概要:
1 電気事業の発展の歴史を踏まえ、電気事業の現状を理解する。
2 電気工作物の保安を確保するための体制や技術基準の概要を理解する。
授業の進め方・方法:
【履修上の注意】
1 毎回の授業の終わりに、10問程度の小テストを行う。
・小テストによる成績評価比率が全体評価の30%を占めている。
・小テストは、教科書に記載の有無に関わらず、講義で説明した内容及び予習・復習を指示した範囲から出題する。
・毎回の講義をしっかりと聞くこと、及び自宅での予習・復習を確実に励行すること。
【事前に行う準備学習や自己学習】
1 毎回の授業時に、自宅学習する範囲を指示するので、自宅学習を励行すること。
授業の終わりに行う小テストの約半分を自宅学習範囲から出題する。
2 初回授業時には、教科書p1~9を自宅学習してくること。
初回の小テストの約半分をこの範囲から出題する。
注意点:
|
|
週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
授業計画・達成目標・成績の評価方法等の説明 1 主任技術者 1.1 主任技術者の責務及び資格取得方法 |
・主任技術者の責務及び資格取得方法を理解する
|
2週 |
2 総論 2.1 電気事業の事業的特質、エネルギー問題など
|
・電気事業の事業的特質、エネルギー問題の基本を理解する
|
3週 |
3 電力需給計画及び調整 3.1 電力需要と供給力
|
・電力需要と供給力の差が周波数変動につながることを理解する
|
4週 |
4 電気施設の建設と運用 4.1 電力系統と運用
|
・電力系統は周波数と電圧を規定値に維持するよう常に調整しなければならないことを理解する
|
5週 |
5 電気関係法令 |
・電気事業法の目的、電気事業について理解する
|
6週 |
5.1 電気事業法における電気保安体制 |
・電気保安確保の考え方について理解する
|
7週 |
6 電気工作物の技術基準
|
・電気設備技術基準及び電気保安四法について理解する
|
8週 |
6.1 用語の定義 |
・電気設備技術基準で使用される用語の定義を理解する
|
2ndQ |
9週 |
前期中間試験 |
|
10週 |
6.2 基本事項 (1) 接地工事
|
・電気設備技術基準の基本事項として、接地工事の概要を理解する
|
11週 |
(2) 開閉器及び過電流遮断器の施設、その他基本事項 |
・電気設備技術基準の基本事項を理解する
|
12週 |
6.3 発電所、変電所等の電気工作物 |
・発電所、変電所等の電気工作物設置の規制について理解する
|
13週 |
6.4 電線路 |
・電線路の種類と設置する際の規制について理解する
|
14週 |
6.5 電気使用場所の施設 6.6 電気鉄道 |
・電気使用場所の施設に対する規制、及び電食が発生する原理及び防止法を理解する
|
15週 |
7 技術者倫理 (技術者の責務は安全確保) |
・技術者の責務は公衆及び自分たちの安全確保であることを理解する
|
16週 |
試験答案の返却及び解説 |
試験問題の解説及びポートフォリオの記入、まとめ
|
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 工学基礎 | 技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史 | 技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史 | 説明責任、製造物責任、リスクマネジメントなど、技術者の行動に関する基本的な責任事項を説明できる。 | 3 | |
情報技術の進展が社会に及ぼす影響、個人情報保護法、著作権などの法律について説明できる。 | 3 | |
高度情報通信ネットワーク社会の中核にある情報通信技術と倫理との関わりを説明できる。 | 3 | |
環境問題の現状についての基本的な事項について把握し、科学技術が地球環境や社会に及ぼす影響を説明できる。 | 3 | |
国際社会における技術者としてふさわしい行動とは何かを説明できる。 | 3 | |
技術者の社会的責任、社会規範や法令を守ること、企業内の法令順守(コンプライアンス)の重要性について説明できる。 | 3 | |
技術者を目指す者として、諸外国の文化・慣習などを尊重し、それぞれの国や地域に適用される関係法令を守ることの重要性を把握している。 | 3 | |
全ての人々が将来にわたって安心して暮らせる持続可能な開発を実現するために、自らの専門分野から配慮すべきことが何かを説明できる。 | 3 | |
技術者を目指す者として、平和の構築、異文化理解の推進、自然資源の維持、災害の防止などの課題に力を合わせて取り組んでいくことの重要性を認識している。 | 3 | |