポートフォリオの記入)
試験の実施

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合60005035100
基礎的能力4000502570
専門的能力2000001030
分野横断的能力0000000