電気工学Ⅱ

科目基礎情報

学校 都城工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 電気工学Ⅱ
科目番号 0083 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 機械工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 前期:2
教科書/教材 文部科学省検定済教科書わかりやすい電気基礎(著者 高橋寛監修 安部則男 近藤有三 山本忠幸 他5名 ,コロナ社)ISBN978-4-339-08764-2
担当教員 楠原 良人

到達目標

1)正弦波交流における電圧や電流の表示法が理解できること。
2)基本的な交流回路の電圧や電流、電力の計算ができること。                                                      
3)基本的な三相交流回路の電圧や電流、電力の計算ができること。 

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安       A標準的な到達レベルの目安       B未到達レベルの目安     C(学生記入欄) 到達したレベルに〇をすること。
評価項目1正弦波交流電圧・電流およびインピーダンスの表示法が理解でき、各回路要素の電圧と電流の位相関係がベクトル図を用いて説明できる。正弦波交流電圧・電流およびインピーダンスの表示法が理解できる。正弦波交流電圧・電流の表示法が説明できる。  A ・ B ・ C
評価項目2R、L、Cの直列および並列接続回路におけるインピーダンス、アドミタンス、電圧、電流および電力の計算ができる。R、L、Cの直列接続回路におけるインピーダンス、電圧、電流および電力の計算ができる。R、L、Cの直列接続回路におけるインピーダンス、電圧、電流が説明できる。  A ・ B ・ C
評価項目3対称三相交流のY-Y接続、Δ-Δ接続が理解できるとともに電流、電圧、電力の計算ができ、三相交流回転磁界が理解できる。対称三相交流のY-Y接続、Δ-Δ接続が理解できるとともに電流、電圧、電力の計算ができる。対称三相交流のY-Y接続、Δ-Δ接続が説明できる。  A ・ B ・ C

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
交流回路や交流電力の基礎理論を学ぶことにより、機械技術者に必要な電気的素養を身につけること。
授業の進め方・方法:
交流回路で用いられる理論においては、複素数や三角関数の理解が必須であるので、十分に理解を深めておくこと。
4年で学んだ電気工学Ⅰの基礎理論を復習し自己学習しておくこと。
注意点:

ポートフォリオ

(学生記入欄)
【理解の度合】理解の度合について記入してください。
      (記入例)ファラデーの法則、交流の発生についてはほぼ理解できたが、渦電流についてはあまり理解できなかった。
 ・前期中間試験まで: 
     
                                 
 ・前期末試験まで :
                                                                       
                                       
【試験の結果】定期試験の点数を記入し、試験全体の総評をしてください。
       (記入例)ファラデーの法則に関する基礎問題はできたが、応用問題が解けず、理解不足だった。
 ・前期中間試験 点数:      総評:                                       


 ・前期末試験  点数:      総評:                                       
                                                                             

【総合到達度】「到達目標」どおりに達成することができたかどうか、記入してください。
 ・総合評価の点数:      総評:                                       

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(教員記入欄)
【授業計画の説明】実施状況を記入してください。
  
  
【授業の実施状況】実施状況を記入してください。
  ・前期中間試験まで:  
     
                                
  ・前期末試験まで :                                                                              
        
                                
【評価の実施状況】総合評価を出した後に記入してください。
 
    

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 授業計画の説明
1.交流回路
(1)正弦波交流の性質
正弦波交流の発生、平均値と実効値
授業計画・達成目標・成績の評価方法等の説明

(1)正弦波交流に関する基礎的な性質を理解する。
2週 正弦波交流の発生、平均値と実効値 (1)正弦波交流に関する基礎的な性質を理解する。
3週 角周波数、位相と位相差  (1)正弦波交流に関する基礎的な性質を理解する。
4週 (2)交流回路の取り扱い方
正弦波交流のベクトル表示
(2)交流回路の基本要素である抵抗(R),インダクタンス (L),静電容量(C)の電圧、電流の関係を理解し、これらによって構成される基本回路の交流電圧や交流電流を計算できるようにする。
5週 正弦波交流のベクトル表示
R,L,C単独の回路
(2)交流回路の基本要素である抵抗(R),インダクタンス (L),静電容量(C)の電圧、電流の関係を理解し、これらによって構成される基本回路の交流電圧や交流電流を計算できるようにする。
6週 R,L,C単独の回路 (2)交流回路の基本要素である抵抗(R),インダクタンス (L),静電容量(C)の電圧、電流の関係を理解し、これらによって構成される基本回路の交流電圧や交流電流を計算できるようにする。
7週 R-L-C直列回路 (2)交流回路の基本要素である抵抗(R),インダクタンス (L),静電容量(C)の電圧、電流の関係を理解し、これらによって構成される基本回路の交流電圧や交流電流を計算できるようにする。
8週 R-L-C並列回路 (2)交流回路の基本要素である抵抗(R),インダクタンス (L),静電容量(C)の電圧、電流の関係を理解し、これらによって構成される基本回路の交流電圧や交流電流を計算できるようにする。
2ndQ
9週 前期中間試験
10週 試験答案の返却及び解説
(3)交流回路の電力
交流電力と力率
試験問題の解説及びポートフォリオの記入
(3)交流回路における電力について基礎的な知識を理解し、基本的な回路における電力を計算できるようにする。
11週 交流電力と力率
皮相電力,有効電力,無効電力
(3)交流回路における電力について基礎的な知識を理解し、基本的な回路における電力を計算できるようにする。
12週 皮相電力,有効電力,無効電力 (3)交流回路における電力について基礎的な知識を理解し、基本的な回路における電力を計算できるようにする。
13週 (4)三相交流回路
三相交流回路の電源と負荷の接続法
(4)対称三相交流の定義について理解し、種々の対称三相交流回路の電圧、電流、電力について計算できるようにするとともに、三相交流回転磁界の原理から三相交流電動機の回転原理を理解する。
14週 三相交流回路の電圧と電流と電力 (4)対称三相交流の定義について理解し、種々の対称三相交流回路の電圧、電流、電力について計算できるようにするとともに、三相交流回転磁界の原理から三相交流電動機の回転原理を理解する。
15週 三相交流による回転磁界 (4)対称三相交流の定義について理解し、種々の対称三相交流回路の電圧、電流、電力について計算できるようにするとともに、三相交流回転磁界の原理から三相交流電動機の回転原理を理解する。
16週 学年末試験
(17週目は試験答案の返却・解説及びポートフォリオの記入)

(試験問題の解説及びポートフォリオの記入)

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

定期試験レポート合計
総合評価割合7030100
知識の基本的な理解503080
思考・推論・創造への適応力20020