分析化学実験

科目基礎情報

学校 都城工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 分析化学実験
科目番号 0007 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 物質工学科 対象学年 1
開設期 後期 週時間数 4
教科書/教材 実験書配布、参考書:分析化学、阿藤質(培風館)4563040320
担当教員 野口 太郎,平沢 大樹

到達目標

1)初歩的な器具の取り扱い方を修得する。
2)使用する薬品の性質を理解し、取扱い方を学ぶ
3)使用する物質の特性を理解し、定性的に分析できる。
4)使用する物質の特性を理解し、分離・検出できる。
5) 実験を適切にまとめてレポートとして報告することができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安       A標準的な到達レベルの目安       B未到達レベルの目安     C(学生記入欄) 到達したレベルに〇をすること。
評価項目1薬品と器具を効率的に使用し、実験操作をスムーズに行うことができる。薬品や器具を安全に取り扱う事ができる。教員の指導下であれば薬品や器具を取り扱うことができる。  A ・ B ・ C
評価項目2物質の性質を十分に理解し、操作ごとに結果の確認と考察が行える。物質を定性的に分析し、結果を考察できる。教員の指導下であれば物質の性質を分析できる。  A ・ B ・ C
評価項目3物質の性質を十分に理解した上で、分離と検出を行い、操作ごとの結果について考察することができる。物質を分離・検出し、その結果を考察できる。教員の指導下であれば物質を分離・検出できる。  A ・ B ・ C
評価項目4レポートが論理的にまとめられ、十分な考察がなされている。実験内容と考察をレポートにまとめることができる。教員の指導下であれば、レポートをまとめることができる。  A ・ B ・ C

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 1-1 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 2-3 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 4-2 説明 閉じる

教育方法等

概要:
それぞれの物質に適した分析方法の習得を行う。専門分野の学習上必要な基礎的知識と技術を身につける。
授業の進め方・方法:
・事前に使用薬品と器具の取扱い方法を予習しておくこと。
・作業手順を事前に確認しておくこと。
注意点:

ポートフォリオ

(学生記入欄)
【授業計画の説明】実施状況を記入してください。

【理解の度合】理解の度合について記入してください。
      (記入例)ファラデーの法則、交流の発生についてはほぼ理解できたが、渦電流についてはあまり理解できなかった。
 ・前期中間試験まで: 
                                      
 ・前期末試験まで :
                                       
 ・後期中間試験まで:
                                       
 ・学年末試験まで :

                                       
【試験の結果】定期試験の点数を記入し、試験全体の総評をしてください。
       (記入例)ファラデーの法則に関する基礎問題はできたが、応用問題が解けず、理解不足だった。
 ・前期中間試験 点数:      総評:                                       

 ・前期末試験  点数:      総評:                                       

 ・後期中間試験 点数:      総評:                                       

 ・学年末試験  点数:      総評:                                       


【総合到達度】「到達目標」どおりに達成することができたかどうか、記入してください。
 ・総合評価の点数:      総評:                                       


-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
(教員記入欄)
【授業計画の説明】実施状況を記入してください。
  
  
【授業の実施状況】実施状況を記入してください。
  ・前期中間試験まで:  
                                     
  ・前期末試験まで :                                       

  ・後期中間試験まで:                                       

  ・学年末試験まで : 
        
                                
【評価の実施状況】総合評価を出した後に記入してください。
 
    

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 授業計画の説明
第四属陽イオンの基本実験
授業計画・達成目標・成績の評価方法等の説明
第四属陽イオンの性質を理解する。
2週 第四属陽イオンの分離・検出 第四属陽イオンの分離法を習得する。
3週 第四属陽イオンの分離法を習得する。 未知試料の検出方法を理解する。
4週 第五属陽イオンの基本実験 第五属陽イオンの性質を理解する。
5週 第五属陽イオンの分離・検出 第五属陽イオンの分離法を習得する。
6週 未知試料(第四属~第五属) 未知試料の検出方法を理解する。
7週 テーマ実験(リキッドキャンドルの製作) 炎色反応の応用を理解する
8週 (中間試験)
4thQ
9週 陰イオンの基本実験 陰イオンの性質を理解する。
10週 陰イオンの分離・検出 陰イオンの分離法を習得する。
11週 テーマ実験(マイクロカプセルの製作) 界面反応の応用を理解する。
12週 動植物細胞の顕微鏡観察 動植物細胞の構造を理解する。
13週 植物細胞の原形質流動の観察 原形質流動と細胞分裂を理解する。
14週 酵素の働き タンパク質の加水分解を理解する。
15週 テーマ実験(ペーパークロマトグラフィー) 分配クロマトグラフ法を理解する。
16週 学年末試験
試験答案の返却及び解説

試験問題の解説及びポートフォリオの記入

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎工学実験技術工学実験技術目的に応じて適切な実験手法を選択し、実験手順や実験装置・測定器等の使用方法を理解した上で、安全に実験を行うことができる。1
実験テーマの目的を理解し、適切な手法により取得したデータから近似曲線を求めるなど、グラフや図、表を用いて分かり易く効果的に表現することができる。1後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
必要に応じて適切な文献や資料を収集し、実験結果について説明でき、定量的・論理的な考察を行い、報告書を作成することができる。2後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
個人あるいはチームとして活動する際、自らの役割を認識して実験・実習を実施することができる。2後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
専門的能力分野別の工学実験・実習能力化学・生物系分野(実験・実習能力)化学・生物系分野(実験・実習能力)到達目標2
使用する試薬の危険性を理解し、適切に取り扱うことができる。2
実験廃液の分類方法を理解し、適切に処理できる。2
安全を意識して実験に取り組み、災害時の対応について説明できる。2
実験の目的・理論・操作方法を説明できる。2
実験データを正しく取り扱うことができる。2
適切な構成と文章でレポートを作成できる。2
適切な方法を用いて定性及び定量分析ができる。2
分野横断的能力基盤的資質・能力主体性主体性自分が果たすべき役割や行動について認識できる。1
自分が果たすべき役割や行動を実践できる。1
自己管理と責任ある行動自己管理と責任ある行動自分に求められる役割や行動を把握し、確認できる。1
やるべきことを実行するための具体的行動や計画を考えることができる。1
自分に求められる役割や行動を実践し、その過程や結果の振り返りができる。1
創造性・デザイン能力創造性創造性多角的な視点から事象を分析し、対応すべき問題を定義できる。1
様々な知識を統合的に活用しながら、あらかじめ答えが与えられていない問題に対する解決方法を考えることができる。2
エンジニアリングデザイン能力エンジニアリングデザイン能力種々の制約条件の下で、複数の解決方法について検討し、工学的視点から判断した最適解を提示できる。1

評価割合

定期試験レポートその他合計
総合評価割合10855100
知識の基本的な 理       解540045
思考・推論・創造 へ の 適 応 力525030
汎用的技能0000
態度・志向性 (人間力)0055
総合的な学習経験 と創造的思考力020020