総合社会Ⅲ

科目基礎情報

学校 都城工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 総合社会Ⅲ
科目番号 0046 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 物質工学科 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 東京書籍『地理A』9784487165193、帝国書院『標準高等地図-地図でよむ現代社会-』9784807162093
担当教員 田村 理恵

到達目標

1) 基本的な地理用語を理解し、使用できるようになる。
2) それぞれの地域の特徴を地理的観点から理解する。
3) 現在起こっている問題には背景があり、地域によって考え方が異なることを理解し、課題の解決を考える。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安       A標準的な到達レベルの目安       B未到達レベルの目安     C(学生記入欄) 到達したレベルに〇をすること。
評価項目1地理的条件により、そこに住む人々の生活が大きく左右されていることを理解できる。地理用語を使い、地形の特徴を説明することができる。基本的な地理用語が分かる。  A ・ B ・ C
評価項目2地域によって事象の捉え方も異なっており、それは長い時間をかけてつくられてきたものであることが理解できる。それぞれの地域の特性が地理的条件によって規定されていることが分かる。それぞれの地域の特性が分かる。  A ・ B ・ C
評価項目3世界で問題となっている事象について、自分なりに考え、実際に行動することができる。世界で問題となっている事象の捉え方が地域で異なっていることを理解できる。世界で問題となっている事象が分かる。  A ・ B ・ C

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 3-1 説明 閉じる

教育方法等

概要:
世界がどのような過程を経て、現在の姿をとっているのかを理解する。現代世界の諸課題を地域性や歴史的背景、日常生活との関連を踏まえて考察し、現代社会の地理的認識を養う。
授業の進め方・方法:
基本的に講義形式で行う。
注意点:
1) 自分でノートをしっかり取ること。
2) 提出期限は守ること。
3) 現在の世界情勢に関心を持ち、その事実と背景を知ろうという姿勢で臨むこと。

ポートフォリオ

(学生記入欄)
【理解の度合】理解の度合について記入してください。
      (記入例)ファラデーの法則、交流の発生についてはほぼ理解できたが、渦電流についてはあまり理解できなかった。
 ・前期中間試験まで: 
                                      
 ・前期末試験まで :
                                       
 ・後期中間試験まで:
                                       
 ・学年末試験まで :

                                       
【試験の結果】定期試験の点数を記入し、試験全体の総評をしてください。
       (記入例)ファラデーの法則に関する基礎問題はできたが、応用問題が解けず、理解不足だった。
 ・前期中間試験 点数:      総評:                                       

 ・前期末試験  点数:      総評:                                       

 ・後期中間試験 点数:      総評:                                       

 ・学年末試験  点数:      総評:                                       


【総合到達度】「到達目標」どおりに達成することができたかどうか、記入してください。
 ・総合評価の点数:      総評:                                       


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(教員記入欄)
【授業計画の説明】実施状況を記入してください。
  
  
【授業の実施状況】実施状況を記入してください。
  ・前期中間試験まで:  
                                     
  ・前期末試験まで :                                       

  ・後期中間試験まで:                                       

  ・学年末試験まで : 
        
                                
【評価の実施状況】総合評価を出した後に記入してください。
 
    

