卒業研究

科目基礎情報

学校 都城工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 卒業研究
科目番号 0078 科目区分 専門 / 必修
授業形態 演習 単位の種別と単位数 履修単位: 10
開設学科 電気情報工学科 対象学年 5
開設期 通年 週時間数 10
教科書/教材
担当教員 御園 勝秀,濵田 次男,野地 英樹,永野 孝,白濵 正尋,小森 雅和,赤木 洋二,田中 寿,臼井 昇太,丸田 要

到達目標

1) 各研究室で設定されたテーマの実験方法などを理解して、計画的かつ自主的に活動できること。
2) 実験や理論で得られたデータの処理や考察ができる。
3) 論理的かつ分かりやすい報告書にまとめられること。
4) 論理的かつ分かりやすい口頭発表ができること。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安最低到達レベルの目安(可)
評価項目1各研究室での実験方法などを理解して、計画的かつ自主的に活動できる各研究室での実験方法などを理解して遂行できる各研究室での実験方法などを遂行することができる
評価項目2実験や理論で得られたデータの処理や考察が主体的にでき実験や理論で得られたデータの処理や考察ができる細かい指導を受けながら実験や理論で得られたデータの処理や整理ができる
評価項目3論理的かつわかりやすい報告書にまとめられる論理的な報告書にまとめられる細かい指導を受けながら報告書としてまとめられる
評価項目4論理的かつわかりやすい口頭発表ができる論理的な口頭発表ができる細かい指導を受けながら口頭発表ができる

