国際文化論Ⅳ

科目基礎情報

学校 都城工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 国際文化論Ⅳ
科目番号 0100 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 機械工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 前期:2
教科書/教材 貫成人『図説・標準 哲学史』新書館、2008年、978-4403250934
担当教員 高畑 菜子

到達目標

1 講義で扱う哲学・倫理学の諸問題について理解し、自分の言葉で説明できるようになる。
2 自ら哲学的な問いを立て、それについて筋道立てて見解を述べることができるようになる。
3 西洋哲学の主要な著作を独力で読解することができるようになる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安       A標準的な到達レベルの目安       B未到達レベルの目安     C(学生記入欄) 到達したレベルに〇をすること。
評価項目1哲学・倫理学の主要な問いについて哲学史的な背景を踏まえたうえで理解し、自分の言葉で説明できる。哲学・倫理学の主要な問いについて理解し、自分の言葉で説明することができる。哲学・倫理学の主要な問いを理解しようと努めることができる。  A ・ B ・ C
評価項目2自らの問題意識のなかで、哲学的に思考することができる。あらゆる事柄を問い直す哲学的な態度を身につけることができる。基礎知識に基づいて、自分なりの論点を発見しようと努めることができる。  A ・ B ・ C
評価項目3文献に書かれた内容を正しく理解し、要点を分かりやすく整理して述べることができる。文献に書かれた内容を正しく理解できる。文献を理解しようと努力することができる。  A ・ B ・ C

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
この授業では、西洋哲学における基本的な主題、例えば「心とは何か」「自由とは何か」といった問題を取り上げる。私たちの日常生活に潜む哲学的問題を見つけ出し、いつの時代にも通じる普遍的なテーマとして、それについて考察していく。
授業の進め方・方法:
授業は、基本的にパワーポイントを用いた講義形式で行なう。 
注意点:
1 事前に教科書の該当箇所を読んでおくこと。
2 授業で資料を配布するので、授業内容と関連づけながらよく読み、復習を欠かさないこと。
3 レスポンス・ペーパーやレポートなどの提出物を課すさいは、参考文献などを紹介するので、自主的に読んでから取りかかること。

ポートフォリオ

(学生記入欄)
【理解の度合】理解の度合について記入してください。
      (記入例)ファラデーの法則、交流の発生についてはほぼ理解できたが、渦電流についてはあまり理解できなかった。
 ・前期中間試験まで: 
                                      
 ・前期末試験まで :
                                       
                                       
【試験の結果】定期試験の点数を記入し、試験全体の総評をしてください。
       (記入例)ファラデーの法則に関する基礎問題はできたが、応用問題が解けず、理解不足だった。
 ・前期中間試験 点数:      総評:                                       

 ・前期末試験  点数:      総評:                                       


【総合到達度】「到達目標」どおりに達成することができたかどうか、記入してください。
 ・総合評価の点数:      総評:                                       


-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
(教員記入欄)
【授業計画の説明】実施状況を記入してください。
  
  
【授業の実施状況】実施状況を記入してください。
  ・前期中間試験まで:  
                                     
  ・前期末試験まで :                                       

                                        
【評価の実施状況】総合評価を出した後に記入してください。
 
    

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 イントロダクション──哲学とは何か 哲学とはどのような学問なのか、その大枠を理解する。
2週 人間と生──生きる意味を考える 私たちは何のために生きているのか、その目的や意味について考える。
3週 人間と生──「心」とは何か
西洋哲学における心をめぐる主要な議論を取り上げる。
4週 私と他者──「私」とは何か デカルトの「考えるものとしての私」について理解する。
5週 私と他者──他者について 他我問題など他者について考えるうえで基本となる論点をいくつか取り上げる。
6週 真理と認識──映像から考えてみよう 映像を見たうえで、「何かを知る」ということについて対話する。
7週 真理と認識──「知る」とはどういうことか 大陸合理論とイギリス経験論の二つの流れから、真理の探究について考える。
8週 前期中間試験 試験の実施
2ndQ
9週 前期中間試験の解説 試験答案の返却と解説
10週 自由と行為──私たちは本当に自由なのか 決定論と自由をめぐる問題を把握する。
11週 自由と行為──行為の責任を問うということ アリストテレスの議論を中心に行為や責任の問題を考察する。
12週 善悪──道徳とは 道徳とはどのようなものかを身近な例から考える。
13週 善悪──行為の動機と結果 義務論と功利主義について理解する。
14週 個人と社会──社会はどのように成り立つのか アリストテレスやホッブズの社会観を手がかりとして、社会とはいったい何なのかを考察する。
15週 個人と社会──「ともに生きる」を考える 現代社会の問題と関連して、個人と共同体の関係がどうあるべきかを問い直す。
16週 前期末試験
(17週目は試験答案の返却と解説及びポートフォリオの記入)
試験の実施

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合60005035100
基礎的能力4000502065
専門的能力2000001535
分野横断的能力0000000