電気エネルギー工学

科目基礎情報

学校 都城工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 電気エネルギー工学
科目番号 0099 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 機械工学科 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 後期:2
教科書/教材 電気エネルギー応用工学(著者 森本雅之 森北出版) ISBN978-4-627-77531-2
担当教員 楠原 良人

到達目標

1)電気エネルギーの発生と制御について理解し、その計算ができること。
2)動力機械の回転運動の基本とモータ動力の応用と特性について理解し、その計算ができること。                
3)電気加熱について理解し、その計算ができること。
4)静電エネルギーについて理解し、その計算ができること。
5)再生可能エネルギーの種類と応用、分散型電源について理解ができること。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安 A標準的な到達レベルの目安 B未到達レベルの目安 C(学生記入欄) 到達したレベルに〇をすること。
評価到達目標項目1電気エネルギーの発生およびエネルギー変換を理解 し、エネルギー制御の計算と説明ができる。電気エネルギーの発生およびエネルギー変換とエネルギー制御を理解し、その説明ができる。電気エネルギーの発生とエネルギー変換とエネルギー制御が理解できる。  A ・ B ・ C
評価到達目標項目2モータの回転運動を理解 し、始動、加減速、動力伝達の計算と説明ができるとともに、モータドライブシステムが説明できる。モータの回転運動を理解 し、始動、加減速、動力伝達の計算と説明ができる。モータの回転運動を理解 し、始動、加減速、動力伝達が理解できる。  A ・ B ・ C
評価到達目標項目3電気加熱について理解し、その計算と説明ができるとともに、静電エネルギーの原理と応用について、計算と説明ができる。電気加熱と静電エネルギーの原理を理解し、その計算と説明ができる。 電気加熱と静電エネルギーについて理解できる。  A ・ B ・ C
評価到達目標項目4再生可能エネルギーの種類と応用、分散型電源を理解し、その計算と説明ができる。再生可能エネルギーの種類と応用を理解し、その説明ができる。再生可能エネルギーの種類と応用について理解でき る。  A ・ B ・ C

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
電気エネルギー工学の理論と応用を学ぶことにより、機械技術者に必要な電気的素養と電気エネルギーの応用技術を身につけること。
授業の進め方・方法:
電気エネルギー工学の理論においては、4年の電気工学Ⅰで学んだ電力・ジュール熱・電磁力・電磁誘導作用などの電気工学基礎理論と5年前期の電気工学Ⅱで学んだ交流回路、交流電力について十分に理解しておくことが必要である。
4年の電気工学Ⅰで学んだ電気工学基礎理論と5年前期の電気工学Ⅱで学んだ交流回路・三相交流回路理論を復習し、自己学習しておくこと。
【成績評価方法】定期試験1回(70%)・レポート(30%)で評価する。
注意点:

ポートフォリオ

(学生記入欄)
【理解の度合】理解の度合について記入してください。
      (記入例)ファラデーの法則、交流の発生についてはほぼ理解できたが、渦電流についてはあまり理解できなかった。                            
 ・後期中間試験まで:
                                       
 ・学年末試験まで :

                                       
【試験の結果】定期試験の点数を記入し、試験全体の総評をしてください。
       (記入例)ファラデーの法則に関する基礎問題はできたが、応用問題が解けず、理解不足だった。 
 ・後期中間試験 点数:      総評:                                       

 ・学年末試験  点数:      総評:                                       


【総合到達度】「到達目標」どおりに達成することができたかどうか、記入してください。
 ・総合評価の点数:      総評:                                       


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(教員記入欄)
【授業計画の説明】実施状況を記入してください。
  
  
【授業の実施状況】実施状況を記入してください。
  ・後期中間試験まで:                                       

  ・学年末試験まで : 
        
                                
【評価の実施状況】総合評価を出した後に記入してください。
 
    

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 授業計画の説明
(1)エネルギーの発生と制御
[1.1]エネルギーの発生と利用、エネルギー変換、エネルギー資源
授業計画・達成目標・成績の評価方法等の説明
   
エネルギーの発生と利用、エネルギー変換、エネルギー資源について理解する。
2週 [1.2]電気エネルギーの発生と制御
火力発電、原子力発電、水力発電、地熱発電、原動機
電気エネルギーの発生と制御を理解し、その計算ができるようにする。
3週 (2)電動力の応用          
[2.1]動力機械の回転運動の基本、各種負荷特性
動力機械の回転運動の基本、各種負荷特性について理解し、その計算ができるようにする。
4週 [2.2]モータの始動・加減速・制動・停止 モータの始動・加減速・制動・停止について理解し、その計算ができるようにする。
5週 [2.3]モータの制御システムと回転機械の動力 各種モータ(誘導機・DCサーボ・ACサーボ)の制御システムと回転機械の動力について理解し、その計算ができるようにする。
6週 [2.4]モータドライブシステムと選定 各種モータドライブシステムを理解し、モータドライブシステム選定の計算ができるようにする。
7週 (3)電気加熱
[3.1]熱の基本と特性、電気加熱の原理
熱の基本と電気加熱の原理について理解し、その計算ができるようにする。
8週 [3.2]電気加熱の応用1    
抵抗加熱、アーク加熱、溶接
抵抗加熱について理解し、その計算ができるようにする。アーク加熱、溶接について理解する。
4thQ
9週 [3.3]電気加熱の応用2
誘導加熱、産業用誘導加熱
誘導加熱、産業用誘導加熱について理解し、その計算ができるようにする。
10週 [3.4]電気加熱の応用3 
高周波加熱、マイクロ波加熱、放射加熱
高周波加熱、マイクロ波加熱、放射加熱の基本と応用について理解する。
11週 (4)静電エネルギー         
[4.1]静電気の基本とクーロン力の応用
静電エネルギーの基本とクーロン力の応用ついて理解し、その計算ができるようにする。
12週 [4.2]放電エネルギーとその応用      
放電加工と電子ビーム加工
放電エネルギーとその応用について理解する。
13週 (5)再生可能エネルギーの基本と分散型電源
[5.1]太陽光発電と発電システム
再生可能エネルギーの種類と分散型電源について理解する。太陽光発電システムについて理解し、その基本計算ができるようにする。
14週 [5.2]風力発電と発電システム 風力発電と発電システムについて理解し、その基本計算ができるようにする。
15週 [5.3]燃料電池発電システム
[5.4]スマートグリッド・マイクログリッド
燃料電池発電システムおよびスマートグリッド・マイクログリッドについて理解する。
16週 学年末試験
(17週目は試験答案の返却・解説及びポートフォリオの記入))

(試験問題の解説及びポートフォリオの記入)

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

定期試験レポート合計
総合評価割合7030100
知識の基本的な理解502070
思考・推論・創造への適応力201030