卒業研究

科目基礎情報

学校 都城工業高等専門学校 開講年度 平成29年度 (2017年度)
授業科目 卒業研究
科目番号 0049 科目区分 専門 / 必修
授業形態 演習 単位の種別と単位数 履修単位: 10
開設学科 電気情報工学科 対象学年 5
開設期 通年 週時間数 10
教科書/教材
担当教員 御園 勝秀,濵田 次男,野地 英樹,鶴沢 偉伸,永野 孝

到達目標

1) 各研究室で設定されたテーマの実験方法などを理解して、計画的かつ自主的に活動できること。
2) 実験や理論で得られたデータの処理や考察ができる。
3) 論理的かつ分かりやすい報告書にまとめられること。
4) 論理的かつ分かりやすい口頭発表ができること。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安最低到達レベルの目安(可)
評価項目1各研究室での実験方法などを理解して、計画的かつ自主的に活動できる各研究室での実験方法などを理解して遂行できる各研究室での実験方法などを遂行することができる
評価項目2実験や理論で得られたデータの処理や考察が主体的にでき実験や理論で得られたデータの処理や考察ができる細かい指導を受けながら実験や理論で得られたデータの処理や整理ができる
評価項目3論理的かつわかりやすい報告書にまとめられる論理的な報告書にまとめられる細かい指導を受けながら報告書としてまとめられる
評価項目4論理的かつわかりやすい口頭発表ができる論理的な口頭発表ができる細かい指導を受けながら口頭発表ができる