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 授業計画の説明
第1編 現代世界の特徴と動向
授業計画・達成目標・成績の評価方法等の説明
2週 第1章 地球儀や地図から捉える世界 地図の特徴を知り、時差、季節の仕組みを理解する。
3週 第2章 結びつく現代世界 現代社会における国家間のつながりを理解する。
4週 第2編 世界の生活・文化の多様性
第1章 世界的視野から見た自然環境と文化
 1 生活の舞台としての地形
地形と人々の生活との関連を考える。
5週  2 生活の舞台としての気候 各気候帯と人々の生活との関連を考える。
6週  3 生活の舞台としての文化 文化と社会、民族の関係を理解する。
7週  4 生活の舞台としての産業 産業の分布について理解する。
8週 第2章 諸地域の生活・文化と環境
 1 東アジアの生活・文化と環境
東アジアの地理を理解する。
2ndQ
9週 前期中間試験
試験の解答と解説で、不十分な理解であったところを確認する。
10週  2 東南アジアの生活・文化と環境 試験の解答と解説で、不十分な理解であったところを確認する。
東南アジアの地理を理解する。
11週  3 南アジアの生活・文化と環境 南アジアの地理を理解する。
12週  4 西アジア・北アフリカの生活・文化と環境 西アジア・北アフリカの地理を理解する。
13週  5 サハラ以南アフリカの生活・文化と環境 サハラ以南アフリカの地理を理解する。
14週  6 ヨーロッパの生活・文化と環境 ヨーロッパの地理を理解する。
15週  7 ロシアとその周辺諸国の生活・文化と環境 ロシアとその周辺諸国の地理を理解する。
16週 前期末試験
(17週目は試験答案の返却・解説及びポートフォリオの記入)
試験の解答と解説で、不十分な理解であったところを確認する。
後期
3rdQ
1週  8 北アメリカの生活・文化と環境 北アメリカの地理を理解する。
2週  9 中部・南アメリカの生活・文化と環境 中部・南アメリカの地理を理解する。
3週  10 オセアニアの生活・文化と環境 オセアニアの地理を理解する。
4週 第3編 深刻化する地球的課題とその解決策
第1章 地図で読み解く地球的課題
地球的花壇の連関を理解する。
5週 第2章 さまざまな地球的課題
 1 世界の資源・エネルギー問題
世界の資源・エネルギー問題を考える。
6週  2 世界の人口問題
 3 世界の食料問題
世界の人口問題と食料問題を考える。
7週  4 世界の都市問題 世界の都市問題を考える。
8週 後期中間試験 試験の解答と解説で、不十分な理解であったところを確認する。
4thQ
9週  5 世界の環境問題 試験の解答と解説で、不十分な理解であったところを確認する。
世界の環境問題を考える。
10週 第2章 持続可能な社会の実現をめざして 課題への国際的な取り組みを見る。
11週 第4編 身近な地域と地理的課題
第1章 身近な地域と地図
さまざまな地図の役割を理解する。
地形図からさまざまな情報を読み取り、比べる。
12週 第2章 自然環境と防災
 1 日本列島の自然環境と自然災害
日本列島の特性を理解する。
13週  2 日本列島の自然災害と防災(1) 地震、津波、火山、土砂災害について考える。
14週  2 日本列島の自然災害と防災(2) 台風、都市型災害について考える。
減災、防災の考え方を理解する。
15週 第3章 生活圏の地理的な諸課題と地域調査 自分の住む地域の地理的課題を考える。」
16週 学年末試験
(17週目は試験答案の返却・解説及びポートフォリオの記入)
試験の解答と解説で、不十分な理解であったところを確認する。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学社会地理歴史的分野世界の資源、産業の分布や動向の概要を説明できる。3
民族、宗教、生活文化の多様性を理解し、異なる文化・社会が共存することの重要性について考察できる。3
近代化を遂げた欧米諸国が、19世紀に至るまでに、日本を含む世界を一体化していく過程について、その概要を説明できる。3
帝国主義諸国の抗争を経て二つの世界大戦に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、平和の意義について考察できる。3
第二次世界大戦後の冷戦の展開からその終結に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、そこで生じた諸問題を歴史的に考察できる。3
19世紀後期以降の日本とアジア近隣諸国との関係について、その概要を説明できる。3
現代社会の考察現代社会の特質や課題に関する適切な主題を設定させ、資料を活用して探究し、その成果を論述したり討論したりするなどの活動を通して、世界の人々が協調し共存できる持続可能な社会の実現について人文・社会科学の観点から展望できる。3
工学基礎グローバリゼーション・異文化多文化理解グローバリゼーション・異文化多文化理解それぞれの国の文化や歴史に敬意を払い、その違いを受け入れる寛容さが必要であることを認識している。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合85005010100
基礎的能力5000501065
専門的能力350000035
分野横断的能力0000000