総合社会Ⅲ

科目基礎情報

学校 都城工業高等専門学校 開講年度 平成28年度 (2016年度)
授業科目 総合社会Ⅲ
科目番号 0016 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 電気情報工学科 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 三浦軍三他著 『政治・経済』 第一学習社
担当教員 田村 理恵

到達目標

1) 基本的な政治・経済用語を理解し、使用できるようになる。
2) 現代の政治についての知識を持ち、判断力を養う。
3) 現代の経済のしくみについての知識を持ち、判断力を養う。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1政治と経済は相互に関係しており、その用語も不可分であることが分かっており、その相互の関係を理解している。グローバル化している現代においては経済も国内の対応だけでは問題を解決できず、企業においても国際的な視点が欠かせないことを理解している。基本的な政治及び経済の用語が分かる。
評価項目2近年では様々な問題が一国では解決することが難しく、国際政治が重要になっていること、それにともなう国際協調の重要性を理解している。日本の現在の民主政治を作った経緯を理解し、他国の政治の仕組みが分かっている。基本的な現代政治のしくみが分かる。
評価項目3グローバル化している現代においては経済も国内の対応だけでは問題を解決できず、企業においても国際的な視点が欠かせないことを理解している。現在日本が抱えている経済の問題点が分かる。基本的な経済システムが分かる。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育目標・サブ目標との対応 3-2 説明 閉じる

教育方法等

概要:
 広い視野に立って民主主義の本質に関する理解を深め、現代の政治、経済、国際関係について客観的に理解する。さらに、それらにそれらに関する課題について主体的に考察することによって、公正な判断力を養い良識ある市民として必要な能力と態度を育てる。
授業の進め方・方法:
基本的に講義方式で行う。
注意点:
1) 自分でノートをしっかり取ること。
2) 提出期限は守ること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 授業計画の説明 授業の目標を理解する。
2週 政治と法の機能 民主政治の本質を理解し、自分たちの生活との関わりを確認する。
3週 人権保障と法の支配(1) 基本的人権が確立するまでの歴史と法の支配の考え方を理解する。
4週 人権保障と法の支配(2) 基本的人権が確立するまでの歴史と法の支配の考え方を理解する。
5週 議会制民主主義と世界の政治体制 現代日本の政治体制と世界の典型的な政治体制を比較し、理解する。
6週 日本国憲法の基本原理 日本国憲法の成立過程を理解し、憲法の持つ意味を考察する。
7週 平和主義と自衛隊 日本の安全保障について考察する。
8週 前期中間試験 これまでの理解を確認する。
2ndQ
9週 前期中間試験の解答
基本的人権の保障と新しい人権(1)
これまでの理解で不十分だった箇所を確認する。
10週 基本的人権の保障と新しい人権(2) 人権に関わる凡例を活用しながら、権利と義務について理解する。
11週 政党政治と選挙制度 選挙制度を理解し、政治へ参加する意識を高める。
12週 国際関係と国際法 国際社会がどのように形成されてきているのかを理解する。
13週 国際連合の組織と役割 国際連合の役割を理解する。
14週 国際紛争と難民問題 現在国際社会が抱えている問題の原因を理解する。
15週 前期末試験 これまでの理解を確認する。
16週 前期末試験の解答 これまでの理解で不十分だった箇所を確認する。
後期
3rdQ
1週 経済社会の発展 資本主義と社会主義をその成立過程から理解する。
2週 経済主体と経済活動 経済の私たちの生活への関係を理解する。
3週 市場経済の機能と限界 経済の指標を理解し、景気変動の要因や結果を考察する。
4週 経済成長と景気変動 経済の指標を理解し、景気変動の要因や結果を考察する。
5週 財政のしくみとはたらき 基本的な経済のしくみを理解する。
6週 金融のしくみと働き 基本的な金融のしくみを理解する。
7週 物価の動き 物価の動きの要因と物価安定のための施策を知る。
8週 後期中間試験
これまでの理解を確認する。
4thQ
9週 後期中間試験の解答
消費者問題
消費者の権利を理解し、現在の問題点を知る。
10週 高度情報社会の進展と課題
労働問題
情報化社会の利点と欠点を考える。労働者としての権利を理解し、今後社会人となった時に役立てる。
11週 社会保障制度の充実 日本の社会保障制度とその課題を理解する。
12週 国際経済のしくみ 国際貿易と国際収支および為替のしくみを理解する。
13週 国際協調と国際経済機関の役割 国際的な経済摩擦の解消のためのしくみを理解する。
14週 国際経済の諸問題と日本の役割 グローバル化の中での国際的な問題と日本が果たすべき役割を理解する。
15週 学年末試験 これまでの理解を確認する。
16週 学年末試験の解答 これまでの理解で不十分だった箇所を確認する。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合9000505100
基礎的能力550050565
専門的能力350000035
分野横断的能力0000000