学科の到達目標項目との関係

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教育方法等

概要:
卒業研究では、各教員の示す研究課題について計画・遂行・まとめを行い、問題解決に関する一連の流れを学び、技術者としての知識と技法を身につけることを目標としている。また、各人がこれまでに学んだすべての教科の理解を深め、課題の解決に応用できるようにすることを企画している。さらに、発表によるコミュニケーション能力、および卒業論文作成を通して学術的技術報告書の作成力を養成する。
授業の進め方・方法:
◎各研究室の主な研究課題
【強電系】
御園研究室: 光源と色彩に関する研究        永野研究室: 交流電動機のベクトル制御
濱田研究室: 統計量を用いた評価法の確立      野地研究室: 超電導電力ケーブルの実用化に関する研究
白濱研究室: Si表面の分子動力学シミュレーション  赤木研究室: 太陽電池用材料およびデバイスに関する研究
【弱電系】
鶴沢研究室: ネットワークを活用したシステムの実装
小森研究室: ニューラルネットワークモデルの構築に関する研究
田中研究室: CMOSアナログ集積回路の設計に関する研究
臼井研究室: 制御・計測・情報技術を活用した異分野連携に関する研究
迫田研究室: アンテナ信号処理に関する研究
注意点:
まずは、後期開始直後に行う中間発表に向けて、研究目的と達成目標等を明確にすること。また、学年末には研究内容をまとめて最終発表するとともに、卒業論文として提出すること。研究課題遂行のために、適宜、その進捗状況報告および今後の計画のための打ち合わせをするため、担当教員の指示に従い、その準備を行うこと。
各教員の指示するテーマに基づいて研究課題を設定し、これまで学んだ知識を基礎として、自主的、積極的に課題解決に取り組むこと。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス 卒業研究の進め方の概要を学ぶ
2週 事前調査・課題抽出・目標の設定 研究テーマの設定やテーマに関係する文献の調査を行う
3週 事前調査・課題抽出・目標の設定 研究テーマの設定やテーマに関係する文献の調査を行う
4週 事前調査・課題抽出・目標の設定 研究テーマの設定やテーマに関係する文献の調査を行う
5週 事前調査・課題抽出・目標の設定 研究テーマの設定やテーマに関係する文献の調査を行う
6週 計画の策定 研究目的に沿った研究計画を立てる
7週 計画の策定 研究目的に沿った研究計画を立てる
8週 計画の策定 研究目的に沿った研究計画を立てる
2ndQ
9週 実行(実験、理論、シミュレーション) 実験、理論、シミュレーションを計画通り行う
10週 実行(実験、理論、シミュレーション) 実験、理論、シミュレーションを計画通り行う
11週 実行(実験、理論、シミュレーション) 実験、理論、シミュレーションを計画通り行う
12週 実行(実験、理論、シミュレーション) 実験、理論、シミュレーションを計画通り行う
13週 実行(実験、理論、シミュレーション) 実験、理論、シミュレーションを計画通り行う
14週 実行(実験、理論、シミュレーション) 実験、理論、シミュレーションを計画通り行う
15週 実行(実験、理論、シミュレーション) 実験、理論、シミュレーションを計画通り行う
16週
後期
3rdQ
1週 中間発表準備
2週 中間発表
3週 中間発表を受けて計画の再策定
4週 実行(実験、理論、シミュレーション) 実験、理論、シミュレーションを計画通り行う
5週 実行(実験、理論、シミュレーション) 実験、理論、シミュレーションを計画通り行う
6週 実行(実験、理論、シミュレーション) 実験、理論、シミュレーションを計画通り行う
7週 結果の考察 実験、理論、シミュレーションの結果を受け考察を行う
8週 結果の考察 実験、理論、シミュレーションの結果を受け考察を行う
4thQ
9週 研究成果のまとめ 研究成果のまとめをおこなう
10週 研究成果のまとめ 研究成果のまとめをおこなう
11週 発表要旨の作成・提出 卒業研究発表の要旨を作成し提出する
12週 発表準備・練習 卒業研究発表に向けて準備、練習を行う
13週 卒業研究発表会
14週 卒業論文作成 卒業論文の作成を行う
15週 卒業論文作成・提出 卒業論文の作成を行う
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能相手の意見を聞き、自分の意見を伝えることで、円滑なコミュニケーションを図ることができる。4後15
相手を理解した上で、説明の方法を工夫しながら、自分の意見や考えをわかりやすく伝え、十分な理解を得ている。4後15
集団において、集団の意見を聞き、自分の意見も述べ、目的のために合意形成ができる。4後15
目的達成のために、考えられる提案の中からベターなものを選び合意形成の上で実現していくことができ、さらに、合意形成のための支援ができる。4後15
ICTやICTツール、文書等を基礎的な情報収集や情報発信に活用できる。4後15
ICTやICTツール、文書等を自らの専門分野において情報収集や情報発信に活用できる。4後15
現状と目標を把握し、その乖離の中に課題を見つけ、課題の因果関係や優先度を理解し、そこから主要な原因を見出そうと努力し、解決行動の提案をしようとしている。4後15
現状と目標を把握し、その乖離の中に課題を見つけ、課題の因果関係や優先度を理解し、発見した課題について主要な原因を見出し、論理的に解決策を立案し、具体的な実行策を絞り込むことができる。4後15
事象の本質を要約・整理し、構造化(誰が見てもわかりやすく)できる。4後15
複雑な事象の本質を整理し、構造化(誰が見てもわかりやすく)できる。結論の推定をするために、必要な条件を加え、要約・整理した内容から多様な観点を示し、自分の意見や手順を論理的に展開できる。4後15
態度・志向性(人間力)態度・志向性態度・志向性身内の中で、周囲の状況を改善すべく、自身の能力を発揮できる。 4後15
集団の中で、自身の能力を発揮して、組織の勢いを向上できる。4後15
日常生活の時間管理、健康管理、金銭管理などができる。常に良い状態を維持するための努力を怠らない。4後15
ストレスやプレッシャーに対し、自分自身をよく知り、解決を試みる行動をとることができる。日常生活の管理ができるとともに、目標達成のために対処することができる。4後15
学生であっても社会全体を構成している一員としての意識を持って、行動することができる。4後15
市民として社会の一員であることを理解し、社会に大きなマイナス影響を及ぼす行為を戒める。人間性・教養、モラルなど、社会的・地球的観点から物事を考えることができる。4後15
チームワークの必要性・ルール・マナーを理解し、自分の感情の抑制、コントロールをし、他者の意見を尊重し、適切なコミュニケーションを持つとともに、当事者意識を持ち協調して共同作業・研究をすすめることができる。4後15
組織やチームの目標や役割を理解し、他者の意見を尊重しながら、適切なコミュニケーションを持つとともに、成果をあげるために役割を超えた行動をとるなど、柔軟性を持った行動をとることができる。4後15
先にたって行動の模範を示すことができる。口頭などで説明し、他者に対し適切な協調行動を促し、共同作業・研究をすすめことができる。4後15
目指すべき方向性を示し、先に立って行動の模範を示すことで他者に適切な協調行動を促し、共同作業・研究において、系統的に成果を生み出すことができる。リーダーシップを発揮するために、常に情報収集や相談を怠らず自身の判断力をも磨くことができる。4後15
法令を理解し遵守する。基本的人権について理解し、他者のおかれている状況を理解することができる。自分が関係している技術が社会や自然に及ぼす影響や効果を理解し、技術者が社会に負っている責任を認識している。4後15
法令を理解し遵守する。研究などで使用する、他者のおかれている状況を理解できる。自分が関係している技術が社会や自然に及ぼす影響や効果を理解し、技術者が社会に負っている責任を認識し、身近で起こる関連した情報や見解の収集に努めるなど、技術の成果が社会に受け入れられるよう行動できる。4後15
未来の多くの可能性から技術の発展と持続的社会の在り方を理解し、自らのキャリアを考えることができる。3後15
技術の発展と持続的社会の在り方に関する知識を有し、未来社会を考察することができるとともに、技術の創造や自らのキャリアをデザインすることが考慮できる。3後15
総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力工学的な課題を論理的・合理的な方法で明確化できる。4後15
公衆の健康、安全、文化、社会、環境への影響などの多様な観点から課題解決のために配慮すべきことを認識している。4後15
クライアントの要求を解決するための設計解を作り出すプロセス理解し、設計解を創案できる。さらに、創案した設計解が要求を解決するものであるかを評価しなければならないことを理解する。4後15
クライアントの要求を解決するための設計解を作り出すプロセスを理解し、設計解を創案できる。さらに、創案した設計解が要求を解決するものであるかを評価しデザインすることができる。4後15

評価割合

卒論論文概要口頭発表態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合502525000100
知識の基本的な理解0000000
思考・推論・創造 への適応力0000000
汎用的技能0000000
態度・志向性(人間力)0000000
総合的な学習経験と創造的思考力502525000100