比較文化論

科目基礎情報

学校 都城工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 比較文化論
科目番号 0070 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 電気情報工学科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 後期:2
教科書/教材 第一学習社『グローバルワイド最新世界史図表』9784804053158
担当教員 田村 理恵

到達目標

1 ヨーロッパとアジアの考え方の違いを理解する。
2 それぞれの地域の文化には歴史的背景があることを理解する。
3 基本的な歴史的用語を理解し、使用できるようにする。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1ヨーロッパの考え方がわかり、それが私たちとどう違うのか理解し、相互理解に役立てることができる。ヨーロッパの基本的なモノの考え方が分かり、それがどのように世界に影響しているのかを説明できる。ヨーロッパとアジアの考え方の違いが分かる。
評価項目2地域によって事象の捉え方も異なっており、それは歴史的に長い時間をかけてつくられてきたものである事が理解できる。地域の特性とその要因となった歴史的事項が結びついている。基本的な地域の特性が分かる。
評価項目3歴史用語は同じでも、時代や地域によって多少の違いがあり、それが地域の特性になっていることを理解する。またそのような用語を使うことで比較の視点が出来ることを分かる。歴史的事件が、異なる地域、異なる時代でも、一般的な歴史用語を使うことで同じような出来事であることが理解できる。基本的な歴史用語が分かる。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
ヨーロッパ文明の源流である古代ギリシア、ローマの文化から、ルネサンスに至る文化と歴史を学ぶことによって、ヨーロッパで発達した社会の捉え方を理解する。それが現代の社会にどのように影響しているのか、アジアとどう違うのかを学ぶ。
授業の進め方・方法:
基本的に講義形式で行う。
注意点:
1 自分でノートをとり、自己学習として、必ず復習を行い基本的な語句を確認すること。
2 自己学習として、レポートや課題を課す。提出要領、期限を守って提出すること。
3 現代との関連を重視するので、現在世界で起こっている事象にも興味を持って、新聞などに目を通すこと。

ポートフォリオ

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 授業計画の説明
暦、歴史区分
授業計画、達成目標、成績の評価方法等の説明
世界の暦、歴史区分が分かる。
2週 1 古代
 1 メソポタミア、エジプト文明
古代ヨーロッパに大きな影響を与えた文明を理解する。
3週  2 古代ギリシア文明 古代ギリシア文明を理解する。
4週  3 古代ローマ(1) 古代ローマでの共和政の歴史と文化を理解する。
5週   古代ローマ(2) 古代ローマ帝国とキリスト教の成立を学ぶ。
6週 2 中世
 1 中世ヨーロッパの始まり
古代ローマ帝国の崩壊と中世への移行を学ぶ。
7週  2 中世ヨーロッパの社会 中世の封建社会とキリスト教の興隆を理解する。
8週 中間試験
4thQ
9週 試験の返却
試験答案の返却と解説、復習とポートフォリオの記入。
10週  3 封建社会の変質と教皇権の変容 中世の封建社会が変質していく過程を考察する。
11週  4 戦争と王権の強化 イスラームとの交流がヨーロッパに与えた影響を考察する。
12週  5 ヨーロッパの中世文化 ヨーロッパ中世のモノの考え方をまとめる。
13週 3 近世の始まり
 1 ルネサンス
ルネサンス文化を理解する。
14週  2 宗教改革 キリスト教の変化を理解する。
15週  3 主権国家の誕生 主権国家が誕生し、その考え方が世界に広まることを理解する。
16週 学年末試験
(17週目は試験答案の返却と解説及びポートフォリオの記入)
試験答案の返却と解説、復習とポートフォリオの記入。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合50005045100
基礎的能力3500503070
専門的能力1500001530
分野横断的能力0000000