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
卒業研究では、各教員の示す研究課題について計画・遂行・まとめを行い、問題解決に関する一連の流れを学び、技術者としての知識と技法を身につけることを目標としている。また、各人がこれまでに学んだすべての教科の理解を深め、課題の解決に応用できるようにすることを企画している。さらに、発表によるコミュニケーション能力、および卒業論文作成を通して学術的技術報告書の作成力を養成する。
授業の進め方・方法:
◎各研究室の主な研究課題
【強電系】
御園研究室: 光源と色彩に関する研究        永野研究室: 交流電動機のベクトル制御
濱田研究室: 統計量を用いた評価法の確立      野地研究室: 超電導電力ケーブルの実用化に関する研究
白濱研究室: Si表面の分子動力学シミュレーション  赤木研究室: 太陽電池用材料およびデバイスに関する研究
【弱電系】
小森研究室: ニューラルネットワークモデルの構築に関する研究
田中研究室: CMOSアナログ集積回路の設計に関する研究
臼井研究室: 制御・計測・情報技術を活用した異分野連携に関する研究
丸田研究室: 自然言語処理に関する研究
注意点:
まずは、後期開始直後に行う中間発表に向けて、研究目的と達成目標等を明確にすること。また、学年末には研究内容をまとめて最終発表するとともに、卒業論文として提出すること。研究課題遂行のために、適宜、その進捗状況報告および今後の計画のための打ち合わせをするため、担当教員の指示に従い、その準備を行うこと。
各教員の指示するテーマに基づいて研究課題を設定し、これまで学んだ知識を基礎として、自主的、積極的に課題解決に取り組むこと。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス 卒業研究の進め方の概要を学ぶ
2週 事前調査・課題抽出・目標の設定 研究テーマの設定やテーマに関係する文献の調査を行う
3週 事前調査・課題抽出・目標の設定 研究テーマの設定やテーマに関係する文献の調査を行う
4週 事前調査・課題抽出・目標の設定 研究テーマの設定やテーマに関係する文献の調査を行う
5週 事前調査・課題抽出・目標の設定 研究テーマの設定やテーマに関係する文献の調査を行う
6週 計画の策定 研究目的に沿った研究計画を立てる
7週 計画の策定 研究目的に沿った研究計画を立てる
8週 計画の策定 研究目的に沿った研究計画を立てる
2ndQ
9週 実行(実験、理論、シミュレーション) 実験、理論、シミュレーションを計画通り行う
10週 実行(実験、理論、シミュレーション) 実験、理論、シミュレーションを計画通り行う
11週 実行(実験、理論、シミュレーション) 実験、理論、シミュレーションを計画通り行う
12週 実行(実験、理論、シミュレーション) 実験、理論、シミュレーションを計画通り行う
13週 実行(実験、理論、シミュレーション) 実験、理論、シミュレーションを計画通り行う
14週 実行(実験、理論、シミュレーション) 実験、理論、シミュレーションを計画通り行う
15週 実行(実験、理論、シミュレーション) 実験、理論、シミュレーションを計画通り行う
16週
後期
3rdQ
1週 中間発表準備
2週 中間発表
3週 中間発表を受けて計画の再策定
4週 実行(実験、理論、シミュレーション) 実験、理論、シミュレーションを計画通り行う
5週 実行(実験、理論、シミュレーション) 実験、理論、シミュレーションを計画通り行う
6週 実行(実験、理論、シミュレーション) 実験、理論、シミュレーションを計画通り行う
7週 結果の考察 実験、理論、シミュレーションの結果を受け考察を行う
8週 結果の考察 実験、理論、シミュレーションの結果を受け考察を行う
4thQ
9週 研究成果のまとめ 研究成果のまとめをおこなう
10週 研究成果のまとめ 研究成果のまとめをおこなう
11週 発表要旨の作成・提出 卒業研究発表の要旨を作成し提出する
12週 発表準備・練習 卒業研究発表に向けて準備、練習を行う
13週 卒業研究発表会
14週 卒業論文作成 卒業論文の作成を行う
15週 卒業論文作成・提出 卒業論文の作成を行う
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学電気・電子系分野電気回路電荷と電流、電圧を説明できる。4
オームの法則を説明し、電流・電圧・抵抗の計算ができる。4
合成抵抗や分圧・分流の考え方を用いて、直流回路の計算ができる。4
電力量と電力を説明し、これらを計算できる。4
交流電力と力率を説明し、これらを計算できる。4
RL直列回路やRC直列回路等の単エネルギー回路の直流応答を計算し、過渡応答の特徴を説明できる。4
RLC直列回路等の複エネルギー回路の直流応答を計算し、過渡応答の特徴を説明できる。4
電磁気電荷及びクーロンの法則を説明でき、点電荷に働く力等を計算できる。4
電界、電位、電気力線、電束を説明でき、これらを用いた計算ができる。4
ガウスの法則を説明でき、電界の計算に用いることができる。4
導体の性質を説明でき、導体表面の電荷密度や電界などを計算できる。4
誘電体と分極及び電束密度を説明できる。4
静電容量を説明でき、平行平板コンデンサ等の静電容量を計算できる。4
コンデンサの直列接続、並列接続を説明し、その合成静電容量を計算できる。4
静電エネルギーを説明できる。4
磁性体と磁化及び磁束密度を説明できる。4
電磁誘導を説明でき、誘導起電力を計算できる。4
電子工学原子の構造を説明できる。4
パウリの排他律を理解し、原子の電子配置を説明できる。4
結晶、エネルギーバンドの形成、フェルミ・ディラック分布を理解し、金属と絶縁体のエネルギーバンド図を説明できる。4
金属の電気的性質を説明し、移動度や導電率の計算ができる。4
電力三相交流における電圧・電流(相電圧、線間電圧、線電流)を説明できる。4
電源および負荷のΔ-Y、Y-Δ変換ができる。4
対称三相回路の電圧・電流・電力の計算ができる。4
変圧器の原理、構造、特性を説明でき、その等価回路を説明できる。4
半導体電力変換装置の原理と働きについて説明できる。4
電力システムの構成およびその構成要素について説明できる。4
電力品質の定義およびその維持に必要な手段について知っている。4
電力システムの経済的運用について説明できる。4
水力発電の原理について理解し、水力発電の主要設備を説明できる。4
火力発電の原理について理解し、火力発電の主要設備を説明できる。4
原子力発電の原理について理解し、原子力発電の主要設備を説明できる。4
その他の新エネルギー・再生可能エネルギーを用いた発電の概要を説明できる。4
電気エネルギーの発生・輸送・利用と環境問題との関わりについて説明できる。4
計測指示計器について、その動作原理を理解し、電圧・電流測定に使用する方法を説明できる。4
倍率器・分流器を用いた電圧・電流の測定範囲の拡大手法について説明できる。4
A/D変換を用いたディジタル計器の原理について説明できる。4
有効電力、無効電力、力率の測定原理とその方法を説明できる。4
電力量の測定原理を説明できる。4

評価割合

卒論論文概要口頭発表態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合502525000100
知識の基本的な理解0000000
思考・推論・創造 への適応力0000000
汎用的技能0000000
態度・志向性(人間力)0000000
総合的な学習経験と創造的思考力502525000100